アスチルベとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
アスチルベ
学名

Astilbe

英名
Astilbe
和名
チダケサシ
科名
ユキノシタ科
属名
アスチルベ属
原産地
東アジア、北アメリカ

アスチルベの特徴

アスチルベは日本の山野にも自生する多年草です。円錐形の花茎を伸ばし、ふわりとした小さな白やピンクの花をいっぱいに咲かせます。花壇でたくさんの花穂が風にゆれる姿はとても可憐です。

梅雨の時期から咲き始めますが、雨に当たっても花が傷みません。多湿に強いのはアスチルベの大きな特長。根腐れに気をつかう園芸品種が多い中、日本の気候にぴったり合ったアスチルベは育てやすさ抜群です。 寒さにも強く、多少日当たりのよくない場所でも花を咲かせてくれる丈夫な植物です。

耐陰性があるので、シェードガーデンに彩りを添えてくれる他、花が終わった後も冬まで葉をよく茂らせてくれるので、グランドカバーとしても使えます。

アスチルベの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 ~80cm程度
耐寒性 強い
耐暑性 普通
耐陰性 強い
花色 ピンク、白、赤など
開花時期 5月~9月

アスチルベの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
剪定
肥料
開花

アスチルベの栽培環境

日当たり・置き場所

アスチルベは落葉樹の下のような明るい日陰や日向を好みます。但し真夏の直射日光は葉焼けや株を傷めるの原因となります。夏期は株元が半日陰になるような場所がベストです。

用土

アスチルベは、水はけ良く保水性の良い土壌を好みます。植え付け時に腐葉土を混ぜておくと、花付きが良くなります。

アスチルベの育て方のポイント

水やり

アスチルベは湿り気のある環境を好みますので、表土が乾いたら、たっぷり与えましょう。

肥料

初春開花前と秋の花が終わった頃に有機肥料を与えます。

病害虫

春はアブラムシ、夏はヨトウムシがつきやすくなります。

アスチルベの詳しい育て方

選び方

春から初夏にかけてポット売りの苗が多く出回ります。アスチルベの苗は、葉がしっかりと繁っていて、つぼみのたくさんついたものを選びましょう。手頃な花の咲いている苗もあります。

植え付け

アスチルベの植えつけは、真夏と真冬を避け春か秋の暖かい日に行います。植え付け後はたっぷりと水を与えます。

間引き

アスチルベは株が込み合うと花つきが悪くなるので、地植えでも数年に1回は株分けをして整理します。

剪定・切り戻し

花がらはこまめに、摘み取ります。アスチルベは冬は地上部を枯らして越冬するので、地際から刈り取ります。

植え替え・鉢替え

アスチルベの鉢植えは、数年に一回植え替えます。植え替えは春か秋の暖かい日に行い、植え替え後は鉢底から水が流れてくるくらいたっぷりと与えます。

梅雨から秋にかけて、真夏は休みながら花を咲かせます。アスチルベは木洩れ日が入る程度の日陰でも花を咲かせます。

収穫

アスチルベは切花でも楽しめます。

冬越し

アスチルベは冬には地上部が枯れて休眠します。特に必要な冬越しの作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

アスチルベは株分けで増やせます。株分けは落葉した休眠期に行います。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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