【暑さ寒さに強く、葉のラインが美しいカラーリーフ】カレックス
とまつあつこ
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カレックス
寄せ植えを素敵に仕上げる名脇役プランツ、今回ご紹介するのは「カレックス」。カヤツリグサ科の耐寒性多年草です。
カレックスは、細くて長い葉が印象的なグラス類。園芸品種も含めてとてもたくさんの種類が存在し、日本原産の品種も多くあります。葉色は濃い緑から黄緑色、銅葉色、斑入りなど様々です。葉の細さにも違いがあり、湿地を好むタイプから乾燥気味を好むタイプまであります。草丈は20~60cmほどです。
風に揺れる細い葉のシルエットや葉色が美しく、和風にも洋風にも合うカラーリーフプランツとして花壇や寄せ植え、ハンギングバスケットに使われて親しまれています。
カレックスは春頃に、葉の間から花茎を伸ばして穂をつけます。穂も可愛いですが、どちらかというと葉を楽しむことが多い植物です。
6月におすすめの寄せ植え
この寄せ植えでは、左後ろの部分にカレックスを使っています。カレックスの部分を手で隠してみるとわかると思うのですが、カレックスを使うと使わないとでは寄せ植えの雰囲気が全く違います。カレックスの細い葉のラインが美しいアクセントになり、きゅっとつまった全体の雰囲気を伸びやかに広げています。
ケイトウ(セロシア)を使ったふんわり秋の寄せ植え
カレックスは株分けして植えることができるので、寄せ植えする際に何ヵ所かにちりばめて配置して使うとナチュラルな雰囲気に仕上がります。
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苗を3ポット組み合わせると手軽に寄せ植えを作れるのですが、その際にカレックスを入れると全体に動きが出て他の植物が、より美しく見えます。赤のフォーチュンベゴニアをメインに、ロニセラとカレックスを組み合わせています。
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こちらは、オレンジの虹色フォーチュンベゴニアをメインに、トウガラシとカレックスの組み合わせです。花ばかりを3ポット合わせると華やかではありますが、あえて1ポットはカレックスのように変化を出してくれるカラーリーフを使うと一つの景色のような自然な雰囲気が出来上がります。
光沢がある銅葉色のカレックスや、光沢のない茶色っぽいカレックスもあります。それらのタイプも他の草花との相性が良く、シックで落ち着いた雰囲気を演出できます。
寄せ植えに今一つ動きがないな。と感じたときは、カレックスを1ポット取り入れることをおすすめします。葉の細さや色、質感など様々なタイプのカレックスがあるので、ぜひ、お気に入りを探してみてくださいね。
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