植物でクリアに。スマッジスティックと聖なる樹「パロサント」とは?
菊池レイコ
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ホワイトセージなどのハーブや香木のパロサントを使い作られているスマッジスティック。ドライフラワーや様々なハーブで作られています。植物を束ねただけではなく、意味があるとされています。スマッジスティックとはどんなものなのか、使い方をまとめました。
目次
スマッジスティックとは
ざっくり説明するならば、 火をつけて燻す(スマッジング)ために、ハーブを束ねてスティック状にしたものです。
「Smudge」だけで意味を調べると、「汚す」や「しみ」などの意味合いでもありますが、ここでの意味は「燻す」という意味で火をつけて出た煙で空間を燻すことを「スマッジング」といい、古くはネイティブアメリカン達が火・水・風・地の4つの元素を使い、地球と繋がるための風習として取り入れられていたとされています。
スマッジングで大地とのつながりを深め、空間やものを清めるといわれることから焚いて、その煙で空間を浄化、邪気払いし、良い気を呼び寄せる意味合いで使われています。マインドを整えるにも良さそう。
材料として使われているハーブは様々ありますが、主に使われるのはホワイトセージ(写真右)です。
ネイティブアメリカンが聖なる植物として大切にしてきたとされるため、焚いて、その煙で空間や物を浄化、邪気払いとして使われています。
他にも香木のパロサントを使われているものもあります。
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香木「パロサント」とは?
ペルー、エクアドルが自生地の香木で、「聖なる樹」「ホーリーウッド」と呼ばれています。香りは爽やかだけど、甘さもある印象です。火をつけて、立ち上る煙は良い気を呼び寄せるともされています。
香り高く、火をつけずとも鼻を近づけるとその芳香を感じることができます。
スマッジスティックの使い方
使い方は、スマッジスティックがどんな仕様なのかによっても異なりますが、基本としては束に火をつけて煙を出し使うものが多いでしょう。
水晶など鉱石やドライフラワーが付いているもの、花が一緒に束ねられているものは、火をつける前に取り外してから使います。
パロサント、ホワイトセージ共に焚くと煙がたくさん出ます。焚く時や、焚いた後は窓を開けて換気が必要です。
どちらもお香のように一定時間火が着いて煙が出るものではありません。一気に燃やさずに、少しずつ使います。煙が出たら、灰皿などで火を揉み消し、ちゃんと消化していることを確認することをお忘れなく。
周りに燃えやすいものがないか十分にご確認の上、引火物がない場所で使用し、取り扱い時は火傷にお気をつけ下さい。
インテリアとして、飾って楽しむ
香り高いハーブで作られたスマッジスティック。
火を着けずに飾って楽しむこともできます。ドライフラワーや鉱石の付いたデザインのスマッジスティックもあります。
飾ってもよし、使ってもよしのスマッジスティック。育てているハーブを束ねて作ることもできます。 自分なりの、植物、大地とのつながりを手にとってみては。
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