自分で育てたミラクルフルーツを食べてみよう！ 育て方もご紹介！

一度は耳にしたことがあるであろう酸っぱいものを甘く暗示させる果物、ミラクルフルーツ。今回は編集部員が実際に栽培しているミラクルフルーツを使って酸っぱいものを食べてみようと思います！

目次

• ミラクルフルーツとは
• ミラクルフルーツの味
• ミラクルフルーツの育て方
• ミラクルフルーツの花

ミラクルフルーツとは

酸っぱいものを甘く感じさせる果物がある、こんなことを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。にわかには信じがたいことですが、実際に西アフリカ原産の果樹に酸っぱいものを甘くさせる果物があります。

その名も、ミラクルフルーツ。このミラクルフルーツにはミラクリンというタンパク質が含まれており、口に含むと甘味を感じる味蕾（みらい：舌にある味を感じる部分）に結合します。このミラクリンが結合している状態で酸味のあるものを口にすると、ミラクリンと酸味の成分が結合して、甘味を感じる味蕾を活性化させる＝甘く感じさせる、というような働きをします。酸味を甘味に変化させるなんてまさにミラクルですね。

では実際に育てているミラクルフルーツを収穫して食べてみようと思います。

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実食！ ミラクルフルーツ

コーヒーチェリーのような、グミの実のような。

まずミラクルフルーツの実ですが、皮が赤く普通に美味しそうですね。食べる時に皮をむいてもいいですが、薄いのでそのまま食しても気になりません。というよりも、種が大きく可食部が少ないので、そのまま食べたほうがよいでしょう。

種は栗饅頭のような見た目。洗って植え付けると発芽することも。

では実際に食べてみましょう。なるべくミラクリンを舌全体につけたいので、2分ほど口の中で転がします。気になるお味ですが、これと言って特徴のあるものではありませんね。若干の甘味と青臭さがある位で、ミラクルフルーツ自体の味を楽しむものではなさそうです 笑

果肉の舌触りは少しねっとり感があって悪くないです。南国フルーツってこういう舌触りの多いよなぁ、と思わせるような、そんな感じです。

2分ほど経過したら種を吐き出して、酸っぱいものを食べてみましょう！

あるとなにかと便利な冷凍すだち。凍っても柔らかいので包丁で切れます。

今回は常備している冷凍すだちを齧ってみようかと。ちょうどシャーベットみたいな感じになって美味しそうじゃないですか。ちょっとドキドキしますが、一思いにかじってみます。

結果はいかに・・・

うーん、甘い 笑

もう普通にデザートですね。めちゃくちゃ甘い。ただ嫌な甘さではなく、むしろ上品な甘さです。すだちの香りがすーっと鼻に抜けていくのも心地よいですね。冷凍すだち、正解でした。

きちんと酸味は甘味になりつつ、香りやほのかな苦みといったものが残っているのがすごいですね。色々な酸っぱい果物を食べ比べてみるのもおもしろそうです。

ミラクリンの効果は30～60分ほど

ミラクリンはだいたい30～60分ほど持続効果があるようです。ただ、一気に酸っぱい飲み物や果物を食べることで舌に残ったミラクリンが流されると、もっと早くに効果が切れるので気を付けたいですね。

あとは甘味は逆に感じにくくなってしまうので、ミラクルフルーツを食べた後にソフトクリームを食べたりすると、ちょっぴり残念な感じになってしまいそうです。

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ミラクルフルーツの育て方

バラに使われるスリット鉢に赤玉土と軽いしで植え付け。黒いのは油粕。

実際に食べたミラクルフルーツですが、苗が流通しているので育てることができます。西アフリカ原産のため寒さに弱く、冬は暖かい場所で管理する必要がありますがそれ以外は水切れに気を付ければ育てやすい果樹かと思います。

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ミラクルフルーツの花

注意して見ないと気が付かないほど小さな花。つぼみのまま終わるのも多い気がする。

ミラクルフルーツの花はとても小さく、注意しないと気が付かないことが多いです。つぼみは茶色い袋のような状態ですが、白い花弁の花が突き出てきます。花弁は完全に開かず、中心から雌蕊が伸びてきます。

受粉に成功すると実ができます。最初は緑色なので、熟して赤くなるまで待ちましょう。

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酸味を甘味に変化させるミラクルフルーツ。想像以上に効果が高く、感じる甘味もとても上品で美味しいものでした。生育も旺盛で栽培も楽しい熱帯果樹です。気になる方は苗をみかけたらぜひ挑戦してみてくださいね。

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