ストレリチア(極楽鳥花)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ストレリチア(極楽鳥花)
- 学名
Strelitzia
- 英名
- Strelitzia, Bird of paradise
- 和名
- 極楽鳥花(ごくらくちょうか)
- 科名
- ゴクラクチョウカ科
- 属名
- ゴクラクチョウカ属
- 原産地
- 南アフリカ
ストレリチア(極楽鳥花)の特徴
ストレリチア(極楽鳥花)は、ゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属の総称です。ゴクラクチョウカ属は5種からなるグループです。ストレリチア(極楽鳥花)は、すっと伸びた茎の先に舟型の仏炎苞を直角につけ、その上に花が咲きます。その様子が極楽鳥にたとえられて「極楽鳥花」という和名が付きました。英名の「Bird of paradise」も同じ由来です。
ストレリチアのなかでもっとも多く見かける品種は、ストレリチア・レギナエ(Strelitzia reginae)です。和名をゴクラクチョウカというのは本種です。1~3mほどまで生長する多年草で、鮮やかなオレンジ色と青紫の花を咲かせます。正確にはオレンジ色の部分はがく片で、青紫色のものが花です。葉はバショウを思わせるような大きく厚みのある葉で、花が咲いていない時期でも見映えがします。
ストレリチア・ユンケア(Strelitzia juncea)は、ストレリチア・レギナエによく似た花を咲かせ、全体的に小ぶりで、葉はイグサのように細いのが特徴です。他にストレリチア・ニコライ(Strelitzia nicolai)は、紫色の仏炎苞に白い花を咲かせます。10mほどまで生長する大型のストレリチアで、暖地の公園や街路樹として植えられています。
ストレリチア(極楽鳥花)の詳細情報
園芸分類 | 観葉植物 |
---|---|
草丈・樹高 | 1~10m |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | オレンジ~青紫の複色、白~紫の複色 |
開花時期 | 5月~10月 |
ストレリチア(極楽鳥花)の種類
ストレリチア・レギナエ
- 学名:Strelitzia reginae
ストレリチア・レギナエは、和名をゴクラクチョウカといいます。1~3mほどまで生長する多年草で、鮮やかなオレンジ色と青紫の花を咲かせます。
ストレリチア・ユンケア
- 学名:Strelitzia juncea
ストレリチア・ユンケアは、ストレリチア・レギナエによく似た花を咲かせ、全体的に小ぶりで、葉はイグサのように細いのが特徴です。
ストレリチア・ニコライ
学名:Strelitzia nicolai
ストレリチア・ニコライは、紫色の仏炎苞に白い花を咲かせます。大型のストレリチア(極楽鳥花)で、10mほどまで生長する木本で、暖地の公園や街路樹として植えられています。
ストレリチア(極楽鳥花)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。耐寒性はあまり強くないので冬は日当たりの良い室内で管理し、春から夏は屋外でよく日に当てましょう。
暖地では屋外で越冬も可能です。
用土
保水性、排水性が共に良い土を好みます。市販の観葉植物用の土で問題なく育てられます。
ストレリチア(極楽鳥花)の育て方のポイント
水やり
春から秋の生育期は、鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをします。冬に生長が止まったら一週間に1~2回程度まで水やりを控えるようにしましょう。
また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時は葉裏にもしっかりと水をかけましょう。
肥料
春から秋の生育期に観葉植物用の置き肥か、液体肥料を生長期に与えます。
ストレリチア(極楽鳥花)の詳しい育て方
選び方
徒長をしていない株を選ぶようにしましょう。葉が肉厚でしっかりしているものがおすすめです。
植え付け
植え付けは、4月~10月の暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。
剪定・切り戻し
咲き終わった花は、茎の付け根から切り取りましょう。生育期が終わった秋に、傷んだ葉や黄色くなった葉を根元から切り取って姿を整えます。
植え替え・鉢替え
植え替え時期は4月~10月頃が最適です。2~3年に1度、一回り大きな鉢に植え替えをしましょう。
花
ストレリチア(極楽鳥花)は色鮮やかな美しい花を咲かせます。
夏越し
暑さに強いため特に夏越しの作業はありません。
冬越し
温暖な地域であれば、乾燥気味に管理することで屋外で越冬が可能です。それ以外の地域では日当たりの良い室内に取り込み、水やりを控え目にして管理します。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けで増やすことができます。