12月24日の誕生花|ヤドリギ(宿り木)

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12月24日の誕生花は「ヤドリギ(宿り木)」です。「ヤドリギ(宿り木)」について、花言葉や基本情報、豆知識など気になる情報をご紹介!

 

12月24日の誕生花

12月24日の誕生花は「ヤドリギ(宿り木)」

「ヤドリギ(宿り木)」の花言葉は「困難に打ち勝つ」「忍耐」

 

ヤドリギ(宿り木)について|基本情報

科・属 ヤドリギ科・ヤドリギ属
和名 宿り木、寄生木
英名 mistletoe
学名 Viscum coloratum
原産地 日本、中国
開花期 2月~3月

 

ヤドリギ(宿り木)とは|種類や花と実の特徴と花言葉の由来

ヤドリギのちょっと残念な特徴は水落ちしやすいという点です。元々自力で水を吸い上げる力が弱いので、切り花で出回っているものはすぐに乾燥してパラパラと落ちてきてしまいます。乾燥しやすい特徴を生かしてドライフラワーにしたいところですが、乾燥すると葉も枝もバラバラに落ちてしまうので歯がゆいところです。

ヤドリギ(宿り木)は漢字で書くと、「宿り木」あるいは「寄生木」です。この名前はヤドリギの性質に由来するもので、他の樹木に寄生することから呼ばれるようになりました。

ヤドリギ(宿り木)は常緑で半寄生の灌木(かんぼく=低木)です。半寄生というのは、自分でも葉緑素を持っているため光合成ができますが、他の植物(寄生主)からも栄養を取って生長する植物のことを言います。ケヤキやブナ、ミズナラなどの落葉樹に寄生し、11月~2月ごろに実をつけ、2月ごろに花が開花します。雌雄が分かれている植物で、雄花と雌花があります。実は白、淡い黄色、オレンジなど、ヤドリギ(宿り木)の種類によって様々です。また、赤い実をつけるアカミヤドリギという種類もあります。

落葉樹が葉を落とし、辺り一面が真白な雪景色になった頃、空の青と雪の白だけの色彩の少ない世界でヤドリギ(宿り木)のグリーンは輝きます。色を無くした世界で冬の間も緑を絶やさないヤドリギ(宿り木)は、生命力と永遠の命を象徴する植物でした。寒さの中でも変わらず、樹の上の方に鎮座しているグリーンの球体のヤドリギは、さぞ神秘的に見えたことでしょう。

花言葉の「困難に打ち勝つ」は、寒さが厳しい冬でも青々と茂り、美しい実をつける姿からつけられたようです。

 

ヤドリギ(宿り木)の変わった繁殖方法

ヤドリギは冬になるとその神秘的な姿から注目を浴びますが、夏も存在しています。夏は宿主の樹木が葉を茂らせているせいもあって、気づかれにくいようです。冬に周りの樹が落葉したときにその姿を現します。ゲレンデで見たことはないでしょうか。雪山で宙に浮くように丸くグリーンの塊が見えるのは圧巻です。

ヤドリギ(宿り木)の果実は固い果皮に包まれていて、中の果肉は粘着質です。それを食べた鳥は、フンがねちょねちょとお尻から離れず気持ちが悪いので、お尻を樹の枝にこすりつけてフンを取ろうとします。この時にヤドリギ(宿木)の種もフンと一緒に樹の枝に付着し、無事に宿主を見つけて発芽に至るという仕組みです。寄生植物は繁殖方法として、胞子や種子を風に乗せて飛ばすものが多いので、ヤドリギ(宿り木)の繁殖方法は一風変わっていると言えます。

 

ヨーロッパに古くから伝わる言い伝え|ヤドリギ(宿り木)の下でキス

ヤドリギ(宿り木)は永遠を象徴する神聖な樹とされています。昔からヨーロッパでは、クリスマスツリーにヤドリギ(宿り木)の枝を飾る習慣がありました。

ヤドリギ(宿り木)にまつわる言い伝えの中でも特に有名なのが、「ヤドリギ(宿り木)の下に立っている女の子にはキスをしてもいい」というお話で、ヨーロッパに古くから伝わるものです。クリスマスパーティーの夜にヤドリギ(宿り木)の枝の下で、意中の男性が現れるのを待つなんてロマンティックですね。

▼その他にも様々な伝説が存在しています。

 

▼ヤドリギ(宿り木)の育て方

 

▼ヤドリギ(宿り木)の関連情報

 

▼366日誕生花一覧


▼前向きな花言葉一覧

 

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