パンパスグラスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- パンパスグラス
- 学名
Cortaderia selloana
- 英名
- pampas grass
- 和名
- シロガネヨシ(白銀葭・白金葭)
- 別名・流通名
- お化けススキ、西洋ススキ(セイヨウススキ)
- 科名
- イネ科
- 属名
- シロガネヨシ属
- 原産地
- 南米
パンパスグラスの特徴
パンパスグラスはイネ科の多年草で草丈が3mくらいまで生長します。夏の終わりから秋に、真直ぐに伸びた茎の先に魔女の箒のような穂を咲かせ、花穂だけでも50cmほどある姿は圧巻で、秋の優しい光が当たり輝いているように見える花穂は見ごたえがあります。
パンパスグラスの種類は、草丈3mくらいまで生長する品種からパンパスグラス’プミラ’など、高さ1~1.5m程度の矮性の品種もあります。また、葉に縞が入った、穂のない時期もオーナメンタルグラスとして楽しめる斑入り種もあります。
切り花としても流通していて、フラワーアレンジの秋の花材やドライフラワーとして利用されています。
パンパスグラスの詳細情報
園芸分類 | 芝・グラス |
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草丈・樹高 | 1~3m |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白、ピンク |
開花時期 | 9月~10月 |
パンパスグラスの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 |
パンパスグラスの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い場所を好みます。大きくなるので地植え栽培が適しています。矮性種でも1mほどになるので広いスペースを確保しましょう。
用土
水はけが良い土が適し、痩せ地でもよく育ちます。
パンパスグラスの育て方のポイント
水やり
根付いてからの水やりは雨に任せます。
肥料
過肥は好まないため、特に必要ありません。肥料が多すぎると葉ばかり茂り、花穂が上がらないことがあるので注意しましょう。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
パンパスグラスの詳しい育て方
選び方
葉に傷みのない苗を選びましょう。基本種の草丈は3m近くになりますが、矮性品種もあります。
植え付け
春から初夏と秋が植え付けの適時です。
剪定・切り戻し
次の新芽が出てくる前に前年の枯れた葉や花穂を切り戻します。
植え替え・鉢替え
春から初夏と秋が植え替えの適時です。
一般的には地植えでの栽培が適していますが、鉢植えで育てている場合は、鉢底から根が見えてきたら一回り大きな鉢に植え替えましょう。
花
夏の終わりから秋に白い大きな穂状の花を咲かせます。
収穫
秋の花材として流通し、生け花やドライフラワー、リース、スワッグなどの材料として利用されています。
切り花やドライフラワーとして利用する場合は、開花してすぐに剪定したほうが状態の良い花材になります。
冬越し
冬の間は地上部は枯れますが、ドライフラワーのように茶色くなって残り、立ち枯れた状態も見ごたえがあります。
耐寒温度は-3℃程度です。霜で根が傷むことがあるので心配な場合は地際で切り戻しマルチングを行います。
前年の茎を残している場合は、春に新芽が出る頃までに枯葉や花穂を整理しましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けは春の新芽が動き出したころに行います。