カンパニュラ・アルペンブルーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
カンパニュラ・アルペンブルー
学名

Campanula poscharskyana

和名
星桔梗(ホシギキョウ)
別名・流通名
カンパニュラ・ポシャルスキアナ 、カンパニュラ・ポスカルスキアーナ
科名
キキョウ科
属名
ホタルブクロ属
原産地
クロアチア、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ

カンパニュラ・アルペンブルーの特徴

カンパニュラ・アルペンブルーは、キキョウ科の耐寒性常緑多年草です。初夏に淡い紫色の星形の花が無数に開花します。星形の花から、和名では星桔梗(ホシギキョウ)と呼ばれます。アルペンブルーは品種名で、花色は紫以に白やピンクがあります。カンパニュラ・ポシャルスキアナという学名で流通していることもあります。

カンパニュラ・アルペンブルーは、ほふく性で這うように生長します。環境に合えば次第に広がり、踏みつけないような場所のグランドカバーとして利用されています。垂れるように伸びる茎は、ハンギングや高さのある鉢に植えると、鉢からあふれるように花が開花し、魅力を生かすことができます。

高温多湿には弱いものの、基本的には性質は強く、繁殖力旺盛です。環境に合うとこぼれ種でも増えていきます。

カンパニュラ・アルペンブルーの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 15~30cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 紫、白、ピンク
開花時期 5月~7月

カンパニュラ・アルペンブルーの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花

カンパニュラ・アルペンブルーの栽培環境

日当たり・置き場所

カンパニュラ・アルペンブルーは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。高温多湿を嫌うため、真夏は半日陰程度になるような場所が最適です。雨が降ったあとにぬかるむような場所、夏に長時間西日が当たる場所は不向きです。

用土

水はけが良い土を好みます。

鉢植えは、市販の花と野菜の培養土で問題なく育ちます。

カンパニュラ・アルペンブルーの育て方のポイント

水やり

多湿に弱く、乾燥気味を好みます。

基本的に地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。日照りが続き、地面が乾燥している場合は与えましょう。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。

肥料

肥料が多すぎると弱ることがあるので過肥の必要はありません。

地植えは、自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花している土なら与えなくても栽培可能です。

鉢植えは、元肥を入れて植え付け、その後は生育に応じて春と秋に与える程度で十分です。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

カンパニュラ・アルペンブルーの詳しい育て方

選び方

葉色が美しく、株元まで葉がついた苗を選びましょう。アルペンブルーは品種名です。白花はアルペンホワイト、桃花はアルペンピンクの名で流通しています。

カンパニュラ・ポシャルスキアナは、ほかにも品種があります。それぞれ色などが若干違うので、こだわりのある方は見比べて購入するとよいでしょう。

植え付け

地植えは、春か秋が植え付け適時です。ほふく性で横に広がるように生長するので、株間は30cm程度取りましょう。

広がっていく性質を生かしてグランドカバーに利用できますが、踏みつけには弱いため、人の通り道になるような場所は避けます。

仕立て方

ほふく性で這うように伸びる性質を生かして、花壇の前側、グランドカバー、ハンギングなどに適しています。

剪定・切り戻し

花が終わったら全体的に切り戻して、すっきりとした状態で夏越しします。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、鉢の中が根でいっぱいになったら、一回り大きな鉢に植えるか、株分けを行いましょう。植え替えと株分けの適期は、春と秋です。

5月~7月に開花します。

夏越し

丈夫な性質なので、初年度の夏をうまく越せば放任で育ちます。

高温多湿に弱いため、花が一通り終わったら、株元でばっさりと切り戻し、風通しの良い状態にして夏越しさせます。鉢植えは、半日陰程度の風通しの良い場所に移動しましょう。

冬越し

温暖地では冬も常緑を保ちますが、寒冷地では葉を落とすことがあります。冬の間の生長は止まる又は穏やかで、春になると再び芽吹き始めます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けと種まきで増やすことができます。環境にあうとこぼれ種でも増えるほど繁殖力は旺盛です。これ以上増やしたくない場合は、花後、種をつける前に早めに切り戻し、株元付近でこぼれ種が発芽したら早めに整理するようにします。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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