【春に咲く花木】ハナミズキの花はどれ?季節ごとの魅力を紹介!
金子三保子
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ハナミズキ
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「ハナミズキ」
ハナミズキは、ミズキ科の落葉樹。花だけでなく、新緑、青葉、秋の赤い実や紅葉、美しい樹形。一年を通して見どころ豊富で、シンボルツリーや庭木として人気です。ハナミズキの花の特徴や一年の生長の様子をご紹介します。
目次
ハナミズキの花の特徴
ハナミズキの花に見える4枚の花弁は、正式には花弁ではなく、葉が変形した総苞(そうほう)※です。実際の花は中央に集まる黄色い部分。かわいい小さな花が集まって咲き、本当の花の花弁も4枚です。写真は最初の花が咲いたところです。
総苞を鑑賞する花のため、花が長持ちするのもハナミズキの特徴のひとつ。丈夫で管理が楽、強風が吹いても散ったりしないのも庭木や街路樹として選ばれる理由のひとつかもしれません。
※総苞
花序(複数の花の集団)を保護するために存在する葉の部分
春夏秋冬のハナミズキ
春、夏、秋、冬…… 季節ごとのハナミズキの様子をご紹介します。
2月下旬のハナミズキ
伸びやかに広がる枝ぶりで、冬の姿も美しい木です。
2月下旬のハナミズキ
短く枝分かれした茎先についている丸いものがつぼみ。冬は小さな丸い粒のような状態です。
開花が近づいてきたハナミズキ
少しずつ膨らんできて色づいてきました。
開花直前は、総苞がくるんと花を包んで守っているようなかわいい形。これが開くと、いよいよ開花です。
剪定せずに自然樹形で育てると10m以上になります。花つきの良い木は一面真っ白に。桜もハナミズキも青空に映えますね。
美しいハナミズキの新緑。木の下からの眺めも絶品です。
木によって花つきにとても違いがあると感じたことはありませんか?
▼花つきに差が出る理由はこちらでご紹介しています。
秋のハナミズキ
周囲の木々より紅葉が始まるのが早いハナミズキ。東京都内だと10月の半ばくらいには色づき始めます。紅葉と同じ時期に実るつやつやとした赤い実は、発色の良い赤で華やかな雰囲気。毒性こそありませんが、食用には不向きだそうです。
紅葉の時期には翌年の花芽が確認できます。このあと落葉して一年が終わります。
以前は白かピンクの限られた品種ですが、最近は赤みが強いものや矮性品種などたくさんの品種が流通しています。3号ポットサイズから販売されていますが、もしポット苗で購入した場合はすぐに庭に植えず、数年間は鉢植えで育ててから庭におろすことをおすすめします。
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