【タネまきから収穫まで】実録チャレンジ!タネから育てるベランダ菜園
LOVEGREEN編集部
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「採れたて野菜が食べたい!」ので、ベランダ菜園はじめました。
タネから育てても、短期間で収穫ができる野菜もあります。ベランダ菜園におすすめのタネから育てられる野菜の種類と育て方を簡単にまとめました。実際に育てた過去のしくじりから学んだ教訓もあります。参考にしてください。
目次
どれを育てる? タネから育てる人気野菜はこれ!
プランターと土と種があればできるベランダ菜園。ここで紹介する野菜はどれも比較的育てやすく人気の種類をピックアップしました。
ベビーリーフ
サラダにはもちろん、サンドイッチやおかずの付け合わせなどとにかくあれば便利なのがベビーリーフ。さっと使う分だけ収穫しても◎日の当たる場所なら室内でも栽培ができます。
ラディッシュ
採れたてをザブザブと水で洗って、丸かじりしたい。そんなこともベランダ菜園なら叶えられるんです。葉まで美味しくご飯のお供になります。たくさん取れたらピクルスにしても。
バジル
ピザ、パスタにガパオライス。国境を超えて愛されている人気者、バジル。フレッシュハーブティーとしても楽しめます。ジェノベーゼソースにして保存も可能。
イタリアンパセリ
栄養素が豊富なイタリアンパセリ。爽やかな香りで肉料理、魚料理から、スープに、生葉はサラダなど様々な料理にも使いやすいハーブです。
ミズナ
京都の冬野菜として親しまれている水菜。シャキシャキっとした食感でサラダや鍋など様々な料理で使えます。外葉から順次収穫することで、長い間収穫することができます。
ルッコラ
ゴマのような風味があり、多少辛みも感じます。若い葉をサラダに入れて食べると大変美味しく、その他おひたしや炒め物、肉料理の付け合せなど、用途は幅広いです。
ベランダ菜園に必要なもの
育てる野菜は決まりましたか? ここからは実践へ近づきます。まずは揃えておきたいアイテムと、役立つアイテムをまとめました。
マストアイテムは4つ
プランター、タネ、土、ジョウロ
不織布のプランターがおすすめな理由
何と言っても、使用後が楽! 使い終わったら可燃ゴミに分別ができます。見た目も庭やベランダで浮くことなく使いやすいです。
必要なものが揃った栽培セットもおすすめです。重たい土も運ばないでいいのはうれしい。
ジョウロはシャワー状に水が出るタイプがおすすめ
ドバッと水が出るとせっかく巻いたタネが流れたり埋もれたりしてしまいます。サーっと優しい水が出るようハス口付きのジョウロを使いましょう。
あると良いのはこの2つ
肥料
追肥は準備しておくと◎土に最初から肥料が入っている場合でも栄養は減ります。美味しい野菜が育つためには栄養は大事です。
寒冷紗または防虫ネット
皮肉なことに、葉に虫がつくことがあります。虫から葉を守るために寒冷紗をかけると◎
ベランダ菜園スタート!タネからの育て方
というわけで、やります。撒きます。今回のチョイスはルッコラ&ミズナ。ルッコラが好きなんです。
今回はこのタネでチャレンジ。その名もスピーディーベジタブル。短期間で収穫が目指せそう。
ちなみに我が家の栽培環境です。
・都内賃貸マンション1F 南向き
・ベランダ兼庭に近い
です。参考にしてください。
土を鉢にIN ウォータースペースを作る
鉢の8分目くらいまで土を入れます。水やりの時に土が溢れて溢れないため上から5cmくらいは開けます。
タネをまくよ
タネは見ての通り、細かい。うっかり落とすことも。(この撮影、実際に中何粒か落としてます)慎重に。
タネのまき方は「バラまき」と「スジまき」2通りあるんです。ルッコラはバラまきします。
まき終わったらうすーく土を被せます。
やさしく水やり
水やりをしてタネまきの完了です。優しくと書いておきながら、どう見ても激しい。水やりはやさしくで。(よかったら最後のNGカットもご覧ください)
置き場所は?
雨が当たらない日のよく当たる場所で管理します。発芽するには適した気温があるので寒い時期は室内の日が当たる場所で発芽を待つのもありですね。
随時更新 タネからの栽培記録
タネまき4日後(4月6日)
前日が結構寒かったので室内の窓辺に移動。4日目の朝、ルッコラ、ミズナどちらも発芽しています。
写真はルッコラの発芽です。やった!
タネまき6日後(4月8日)
しっかりと発芽してきました。ルッコラはもっと日が入るよう、鉢を折り曲げました。ルーツポーチはこういうところが便利ですね。
そして登場。防虫ネットです。包んでクリップで挟んでみる。
これで虫には食べられないはず。どんどん育っておくれよ。
タネまき17日後(4月17日)
だいぶ育ってます。とはいえ、4月にしては気温が低かったり、天候不良が続いたりのせいかいまいち成長が遅くひょろひょろな印象。ミズナの間引きにチャレンジ。
正直、これでいいのか?というくらいボロボロな見た目になってしまいました。果たしてどうなるのか。間引いた芽は洗って食べてみたところしっかりとミズナ!無事育っておくれよ。
タネまき28日後(5月1日)
もう終盤。途中で日当たりが足りないかも?と思い、普段は多肉植物を置いている日当たりいいポジションに移動してみて1週間。3日前にマグアンプKで施肥してみた。
もうだいぶ、ミズナ感出てきてる。防虫ネットのおかげか虫の被害もなしです。
こちらはルッコラ。間引きのタイミングに悩み続け、ここまできました。(このまま、いけるのではという淡い期待があったので……)さすがに間引くことにしました。
うう、やはり心苦しいぞ。
ちゃんと間引きできているのか怪しいですが、だいぶ間引いたことは確かです。軽く土寄せしました。
間引いた芽は洗って美味しくいただきました。ピリッとした辛味とゴマのような風味。ルッコラだ!
さあ、残り2日。どこまで大きくなるのでしょうか。
タネまき30日後(5月4日)
タネまきから、ついに30日目。
その様子を見てみましょう。ネットを外すと……
まずば水菜
ミズナ!ミズナです。どこから見てもミズナですよ。嬉しい!
サイズはまだ、人差し指くらい(約6.5cm)でした。もう少し大きくなるまで引き続き育てようと思います。
ルッコラ
2日前の間引きでは不安な姿になっていたルッコラ。すっかりルッコラになっている……!これも間引き効果なのかしら。
ミズナもルッコラもタネをまいた30日前からしばらく気温が低めだったこともあってか、最初の2週間くらいの生長が遅かった印象です。
しかし、気温が上がり、天気がいい日が増えてからはぐんぐんと育ちました。どちらもあと少し大きくしてから収穫します。とはいえ、30日ですっかり見たことのある野菜の姿。これは嬉しい!
<おまけ>ミズナは4/10に残りのタネをまく
家にあるものでなんとかできないかなと、プラスチック鉢をかき集めテープでくっつけて、タネをまいてみました。こちらは24日目。順調に育っていて先にまいたミズナより生長が早いです。やっぱり先にまいた方は寒かったのかなと思いました。
1ポットに数粒まいたので間引いていません。
30日まであと6日。これは30日で収穫できるのではないか?!と、ワクワク。スピーディーベジタブルは、確かにスピーディに収穫ができそうです。
タネまき40日後(5月14日)
すっかりミズナの姿。そろそろ収穫かしら。いやもう少し大きくしたいような……とはいえ、タイミングを逃し硬くなってもなあ。
意を決して、一部収穫することに。
株元をつまみ、根っこから抜きます。緊張。
収穫できました。ネットの効果か、虫の被害は0。これは嬉しい!
こちらは1週間遅れにまいた(4/10)ミズナ。気温が安定してからまいたからか、こっちの方が俄然成長が早いです。
もさもさしてきたので一緒に収穫することに。タネまきから33日で収穫です。
一部収穫しました。しっかりと洗って、根元を切って採れたてを味見。シャキシャキとして、美味。都内マンションの小さな庭でしっかりとミズナが収穫できました。
タネまき41日後(5月15日)
ルッコラもそろそろいいかなと思ったので、収穫することに。
ネットの中でもっさりとしてきてます。
あのヒョロヒョロで、どうなるのやらと思ったルッコラはしっかりと育ちました。
抜くのではなく、外葉を切って収穫にしてみました。こうすることで、まだ収穫を楽しめます。
サイズとしてはベビーリーフ。美味しそう。
今回の収穫は食べる分だけ。食べたい分だけ収穫できるのはいいですね。
朝食に採れたてルッコラを添えて。彩りも明るくなっていいぞ、ルッコラ。ルッコラを育てた理由としては生ハムと一緒に食べたかったんです。なので次は生ハムと一緒にいただこうと思うのでした。
そして、ミニトマトも自家製だったら……なんてことを考えるのでした。(育てるか、どうするか……)
しくじりから学んだ大事なこと
日々の管理についてです。私自身が今まで実際に何度かしくじったことです。今年はしくじらないぞ。
油断大敵。気がついた時には虫がいた
ラディッシュを育てていた時のこと。ぐんぐんと育ち、収穫をまだかまだかと楽しみにしていました。しかし、気づいたら白い線、線、線。そうです、ハモグリバエです。
この時私は防虫ネットでガードするということを知りませんでした。そしてラディッシュは食べることなく終了となりました。ああ、無念!
教訓:虫から守ろう!寒冷紗か防虫ネットでガードせよ
もったいないが逆効果。間引きしないでいた
発芽して、すくすく育つ芽。間引くだなんて……! 明日にしよう、そうしよう。ともったいない精神で間引けずにいたら……そうです。虫です。風通しが悪く野菜にとって悪い環境になっていたんでしょうね。結局今回も失敗で終了となりました。本当、無念!
教訓:収穫のためにも、間引きせよ
肥料、いるんだね
短期間で収穫なら、いけるっしょ!って甘くみてました。栄養不足で葉が黄色くなっていたり、うまく実らなかったり。追肥、大事です。適宜施しましょう。
教訓:肥料は容量、回数を守って適宜施そう
ベランダ菜園、色々学ぶことあります。日々育つ変化も楽しめて、美味しい野菜も食べらる。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
<収穫まで随時更新予定!>
おまけ NGカット
翌日の水やり。撮影に挑んだけれど、滝のようになってしまった。(実際はパラパラとやさしく水やりできました)
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