コニファーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ブルーアイス
植物名
コニファー
学名

総称のため該当なし

英名
Conifer
和名
コニファー
科名
マツ科、スギ科、イチイ科など多数
原産地
品種によって異なる

コニファーの特徴

コニファーとは、ゴールドクレストやヒノキ、スギなど、針葉樹の総称です。コニファーは、1つ種類を指すものではなく、科をまたいで多くの種類が含まれます。樹形も、スカイロケットのような狭円錐形、ゴールドクレストのような円錐形、他にも円筒形、球形、枝垂系、ほふく形などがあります。葉の色も、オーレアと呼ばれる明るいライムグリーン、濃いグリーン、銀葉と呼ばれる白っぽいグリーンや青みがかったグリーンなど、豊富です。サイズも、小型で鉢植えに向いているもの、大きくなる地植え向きのもの、どちらにも使えるものと用途も幅広くあります。寄せ植えや庭木、街路樹にとさまざまな用途で植栽されているのを見かけます。またクリスマスシーズンのリースやスワッグ作りの材料としてコニファーは欠かせません。

コニファーは、寒い地域を原産地とする種類が多く、夏の暑さが苦手です。日本の夏の高温多湿に耐えられないこともあります。同じ日本でも冷涼な地域では夏でも生き生きとしていることもあります。植え付ける際は、それぞれの特性を確認するとよいでしょう。

コニファーの詳細情報

園芸分類 コニファー
草丈・樹高 30cm~20m
耐寒性 品種による
耐暑性 品種による

コニファーの種類

ゴールドクレスト

ゴールドクレストは、ライムグリーンの葉が美しい品。、山椒に似た独特の香りと円錐形の樹形で知られます。寒さに強く、日当たりと水はけの良い環境を好みますが、高温多湿に弱いという特徴があります。

ブルーアイス

ブルーアイスは、銀白色の葉が美しい品種。狭円錐形の樹形は幅を取らないので、生垣などにも利用されます。最も香りが強く、丈夫で育てやすいとされています。

コルムナリスゴールド

コルムナリスグラウカ

コニファーの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
剪定

コニファーの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと水はけの良い場所を好みます。蒸れやすい場所や、夏の西日が当たるような場所は避けてください。

用土

水はけと通気性の良い土壌を好みます。

鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

コニファーの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは降雨にまかせます。特に乾燥が続くような時は、様子を見て水やりしましょう。

鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。

地植え、鉢植え共に、夏の日中の水やりは根に負担をかけます。早朝か夕方に行うようにしてください。

肥料

植え付け時に元肥を施していれば、その後は特に必要ありません。生育が悪くなってきたら、様子を見て与えます。

鉢植えは、3月と6月に緩効性肥料を施します。

病害虫

乾燥が続くとハダニが発生することがあります。葉にも水をかけるなどして予防をしてください。通気性は悪いと、葉が黒くなるスス病や、カビが原因の葉枯病にかかる心配もあります。適宜剪定を行い、風通し良く管理してください。

コニファーの詳しい育て方

選び方

葉がみずみずしく、樹形がすっきりとしたものを選びます。葉の先が茶色く変色している、葉が乾燥して萎れている、といったものは避けるようにしましょう。

植え付け

植え付けは、3月~4月、10月に行います。鉢は苗よりも一回り以上大きなものを選びます。地植えでは、苗の2~3倍の穴を掘り、苗の間隔をあけて植え付けましょう。

剪定・切り戻し

剪定は木に負担をかけないよう、7月~9月の猛暑の時期を避けて行いましょう。大きな剪定は3月~4月に、整えるような細かい剪定は10月に行います。

注意することは、葉がついていない箇所まで切り詰めないようにすることです。次の葉が出てこなくなってしまいます。

植え替え・鉢替え

植え替え適期は、3月~4月、10月です。根が詰まってきたら、数年に1度、一回り大きな鉢に植え替えます。

夏越し

鉢植えは、夏の西日が当たらない、風通しの良い場所に移動させましょう。

冬越し

寒さに弱い品種は、霜や雪が降りない場所に移動させてください。寒冷地では、根の凍結を防ぐためにマルチングを施すようにしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

品種によって異なります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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