シャリンバイとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
シャリンバイ
学名

Rhaphiolepis umbellata

英名
Yeddo Hawthorn、Indian Hawthorn
和名
車輪梅
別名・流通名
タチシャリンバイ
科名
バラ科
属名
シャリンバイ属
原産地
日本、中国、朝鮮

シャリンバイの特徴

シャリンバイは、光沢のある葉が特徴のバラ科の常緑低木です。初夏に咲く花にはほのかな香りがあり、秋から冬に黒い果実が実ります。車輪梅という名は、花が梅に似ているのと葉が枝先に車輪状につくことが由来とされています。葉の形が丸いマルバシャリンバイや細い葉のホソバシャリンバイなど、いくつかの品種があります。

丈夫な性質で刈り込みにも耐えるので、庭木のほか生垣としても利用されています。また、潮風にも耐える性質なので海岸に自生しているほか、排気ガスにも負けないため、交通量の多い街路樹や高速道路の中央分離帯などの植栽にも使われています。

シャリンバイの詳細情報

園芸分類 庭木、常緑
草丈・樹高 1~5m
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色 白、ピンク
開花時期 5月~6月

シャリンバイの種類

マルバシャリンバイ

基本種より丸い葉。

ホソバシャリンバイ

基本種より細長い葉。

ヒメシャリンバイ

シャリンバイの矮性種で花も葉も小さめ。

ベニバナシャリンバイ

ピンク系の花。品種によって色の濃さが違います。

シャリンバイの花言葉

シャリンバイの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
剪定

シャリンバイの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い場所が適しています。東北以南が植え付け可能エリアです。

用土

水はけが良く肥沃な土壌を好みます。

鉢植えは、市販の培養土で栽培可能です。

シャリンバイの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからの水やりは雨に任せて問題ありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

寒肥として、2~3月ごろに緩効性肥料もしくは有機質肥料(園芸用として市販されている固形の油粕など)を根元に施しましょう。

病害虫

害虫:カイガラムシ

病気:すす病

枝が混みあい風通しが悪くなると、カイガラムシが発生することがあります。その排泄物がすす病の原因となるため、風通し良く管理しましょう。

 

シャリンバイの詳しい育て方

選び方

種類がいくつかあり、花の色や葉の形、背丈が違います。好みの花色や葉の形の中から、葉の色がきれいで樹形のバランスの良い苗木を選びましょう。

植え付け

春か秋が植え付け適時です。根鉢のサイズの倍程度の幅と深さの穴を掘り、元肥として腐葉土や堆肥(もしくは緩効性肥料)を土に混ぜ込んで植え付けましょう。

植え付けたらたっぷりと水やりを行います。植え付け直後はぐらつきやすいため、しばらくは注意深く様子を見るようにしましょう。支柱を添えるのもよいでしょう。

剪定・切り戻し

生長が遅く、自然に樹形が整うため、定期的な剪定は必要ありません。剪定する場合は、夏には翌年の花芽の準備に入るので、開花後すぐに混み合った枝を中心に必要最低限の剪定を行いましょう。

シャリンバイ

5月~6月に開花します。

収穫

シャリンバイ

秋に黒っぽい実が結実し、秋から初冬にかけて実つきの枝ものとして流通しています。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木か種まきで増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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