新葉が食害された?ダンゴムシの対策方法と駆除方法
LOVEGREEN編集部
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生長期に入って新葉が出てきたのに朝になったら全部食べられていた…。そろそろ花が咲くかな~と思っていたら何かに食べられていた…。そんな経験をしたことがある方も少なくないと思います。
もしかしたらそれは、ダンゴムシの仕業かもしれません!
食害をする害虫で有名なものと言えばナメクジとイモムシですよね。しかし、ダンゴムシもナメクジやイモムシに負けず劣らず厄介な害虫なんです!
今回はそんなダンゴムシの対策方法と駆除方法をご紹介します。
目次
園芸におけるダンゴムシ
一般的にダンゴムシと呼ばれているものはオカダンゴムシという種類で、昆虫ではなくカニやエビと同じ甲殻類に分類されています。ダンゴムシは主に枯葉を食べ、糞が肥料になるためミミズと同じく益虫扱いされていますが、個体数が増えたり餌が無くなると軟らかい葉、根、花芽などを食害する厄介な害虫です。特に花芽や出たばかりの新芽などは一晩で食べつくされてしまったという話も耳にします。1匹でも厄介なダンゴムシですが、数匹で群がっていることもあるので注意が必要です。
ダンゴムシがいる場所
ダンゴムシは暗く、じめっとした場所を好みます。そのため、植木鉢の下や落ち葉の下などによくいます。画像のように、花壇にインテリアバークなどを敷いていると、その下にダンゴムシが住み着いていることがあります。
枯葉や花ガラを放置しておくと、それを食べにダンゴムシが集まってきてしまうので取り除いてください。
このような花ガラもダンゴムシの餌となり得るので、残っていたら取り除くようにします。
このようにうっそうとしている場所もダンゴムシは好みます。
ダンゴムシに食害されやすい植物
ダンゴムシはお腹が空いていればなんでも食べてしまう大食漢ですが、基本的には軟らかい葉や花芽、根などを好みます。そのため、軟らかい葉の植物は食害されやすい植物と認識してしまって問題無いと思います。例えば、多肉植物、野菜・果物(ナス、イチゴなど)、花(パンジー、ビオラなど)、苔類などです。
食害されると、このような穴が空いたり、葉が欠けていたりします。
ティランジア(エアプランツ)などは葉よりもトリコーム(葉の表面に生えている毛のようなもの)をよく食害されます。
ダンゴムシの対策方法
ダンゴムシは自分で見つけ出すのは大変だと思うので、薬剤を使うのが効果的です。ただし、野菜などで薬剤を使いたくない場合は、椿油粕など天然由来のものを使うとよいでしょう。椿油粕は椿の実を加工したもので、サポニンという成分が含まれています。ダンゴムシだけでなくナメクジやコガネムシの幼虫など、土中に潜む害虫を駆除するのに適しています。
\使い分けが大事◎/
ダンゴムシの駆除方法
ダンゴムシ用の殺虫剤を使うのが一番楽に駆除することができます。薬剤を使いたくないという方は、忌避剤を使った後に、既に鉢に住み着いているダンゴムシを一匹残らず捕殺するのが確実です。ダンゴムシは夜に活発に動くので、寝る前に植物をチェックして見つけたら捕殺してください。
また、冬は地表近くに群れで冬眠しているので、そこを狙うのも効果的かもしれません。
いかがでしたでしょうか。土を肥えさせてくれるダンゴムシですが、餌が無くなると葉や花を食害する厄介な相手でもあります。食害される前に対策をして、大切な植物を守りましょう!
ダンゴムシ以外の厄介な害虫については、LOVEGREEN内で詳しく紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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