ケイトウ(セロシア)を使ったふんわり秋の寄せ植え

Botapii編集部
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もこもこした可愛い秋色のケイトウ(セロシア)に、2種のリーフをプラスして、ふんわり可愛い秋の寄せ植えをつくりました。植物の色が映えるようにシンプルなセメントタイプの鉢を合わせたので、セロシアの濃い赤が良く引き立ちますね。今回は、グリーンギャラリーガーデンズの市原璃彩(いちはらりあ)さんに教わりました。
目次
- 秋の寄せ植えにおすすめの植物3種
- ふんわり秋の寄せ植えを教えてくれた市原璃彩(りあ)さん
- ふんわり秋の寄せ植えの作り方
- ふんわり秋の寄せ植え最後の仕上げのワンポイント
- ふんわり秋の寄せ植えの管理ポイント
秋の寄せ植えにおすすめの植物3種
今回使った植物は、セロシアと、2種のシルバーリーフのみ。たった3種類の植物で、シンプルなのに上品で華やかな寄せ植えができるのでおすすめです。特徴の異なる2種のリーフを使って、ふんわりと仕上げることがポイントです。
セロシア~ヒユ科 非耐寒性一年草~
もこもこふわふわした華やかな花穂と、美しい銅葉が特徴です。
ケイトウ(鶏頭)
- ケイトウ(鶏頭)はニワトリのトサカに似た赤い花をつけるところからケイトウ(鶏頭)と呼ばれるようになった一年草です。原産地では多年草ですが、日本の気候では花後に枯れてしまうので一年草として扱います。 クルメゲイトウ(久留米鶏頭)のうねうねとした形状の花はケイトウ(鶏頭)ならではです。本来は一か所しかない花の成長点が帯状にひろがったことで生まれた形です。これは「石化(せっか)」と呼ばれる突然変異になります。ケイトウ(鶏頭)はこの石化が珍重され、遺伝的に固定されるようになりました。現代も石化を強調した品種改良が盛んに行われており、20cm以上にもなる細かいひだの入った大輪のケイトウ(鶏頭)などが生み出されています。 他にも筆を逆さにしたような形状の花穂を持つケイトウ(鶏頭)や、ピンク色の花穂がキャンドルのように咲くノゲイトウ(野鶏頭)などの種類があります。
ディコンドラ~ヒルガオ科 半耐寒性多年草~
ふんわりと垂れ下がるように育つシルバーの小葉が特徴です。
カレックス~カヤツリグサ科 耐寒性多年草~
カールした柔らかい細葉が特徴です。
ふんわり秋の寄せ植えを教えてくれた市原璃彩さん
市原璃彩さんプロフィール
幼少期より母と共に庭いじりを通して四季の花を楽しむ。その季節にあった植物や色合わせ、楽しさを伝えていくことを大切にしている。ハンギングバスケットマスター保有。グリーンギャラリーガーデンズ本店園芸スタッフ。
▼市原 璃彩さんにインタビューした記事はこちら
ふんわり秋の寄せ植えの作り方
グリーンギャラリーガーデンズ本店を訪れ、市原璃彩さんに秋にぴったりな寄せ植えを教えていただきました。
市原さんが正面をこちら側に向けて作ってくれたので、ぜひ、自分で作っているイメージでご覧になってみてください。
鉢に鉢底ネットを敷き、鉢底石を鉢の底が隠れる程度入れ、その上に培養土を入れます。培養土に、緩効性の固形肥料を適量混ぜておくと寄せ植えが長持ちするのでおすすめです。
セロシアは2苗使います。正面から見て苗が重ならないよう、少し斜めにずらして配置しましょう。暑い時期は植物の根が傷みやすいので、なるべく根を崩さずに植えます。
ディコンドラは3苗使います。ディコンドラも根を崩さずに植えます。
カレックスはボリュームが多すぎるので、株分けして一部を使います。根を傷めないように優しく分けましょう。
空いているスペース2箇所に、バランスを見てカレックスを配置します。カレックスの葉のラインが、中心から外に向かって斜めに出るイメージで植えていきましょう。
最後に、植物を優しくかき分けて土を入れます。苗と苗の間を指で軽くつっつきながら、土が全体に入っているか確認しましょう。