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ナツフジとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ナツフジ
植物名
ナツフジ
学名

Millettia japonica

和名
夏藤
別名・流通名
土用藤(どようふじ)
科名
マメ科
属名
ナツフジ属
原産地
日本

ナツフジの特徴

ナツフジは、マメ科ナツフジ属のつる性落葉低木。日本原産で、関東以西の本州、四国、九州に自生しています。ナツフジという名前は、フジに似ていること、花が夏に咲くという特徴に由来しています。土用藤という別名も同じく、土用の頃にフジに似た花を咲かせることによります。

ナツフジの葉は、色はグリーン、長さ15~20cm程度の羽状複葉で、フジによく似ています。花は、色はグリーンがかった白、一つ一つの花は直径1~1.5cm程度、長さ10~15程度の花序を下向きに咲かせます。花も葉も、フジを小ぶりにしたような姿をしています。山林で周囲の木々に絡みつきながら白い花を咲かせる様子が涼しげで美しい花です。山野草や盆栽でも人気があり、数は多くありませんが、流通もしています。あまり手をかけなくても、日当たりが良ければ次々と花を咲かせる、育てやすい花木です。

ナツフジの詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 1~3m
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 7月~8月

ナツフジの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
植え替え

ナツフジの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所を好みます。

寒冷地では鉢植えで管理し、冬は室内に取り込むか、霜を除けられる軒下などに移動させるようにしましょう。

用土

保水性と排水性の良い土壌で育てましょう。

鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

ナツフジの育て方のポイント

水やり

庭植えは、根付いてからは降雨に任せます。極端に乾燥が続くようなときは、様子を見て水やりしましょう。

鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりします。

肥料

根粒菌と共生関係にあり、土壌を肥沃にする性質なので、特に施肥の必要はありません。生育の様子が悪くなってきたら、様子を見て少しずつ施すようにしましょう。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

ナツフジの詳しい育て方

選び方

葉の色つやが良いもの、株元にぐらつきのないものを選びましょう。花芽が確認できれば、購入後すぐに花を楽しめます。

植え付け

植え付けは、落葉期の11月~12月、2月に行います。1月の厳寒期は、株に負担をかける心配があるので、避けた方がよいでしょう。落葉期は休眠しているので、根を傷つけないよう、優しく取り扱ってください。

それ以外の時期に植え替えを行うなら、真夏を避けた春か秋の暖かい日にしましょう。

植え付け後は、根と土をなじませるように、たっぷりと水やりを行います。

仕立て方

つるを伸ばして大きくなります。フェンスやトレリスなどに誘引してください。

剪定・切り戻し

落葉期に姿を整える剪定を行います。それ以外の季節も、つるが伸びすぎたり、暴れて気になるようなときは、適宜剪定を行ってください。

植え替え・鉢替え

鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えは、落葉期の11月~12月、2月に行います。1月の厳寒期は、株に負担をかける心配があるので、避けた方がよいでしょう。落葉期は休眠しているので、根を傷つけないよう、優しく取り扱ってください。

植え替え後は、たっぷりと水やりしましょう。

ナツフジ

ナツフジの花が咲くのは、7月~8月。フジを小ぶりにしたような、白い花を咲かせます。

冬越し

冬は、落葉して越冬します。寒冷地では、霜が当たらない場所に移動させるようにしましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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