レモングラスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
レモングラス
学名

Cymbopogon citratus

英名
Lemon grass
和名
レモングラス
科名
イネ科
属名
オガルカヤ属
原産地
スリランカ、マレーシア

レモングラスの特徴

レモングラスはイネ科の多年草のハーブで、レモンの香りより若干甘い香りも感じるハーブです。ススキのような葉が1m前後に生長します。

レモングラス

見た目は地味なレモングラスですが、香りは癖がなく、受け入れられやすいハーブのひとつです。熱帯地方原産で耐寒性がないため、日本で露地で冬越しできるのは暖地エリアです。

レモングラスの詳細情報

園芸分類 ハーブ
草丈・樹高 100~150cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色
開花時期 7月頃

レモングラスの花言葉

レモングラスの使い方・利用法

フレッシュハーブやドライハーブとしてお茶や料理の香りづけや精油として利用されます。タイ料理のトムヤンクンの材料として使われることでも有名です。生でもドライでも利用できますが、香りに違いがあります。

ハーブウォーター

手軽に取り入れられる利用法としては、お茶、ハーブウォータなどです。また、レモングラス単品、もしくは他のハーブを組み合わせて砂糖で煮込むとシロップを作ることもでき、出来上がったシロップは炭酸水で割ってソーダにしたり、紅茶に入れる砂糖の代わりなど、様々なものに利用できます。

レモングラスで作る正月飾りの作り方

冬越しで刈り取ったレモングラスを使って作る正月飾りの作り方をご紹介します。

 

レモングラスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
開花
収穫

レモングラスの栽培環境

日当たり・置き場所

レモングラスは、日当たりと風通しが良い場所が適しています。

用土

水はけが良い土が適しています。

地植えは、すでに他の草花やハーブが育っている場所なら問題なく育ちます。

鉢植えは、ハーブ用の培養土で栽培可能です。

レモングラスの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてからは水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと水を与えましょう。

肥料

地植えは、植え付け前にあらかじめ堆肥をすきこんでおきましょう。

鉢植えは、ハーブ用の有機肥料を説明書に記載の頻度にそって与えましょう。

病害虫

目立った病害虫の害はありません。

レモングラスの詳しい育て方

選び方

レモングラスの苗は、春ごろから流通します。葉の色が良く、生き生きとした苗を選びましょう。

植え付け

レモングラスは非耐寒性のハーブです。地植えにする際は、遅霜の心配がなくなった初夏に植え付けましょう。

レモングラス

こちらは初夏に植えたポット苗の秋の状態です。適した環境に植えると、数か月で写真のような大株に生長します。隣の植物との間隔は広めにとりましょう。

東京などの平野部では、地植えで越冬できることもありますが、寒冷地では室内で越冬させます。5月から初夏までの気候の安定した時期に植え付けて、夏の間に大きく生長させた方が越冬できる確率が高まります。秋になってから購入した苗は、その年は鉢植えで育て、地植え栽培は翌年以降にしましょう。

剪定・切り戻し

冬前に地際から10cmほどの位置で剪定しましょう。フレッシュで使いきれないときは、2~3cmにカットし、乾燥させてドライハーブにすると冬の間も楽しめます。

植え替え・鉢替え

鉢植えは、一年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替えのタイミングで株分けをすることもできます。

レモングラスは、日本ではめったに花を見ることができません。環境にあうとまれに7月に花が咲くことがあります。

収穫

学名:Cymbopogon citratus 科名:イネ科 使用部位:葉 効果効能:レモングラスは柑橘系のような爽やかな香りが特徴です。レモングラスのハーブティーにはリフレッシュ効果や消化器系の不調を整える効果が期待できると言われています。

レモングラスは、用途に応じて2~3cmもしくは細かくカットして使います。葉の両脇は鋭いので、手を切らないようご注意ください。慣れてくれば手でちぎることもできますが、ハサミでカットすることをおすすめします。

収穫したレモングラスの葉は、そのまま置いておくと乾燥してしまいます。フレッシュのレモングラスとして利用したい場合は、その都度、剪定しましょう。フレッシュとドライでは、香りに違いがあります。好みによって使い分けましょう。

ハーブティーとして相性が良いのは、レモンバーム、レモンバーベナ、ミントなどです。そのほか紅茶の香りづけやハーブウォータなどの材料にもよく使われます。最近人気の青いお茶の材料、バタフライピーとレモングラスの組み合わせも人気です。

冬越し

レモングラスは非耐寒性のハーブで、気温が5度以上ないと確実に越冬はできないため、日本では暖地以外は室内で管理するのが一般的です。ただし、大株になっている場合は、株元で刈り込みをしてマルチングをするだけで越冬できる場合もあります。

場所や環境にもよりますが、葉が出てくるのは気温が安定して高くなってくる時期です。冬越しできたか、ダメだったかの判断は6月以降にするとよいでしょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

レモングラスは、株分けで増やすことができます。掘り上げた大株などを小分けにするとよいでしょう。

やり方は、葉を株元10cmくらいで剪定してから掘り上げます。大株になったレモングラスは、根が締まって固く、手で分けるのは難しいので、ハサミや切れ味の良い刃物などを使って株を切り分けましょう。切り分けたものを、それぞれポットに植え付けます。植え付け後、たっぷりと水を与えましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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