フィッシュボーンカクタス(ジグザグカクタス)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
フィッシュボーンカクタス(ジグザグカクタス)
学名

Cryptocereus anthonyanus

英名
Fishbone cactus
科名
サボテン科
属名
エピフィルム属
原産地
メキシコ

フィッシュボーンカクタス(ジグザグカクタス)の特徴

魚の骨のような姿のフィッシュボーンカクタスはサボテンの仲間で、学名は「クリプトセレウス アントニヤヌス」といい、「ジグザグカクタス」「クジャクサボテン」「ムカデサボテン」「エピフィルムアングリガー」とも呼ばれています。高いところに置いたり、吊るして飾って楽しむことができることもあり、インテリアグリーンとして人気が高いです。月下美人に似ていて、初夏の夜に香りのいい美しい花を咲かせます。多肉質で、ギザギザの葉の形が特徴であり魅力的です。乾燥にも強いので、育てやすく初心者にもオススメの植物。株が大きくなると初夏には花も楽しめ、育てやすいため近年人気上昇中の植物です。

フィッシュボーンカクタス(ジグザグカクタス)の詳細情報

園芸分類 サボテン、エピフィルム(クジャクサボテン)
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 白、ピンク
開花時期 4月~6月頃
BARREL AMATERAS LED 20W
BARREL

フィッシュボーンカクタス(ジグザグカクタス)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料
開花

フィッシュボーンカクタス(ジグザグカクタス)の栽培環境

日当たり・置き場所

直射日光をさけた明るい室内か戸外の半日陰で管理します。風通しのよい場所がよいです。風通しが悪いと、病害虫の原因になります。日照不足になると葉先がひょろひょろと成長しますので、なるべく日には当てたほうが健康な株に育ちます。夏場の直射日光は葉が日焼けを起こしてしまうので注意して下さい。

温度

8度以下になる場合は室内に取りこんでの管理がよいでしょう。夜の窓辺は外気と同じ気温で気温も低くなりますので移動させましょう。気温が5度を切ると休眠期に入ります。休眠期の間は断水し、また暖かくなったら水やりを再開します。

用土

水はけのよいものがよいです。サボテン・多肉植物専門店での取り扱いの専用土や市販のサボテン・多肉植物の土でも可能です。

フィッシュボーンカクタス(ジグザグカクタス)の育て方のポイント

水やり

乾燥気味に育てます。土が乾いたら鉢底穴から流れるくらいジョウロでたっぷりと与えましょう。開花時に花びらに水がかかると痛むので気を付けましょう。
春・秋・・・午前中。土が乾いたらたっぷりと。
夏・・・夕方~夜。真夏は暑さで生育が鈍るので土の表面が乾いて1~2日して与えましょう。夏の午前中や昼間の水やりについては、昼間は気温が上がることにより、高温で株が蒸れる原因になります。
冬・・・休眠期。ほぼ断水します。低温時にあげることで根が傷んだり、根腐れの原因になります。気温が上がり、安定したら徐々に水やりを再開させましょう。

肥料

肥料は、花が咲き終わった7月いっぱいまで、10日に1回の間隔で液体肥料を与えます。植え替え時に緩効性化成肥料を少量与えてもよいでしょう。休眠期の冬は施しません。

病害虫

乾燥によってハダニが発生することもあります。ハダニは気温が高いところや乾燥している場所に発生します。暖かい時期に発生しやすく植物の葉から栄養を吸収して弱らせます。また、弱った植物はハダニの被害に遭いやすく、被害も大きくなりやすいです。数が増えて被害が大きくなってくると、葉緑素の不足によって光合成ができなくなり、生長不良になったり、植物自体が枯れていきます。カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。見つけたらすぐ取りましょう。

フィッシュボーンカクタス(ジグザグカクタス)の詳しい育て方

選び方

カイガラムシやハダニなどの害虫がついていないか確認しましょう。ひょろひょろのものより幅広のもので形に歪みや変色がなく、鉢と株のバランスが取れているものが良いです。グラグラとしたものよりしっかりと根がはり、ずっしりとしていて、色艶が良いものがよいでしょう。ただし、好みで選ぶ方も多い品種ですので、ご自身で良いと思った個体を選ぶと良いでしょう。

植え替え・鉢替え

適期は秋。苗は、鉢から株をひと回り大きな鉢に植え替えます。古い土は取り除きます。成株の場合は、株が十分成長した9月から10月が理想的です。 鉢の根がいっぱいになってきたら行ってください。だいたい2年に1度くらいの間隔です。植え替え後の水やりは1週間から10日後に与えましょう。

肥料は、花が咲き終わった7月いっぱいまで、10日に1回の間隔で液体肥料を与えます。植え替え時に緩効性化成肥料を少量与えてもよいでしょう。休眠期の冬は施しません。

冬越し

耐寒温度は5度。寒さには弱いので冬は室内の明るく暖かい所で管理します。(暖房の風が直接当たる所は避けましょう。)

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

葉挿しで増やすことができます。5~7月が適期です。葉を15cmくらいカットします。カットする時、ハサミは消毒してから使用し、使用後も消毒をしてから片づけましょう。新しい清潔な土に挿して、風通しのよい半日陰で管理しましょう。水やりは1週間から10日後にたっぷりと与えます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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