バオバブ
- 「目を閉じてアフリカの大地を想像してください」 「そこに大きな一本の木が立っています。どんな木ですか?」 そんな質問をされたら、ほとんどの人がバオバブを思い浮かべるのではないでしょうか。 ずんぐりとした太い幹の、梢付近にだけ枝葉がついた独特な姿のバオバブは、アフリカの代表的な樹木の一つです。遠目には根が上を向いているように見えるため、「さかさまの木」とも呼ばれて親しまれています。 日本でその雄大な姿を楽しむことは難しいのですが、観葉植物として鉢植えや盆栽として楽しむことはできます。 バオバブの幹には大量の水が蓄えられており、原産地のアフリカでは象が牙でバオバブの幹を削り、水を飲むことがあるようです。 また、バオバブの実は食用にもされており、その味はグレープフルーツのように甘酸っぱい味だそうです。