おしゃれ野菜をベランダで育てよう!おすすめ秋冬栽培野菜3選
LOVEGREEN編集部
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春夏野菜の収穫も一段落つき、そろそろ秋冬野菜の予定を考える季節です。今年の秋冬は何を育てますか?
秋冬野菜の定番に飽きてしまったら、野菜といえどもきれいな野菜を育ててみませんか。お庭やベランダ菜園がひときわ華やかになる「育ててきれいな野菜3選」をご紹介します。
目次
おすすめしたいきれいな野菜
今回おすすめする野菜は全てアブラナ科の野菜です。アブラナ科の野菜の代表は、大根やカブ、キャベツにブロッコリーにチンゲンサイなど見た目も全く異なるバラエティーに富んだ野菜たちです。
中でも花蕾(からい)が肥大したアブラナ科野菜は、花にも負けない美しさで家庭菜園を彩ってくれること間違いなしです!ぜひ、みなさんが育てる秋冬野菜に取り入れてみてはいかがですか?
ロマネスコ
ブロッコリーやキャベツと同じ、アブラナ科アブラナ属の野菜のロマネスコの魅力は画像を見ていただくと一目瞭然!明確なフラクタル形状をもつといわれる形です。この幾何学の概念をもつ野菜がぐんぐん大きくなる姿は美しさそのものです。
ロマネスコは、花蕾(からい)の部分を食すため、野菜というカテゴリーだけでなく、エディブルフラワーの分野にも入る野菜です。野菜のお花を育てるので、菜園が華やかになります。最近ロマネスコはスーパーでも購入できるようになり認知度も上がってきていますが、まだまだこれから人気が出てくる野菜ではないでしょうか。
味はブロッコリーとカリフラワーを合わせたようでくせがなく、生でも食べられるため様々な料理に使用することができます。美しい形のロマネスコは、特別な日の料理に使っていただきたい野菜です。
※フラクタル構造…フランスの数学者ブノワ・マンデルブロが導入した幾何学の概念。簡単な形、式を繰り返して行うことで複雑さを形成し、それが自己相似性がみられるもの。
ロマネスコの育て方
植え付け:8月下旬~9月上旬
収穫:12月~1月
▼ロマネスコについて詳しくご紹介しています。
コールラビ
コールラビは、丸くコロンとした形が可愛らしい、ヨーロッパでキッチンガーデンによく植えられるとても人気のある野菜で、さきほどのロマネスコ同様に、アブラナ科アブラナ属の仲間です。コールラビの茎の部分が肥大化することにより、その部分を食べることができます。
ドイツ語で「コール」はキャベツ、「ラビ」はカブを示すことからも分かるように、カブのような食感です。コールラビを生で食べると、ブロッコリーやキャベツの芯よりも甘く瑞々しい、まるでリンゴのような爽やかな甘みに驚くほどです。なかなかお店で見かけないため、ぜひ育てて食べて欲しい野菜です。
コールラビの育て方
種まき:8月~9月
収穫:10月~12月
カリフラワー(赤)
カリフラワーは白やオレンジ、赤など、とてもカラフルな色合いが魅力の一つです。その中でも、今回おすすめしたいカリフラワーは赤です。秋冬野菜は春夏野菜に比べて白い野菜や緑、淡緑色の野菜が多いため、カリフラワー赤のような色合いは家庭菜園にとても良く映えます。
白いカリフラワーは葉を折り、直射日光を遮る「美白処理」をしなければ、白くならず黄ばんでしまいますが、赤いカリフラワーならば美白処理をしなくてもきれいな赤紫色になりますので作業も楽に済みますね。
カリフラワーの育て方
植え付け:8月下旬~9月上旬
収穫:12月頃
秋冬野菜の注意事項!植え付けは9月上旬まで
今回おすすめしたロマネスコ・コールラビ・カリフラワーの植え付けは、いずれも9月上旬までに済ませましょう(主に関東地方の温暖地)。
主な秋冬野菜の生育適温は20℃前後のため、冬の厳寒期における野菜の生育は鈍り、追肥や水やりをしても植物が養分を吸収できない時期に入ります。生育適温の日数を一日でも多くするため、植え付けは9月上旬までに済ませる必要があります。
「秋冬野菜の植え付けが1週間遅れると、収穫は1か月遅れる」といっても過言ではありません。
もし、収穫できたとしても、小ぶりな大きさになってしまいます。育てている野菜が、充分な日差しを浴び、生育に適した温度で一日も長く育ててあげましょう。
寒冷紗は必須アイテム
8月下旬~9月上旬の秋冬野菜を植え付けから、初期生育の時期として大切な11月頃まで、じつは害虫といわれる虫たちも活発に活動する時期です。ちょっと目を離したすきに、葉を丸ごと食害されたり、植え付けたばかりの苗の茎が食べられたりする被害に悩まされてしまします。植え付けた直後から寒冷紗などで苗を覆い、害虫の被害を防ぎましょう。
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