オウバイ(黄梅)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- オウバイ(黄梅)
- 学名
Jasminum nudiflorum
- 英名
- Winter jasmine
- 和名
- 黄梅
- 別名・流通名
- 迎春花(ゲイシュンカ)
- 科名
- モクセイ科
- 属名
- ソケイ属
- 原産地
- 中国
オウバイ(黄梅)の特徴
オウバイ(黄梅)は、中国原産のモクセイ科の落葉低木。梅の花に似ていることが名前の由来です。枝垂れるように伸びた枝に梅に似た6枚花弁の花がつき、開花とともに早春の庭が華やかになります。
丈夫で育てやすく土質も特に選ばないため、古くから和風の庭木として人気があります。植物分類としてはジャスミンの仲間で、英名ではウィンタージャスミンと呼ばれています。また、早春に開花することから、中国名では迎春花(ゲイシュンカ)とも呼ばれます。
見た目がよく似ている植物に「ウンナンオウバイ」があります。ウンナンオウバイは、常緑で花弁の数がオウバイ(黄梅)より多いので見分けることができます。開花時期もオウバイ(黄梅)は梅が咲くころ、ウンナンオウバイは桜の咲くころに見ごろを迎える違いがあります。
オウバイ(黄梅)の詳細情報
園芸分類 | 庭木、落葉 |
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草丈・樹高 | 1~2m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 黄色 |
開花時期 | 2月~4月 |
オウバイ(黄梅)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
肥料 |
オウバイ(黄梅)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりが良い場所が適しています。日差しが足りないと花付きに影響します。耐寒性は、東北南部が北限です。寒風の通り道になるような場所への植え付けは不向きです。
枝垂れるように枝が広がる樹形のため、植え付けスペースにはある程度の広さが必要です。
用土
一般的な植物が育っている場所ならさほど土を選びません。
鉢植えは、花木用の培養土で栽培可能です。
オウバイ(黄梅)の育て方のポイント
水やり
地植えは、根付いてからの水やりは必要ありません。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。
肥料
自然の循環ができている肥えた土ならば、特に与えなくても毎年開花します。肥料が多すぎると、葉ばかり茂り、花付きが悪くなることがあります。地植えは、生育の様子を見ながら与えるか判断しましょう。
鉢植えは、お礼肥えとして開花後に緩効性肥料もしくは油粕などを施します。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
オウバイ(黄梅)の詳しい育て方
選び方
枝ぶりの美しい苗木を選びましょう。
植え付け
春か秋が植え付け適時です。
根鉢のサイズの2~3倍程度の幅と深さの穴を掘り、元肥として腐葉土や堆肥(もしくは緩効性肥料)を土に混ぜ込んで植え付けましょう。
植え付けたらたっぷりと水やりを行います。植え付け直後はぐらつきやすいため、しばらくは注意深く様子を見るようにしましょう。
剪定・切り戻し
花の後が剪定適時です。基本的には伸びすぎた枝を間引き、長い枝は切り詰めるように剪定します。刈り込む場合は、 前年の枝を10cmほど残して切り詰めます。枝先が地面に接地するとそこから新しい株ができてしまうため、増やしたくない場合は注意しましょう。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、2年に1回程度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
早春に他の木々に先駆けて開花します。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。