世界遺産にビカクシダ?マカオの植物探訪
小野寺葉月
このライターの記事一覧
ピンクの塔がかわいらしいガーデン
加思欄花園(Jardim De S.Francisco/Garthner Garden)
加思欄花園は第一次世界大戦の際にポルトガルの戦死者を弔うための塔を中心にできた公園です。
まるで映画に出てくるような巨大な樹木です。
丘の上にはマカオの公園によくある運動器具がありました。ここにはありませんでしたが、ほかの場所では子供用の小さいサイズの運動器具がありました。遊具のように小さい子供が運動器具をつかっていました。
場所が変われば文化も変わる
ポルトガルからはいってきた西洋の文化と、中国の文化が混ざり合ったマカオは、建築や広場などを見て回るのはもちろん面白いですが、植栽や街中の木々を見て回ることを楽しむという観点でも非常い面白いです。
今回一番驚いたことは、日本とは違う季節の流れがあるということ。
マカオの気候は温帯夏雨気候で、日本と同様四季がありますが、その長さが少し違います。
3~4月 春(平均気温20.3度)
5~9月 夏(平均気温27.75度)
10~11月 秋(平均気温26.15度)
12~2月 冬(平均気温15度)
大体これぐらいの温度で、日本の四季と比べるとかなり暖かいのですが、今回訪れた4月の初めに咲いていた花は、
ジャスミン、ガーデニア、ツツジ、カンナ、タチアオイ、サルビアレウカンサ、ギンモクセイ・・・。日本で咲いているとしたら4月から9月、10月ごろの花たちが、一気に咲いていたのです。日頃花の咲き具合で季節を感じるので、こんな風に咲いているのを見ると、なんだか季節感がないなあ、と思ってしまうのですが、それは日本人から見た話でしかないのだ、と気づかされました。
マカオの春は花盛りで、夏はまたきっと違う花が咲いているのでしょう。四季折々新しい発見がありそうなマカオなのでした。
▼編集部のおすすめ
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「世界遺産にビカクシダ?マカオの植物探訪」の記事をみんなにも教えてあげよう♪