オリヅルランの育て方|植物図鑑

植物名
オリヅルラン
学名
Chlorophytum
英名
Spider plant
科名
キジカクシ科
属名
オリヅルラン属
原産地
南アフリカ

オリヅルランの特徴

オリヅルランは丈夫で、初心者でも育てやすい観葉植物です。大株でも小さな鉢植えでも、水耕栽培でも楽しめますので、「一家に一鉢」の基本的な植物と言っていいかもしれません。

細長い茎(ランナー)を伸ばして、その先に子株をつけるのですが、それがまるで折鶴がぶら下がっているように見えるところから、名前がつきました。

あまり目立ちませんが、春から夏にかけてランナーの節から、白くかわいい花を咲かせます。葉の縁に斑が入る「ソトフオリヅルラン」と、中央に斑が入る「ナカフオリヅルラン」の他に、斑の入らない種類のものや葉の先がカールする「ボニー」という品種もあります。

オリヅルランの詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 ~30cm程度
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色 白色
開花時期 不定期

空気洗浄能力を持った植物

NASAの実験で、空気中のホルムアルデヒドを吸収する作用がオリヅルランにあることがわかりました。つまり、空気洗浄能力を持った植物というわけです。また、縁起のいい植物で有名です。

オリヅルランの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料

オリヅルランの栽培環境

日当たり・置き場所

日光
オリヅルランは真夏の直射日光に弱いため半日陰で管理してください。
【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、夏の直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。
気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをおすすめします。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。

【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

【置き場所】
耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

温度

低温にそこまで強いという訳ではないので、5℃以下にならない様に気をつけましょう。
ベランダ等で育てられている方は、外の気温が10℃ぐらいから室内に取り込んで下さい。
気温が10℃前後になると成長が緩慢になります。

用土

オリヅルランは水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。
また、土の表面を赤玉土や鹿沼土、化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。

オリヅルランの育て方のポイント

水やり

オリヅルランは気温が低くなると成長が緩慢になるので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。
【気温が10℃以上のとき】
主に春~秋の成長期では土の表面が乾燥したらたっぷりと水を与えるようにします。

【気温が10℃以下のとき】
オリヅルランは気温が10℃前後を切ってくると成長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、土が完全に乾燥してから水やりをしてください。
オリヅルランを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。
水やりの回数を減らしてオリヅルランの葉が萎えてきたりするようならば水やりの回数を増やすなど調整してください。

【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。
オリヅルランは葉にホコリが積もりやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いて下さい。

肥料

基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が成長がはやくなります。
冬場の成長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の成長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

【ハダニ】
黄緑や赤い体色をした0.5mmほどの小さな害虫です。葉の裏側に潜み吸汁します。ハダニに吸汁された箇所は白い斑点状になるのですぐ分かります。そのまま放置しておくと最悪の場合枯れてしまいます。

【アブラムシ】 アブラムシは2~4mmほどの小さな害虫です。幼虫、成虫ともに葉や蕾を吸汁します。群生していることが多く、早めに対処しないと手遅れになる場合があります。
アブラムシはスス病などのウイルス病の媒介者で、吸汁されてしまうとそこからウイルスがオリヅルランの中に侵入し、病気を発症させます。
また、小さな株は発症しなくても吸汁されたことで体力がなくなり、そのまま枯れてしまう場合があります。

【カイガラムシ】
3mmほどの小さな虫で、白い綿毛のようなものを背負っています。吸汁して生長していくと、身体からワックスなどを分泌し、身体を守ろうとします。
カイガラムシに吸汁されると株が弱ってしまい、そのまま枯れてしまうことがあります。

【ナメクジ】
葉や花芽など、食べれる場所ならどこでも食害する性質の悪い害虫です。
外に出していると寄ってくる場合があるので、注意してください。
大食漢でもあるので、梅雨時などナメクジが発生しやすい時期は夜に見回りをしてください。
少し食害された程度なら生長に問題はありませんが、小さい株の場合は葉の大半を食害されたり、生長点を食害されると枯れてしまう可能性があります。

【ダンゴムシ】
柔らかい花芽や新葉、根、発芽したての株を食害します。ナメクジより食害される可能性は低いですが、外で管理しており地面の近くにオリヅルランを置いている場合は注意が必要です。

【バッタ】
イナゴなどのバッタは葉の硬さに関係なく食害します。また、食害する量も多いので気付かないでいると手遅れになっていることがあります。
割り箸などで見つけ次第捕殺してください。防虫ネットも有効です。

オリヅルランの詳しい育て方

選び方

オリヅルランを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々シンゴニウムが弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。
オリヅルランは状態が悪くなると、葉の先が茶色っぽく変色します。葉の先がきれいなものを選ぶようにしましょう。

植え付け

植え付けは5月~10月の時期に行ってください。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。
根が出ていない場合は、根が出るまで常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

水不足か根詰まり状態になると、葉の先が変色しますので、その場合は、ハサミで変色した部分を切り取ってください。
もし、株全体が枯れてきたら、根元から切ってしまいます、根が生きていれば、春に新芽を出します。

植え替え・鉢替え

オリヅルランは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが1~2年に1度1回り大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は5~6月頃が最適です。

白い6弁花を咲かせます。花が咲くのはランナーの途中になります。

夏越し

屋外で、気温が40℃以上になった場合は日陰に移動してください。30~50%程度の遮光をすると葉焼けを防止することが出来ます。
水やりは土の表面が乾いたら夕方~夜にたっぷり与えてください。
午前中に行うと暑くなり煮えてしまいます。 活力剤を1000倍に希釈して水やりの2~3回に1度のペースで行うと夏バテを防止できます。

冬越し

気温が10℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土が完全に乾燥してから行うようにしてください。
気温が5℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように10℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。
ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ランナーから出る子株を植えると、簡単に殖やせます。株分けしてもいいいでしょう。いずれも適期は5~9月です。

病害虫の駆除

ハダニアブラムシナメクジカイガラムシダンゴムシはLOVEGREEN内の記事で詳しく紹介されているのでご覧ください!

バッタは見つけ次第割りばしなどを使い捕殺するか、防虫ネットをお使いください。

 

オリヅルランの簡単な増やし方

14114650_934589669982732_400928823_o

オリヅルランは、この子株から根を張って増えて成長していきます。この子株を出している白い茎のようなものがランナーです。

14164084_934589646649401_496950824_o

まずは、ランナーを根元の方からカットしてください。

14163602_934589643316068_1180622616_o

こんな感じに思い切ってカットして大丈夫です!

14164026_934589639982735_1272455540_o

子株をそれぞれカットします。

14164056_934589626649403_47949660_o

根が張るまで水挿しにして成長を楽しみ、根が張ってきたら土に植え付けましょう。

 

子株からはもう根が出ている!

14152190_934589629982736_1536470472_o

増やすまでの段取りは簡単ですよね!実は水挿ししなくても直接土に植えても大丈夫です。子株の状態でも大体は根が生えているんです。水挿しは室内で涼しげに観葉植物を楽しむのにもおすすめです。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
LINE@

人気の植物ランキング