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アロマティカスの育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
アロマティカス
学名

Coleus amboinicus
Plectranthus amboinicus
(シノニム)

英名
Cuban Oregano, Mexican Mint, Indian Borage, Spanish Thyme
別名・流通名
メキシカンミント、キューバンオレガノ
科名
シソ科
属名
コリウス属(プレクトランサス属)
原産地
インド~南アフリカ

アロマティカスの特徴

アロマティカスは、シソ科コリウス属の多肉質のハーブです。以前はプレクトランサス属でしたが、分類体系の見直しにより、現在はコリウス属とされています。

葉の表面は細かい毛で覆われており、触るとぷくぷくとした柔らかさと、ベルベットのような心地よい質感が楽しめます。「メキシカンミント」「キューバンオレガノ」という別名でも呼ばれるように、爽やかな芳香があります。ミントやタイム、オレガノを思わせる爽やかな香りが特徴で、葉や茎に軽く触れるだけでもふわっと立ち昇ります。日本ではまだ観葉植物としてのイメージが強いですが、海外ではハーブとして肉・魚料理の臭み消しや香り付けに活用されています。

葉の密度が高く常緑でこんもりと茂るため、鉢植えや寄せ植えはもちろん、暖かい季節の花壇の縁取りやグランドカバーとしても重宝します。生長が早くすぐに大きくなりますが、定期的に剪定して姿を整えれば、好みのサイズでコンパクトに管理できます。また、剪定で落とした枝を挿し木にすれば、初心者でも簡単に増やすことが可能です。

アロマティカスの香り

アロマティカスは株が古くなって茎が木質化(硬い木のような状態になること)すると、香りが弱まる傾向があります。フレッシュな香りを長く楽しむには、定期的に挿し木を行って若い株を育てておくのがコツです。

主な利用方法

ドリンクに:葉を摘んで紅茶やソーダ、カクテル(モヒート風など)に浮かべる

料理の香り付け:肉料理や魚料理の臭み消しとして添える

メディカルハーブとして:海外では火傷や傷口のケアに用いられることもあります

アロマティカスの詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 10cm~50cm
耐寒性 弱い
耐暑性 普通

アロマティカスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
増やし方
剪定

アロマティカスの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと水はけの良い場所を好みます。日当たりが悪いと徒長してしまうため、日照の確保が必要です。ただし、夏の強い直射日光は葉焼けの原因となります。夏の強い西日が避けられるような場所を選んでください。

温度

最低気温が10℃を下回り始めたら、鉢植えを室内の日の当たる場所へ移動させましょう。

用土

多肉質の葉を持ち、乾燥気味を好む植物です。水はけの良い土壌に植え付けるようにしてください。鉢植えは、多肉植物用の培養土で問題なく育てられます。

アロマティカスの育て方のポイント

水やり

乾燥気味を好むため、水やりは控えめにしてください。長雨や高温多湿になる時期は、葉をすくなどして風通し良く管理するように心がけましょう。

肥料

生長期の4月~10月に希釈した液肥を施します。

病害虫

カイガラムシやナメクジの被害にあうことがあります。日々の手入れの際に確認し、見つけ次第駆除してください。

アロマティカスの詳しい育て方

選び方

葉の色が黄色くなっていないもの、節が詰まっているものが良い株です。徒長しているものや、株元にぐらつきがあるものは避けるようにしてください。

植え付け

植え付け適期は4月~6月と9月~10月です。真夏と真冬は株に負担がかかるので避けてください。

剪定・切り戻し

葉が混み合ってきたら、株元の葉や不要な枝を間引く「間引き剪定」を行います。特に梅雨前や夏前に風通しを良くしておくことで、高温多湿による蒸れを防ぎ、秋まで健康に育てることができます。

植え替え・鉢替え

植え付け適期は4月~6月と9月~10月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。

収穫

真冬を除き、基本的に通年いつでも必要な分だけ摘み取って収穫できます。

夏越し

高温多湿に注意が必要です。風通しの良い半日陰で管理し、蒸れを防ぎます。

梅雨前や夏の暑い時期に、込み合っている葉を剪定して風通しをよくすると健康な株で秋を迎えられます。

冬越し

耐寒性が低く、10℃以下になると落葉したり枯死したりします。気温が下がる前に室内の日当たりの良い窓辺へ移動させましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

 挿し木での増やし方

枝の先を2~3節程の長さでカットします。剪定した枝の場合は、元気そうな枝を使いましょう。

枝の先を2~3節程の長さでカットします。剪定した枝の場合は、元気そうな枝を使いましょう。

 

このように2~3節がついていることが目安です。剪定時に出た枝をそのまま使用してもよいでしょう。

このように2~3節がついていることが目安です。剪定時に出た枝をそのまま使用してもよいでしょう。

 

下葉を取ります。

下葉を取ります。

 

そのまま土に挿して水をたっぷり与えましょう。  半日陰の風通しのよい場所に置きます。2週間ほどで根付き始めます。土は水はけがよい観葉植物用か多肉植物用の土で大丈夫です。

そのまま土に挿して水をたっぷり与えましょう。

半日陰の風通しの良い場所に置きます。2週間ほどで根付き始めます。土は水はけが良い観葉植物用か多肉植物用の土で大丈夫です。

 

水の吸い上げが不安な時は、挿す前に水に20分ほど挿してから植えることをおすすめします。

水の吸い上げが不安な時は、挿す前に水に20分ほど挿してから植えることをおすすめします。

水挿しでの増やし方

アロマティカスは、水挿しで増やすこともできます。水挿しは日々の生長がとてもわかりやすいので、根の生長の様子を観察してみてください。

水挿し1週間後のアロマティカス。小さな根が出てきました。

水挿し1週間後のアロマティカス。小さな根が出てきました。

 

水挿しを始めて丸2週間経ってみると、根がいたるところから生えて伸びていました。

水挿しを始めて丸2週間。

 

しっかりと脇芽も生長してきました。

しっかりと脇芽も生長してきました。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部

LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。

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