アスプレニウムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アスプレニウム
- 学名
Asplenium
- 英名
- Asplenium
- 科名
- チャセンシダ科
- 属名
- チャセンシダ属
- 原産地
- アジア、太平洋諸島
アスプレニウムの特徴
アスプレニウムは主に熱帯~亜熱帯地域に多く分布しているシダ植物で、約700種存在すると言われています。日本ではオオタニワタリなどが沖縄などに分布しています。その他園芸品種として良く流通するものとしてエメラルドウェーブやアビスというものがあります。いずれも基本的には常緑のシダ植物で、半日陰~日陰を好みます。また、オオタニワタリなど一部のアスプレニウムは新芽を食用とする場合があります。
アスプレニウムの詳細情報
園芸分類 | 観葉植物 |
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耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 強い |
アスプレニウムの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
肥料 |
アスプレニウムの栽培環境
日当たり・置き場所
屋外
アスプレニウムは耐陰性が強いため、直射日光に当てると葉焼けを起こす可能性があります。そのため、風通しの良い明るい日陰のような場所で育てるようにします。
室内
アスプレニウムを室内で育てる場合は風通しが良く、日当たりの良い場所で育てるようにしましょう。また、アスプレニウムにエアコンの風などが直接当たってしまうと枯れてしまうことがあるため、エアコンの風が当たらない風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。
温度
アスプレニウムは寒さに弱いため冬越しに注意しましょう。
用土
アスプレニウムは高湿度を好むためミズゴケやベラボン、バークチップなどで植え付けると良いでしょう。
アスプレニウムの育て方のポイント
日常の管理
アスプレニウムの葉は大きく、広いためホコリが積もりやすいです。そのため、2、3日に一回程度のペースで掃除してください。また、枯れた葉などを取り除いて下さい。
水やり
アスプレニウムが生長している間は毎日~用土の表面が乾燥したら、鉢底から水が流れ出る位たっぷりと水やりをするようにします。気温が低い冬など、アスプレニウムの生長が止まったら水やりを控え、一週間に1~2回程度水やりをするようにしましょう。
また、葉水を定期的に行うことでハダニなどの発生を予防することができます。葉水をする時はアスプレニウムの葉裏にもしっかりと水をかけましょう。
肥料
アスプレニウムは冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
アスプレニウムの詳しい育て方
選び方
アスプレニウムをを選ぶときは幹がしっかりしていて、葉の色つやが良いものを選びましょう。また、病害虫が発生していないかもチェックします。
種まき
アスプレニウムはシダ植物なので種はありませんが、胞子を湿らせたミズゴケなどにまくことで発芽する場合があります。胞子をまく場合はなるべく高湿度を保つようにしてください。また、発芽したての株は乾燥に極端に弱いので注意してください。
植え付け
アスプレニウムの植え付けは暖かい時期に行うのがおすすめです。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。
植え替え・鉢替え
アスプレニウムを植えているミズゴケなどが傷んできたら新しい用土に植え替えましょう。
収穫
アスプレニウムに属しているオオタニワタリなどは新葉を収穫して食用とすることがあります。調理方法は天ぷらやおひたし、炒め物などです。
夏越し
アスプレニウムは暑さに強いため、風通しの良い場所で育てるようにしましょう。
冬越し
アスプレニウムは寒さに弱いため肌寒いと感じる季節になったら暖かい室内に移動させましょう。生長が止まったら1週間に1~2回程度水やりをするようにします。日当たりが悪い場所で水やりを多くしてしまうと徒長の原因になるため、室内で冬越しをする場合は水を控えるようにしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
アスプレニウムは品種によりますが、株分けと胞子で増やすことが出来ます。