モンステラの育て方|剪定方法や増やし方(挿し木、茎伏せ)
LOVEGREEN編集部
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葉に切れ目が入っていてカッコいいモンステラ。一度は部屋に飾ってみたいですよね!
耐陰性(日光不足に強い性質)もあり水切れと多湿にも強い強健な観葉植物なので、既にリビングや玄関などに置いているという方もいらっしゃると思います。
ホームセンターや園芸店、100均でも売られている人気の観葉植物モンステラですが、詳しい管理方法や増やし方を知っているという方は少ないのではないでしょうか。
詳しい管理方法を知らなくても育てることができるモンステラですが、やはり詳しい方法を知っていた方が状態が悪くなったときに対処できたり、増やすことができたりと何かと便利なので知っておいて損はありません!
目次
モンステラってどんな植物?
モンステラはサトイモ科モンステラ属に分類されている熱帯アメリカ原産の植物で、ラテン語で怪物という意味です。モンステラは立性(たちせい:茎や枝が上に向かって生長する性質のこと)と蔓性(つるせい:他の木などに絡まりながら生長する性質のこと)の中間の性質を持っているため、半蔓性と呼ばれています。
ご自宅でモンステラを育てている方は分かると思いますが、気根と呼ばれる根を地面に垂らして自分を支えていますよね。これが自生地の熱帯アメリカだと他の木に気根を垂らして自分を支えたりしているんです。うっそうとしたジャングルに生えているため、耐陰性があります。そのため、すこし暗い室内程度なら生長することができます。
モンステラは生長も早いので1年で鉢がパンパンになったり、大きく葉が広がって邪魔になってきた……。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、ここからはモンステラの剪定方法や増やし方をご紹介します!が、一つだけ注意事項があるので気をつけてください。
注意事項!
モンステラの樹液にはシュウ酸カルシウムという毒性のある物質が含まれているため、葉を切った際に樹液が皮膚や粘膜に付かないように注意します。皮膚や粘膜に付着した場合は流水でよく洗い流してください。また、ペットや小さいお子様がいる場合は、絶対に舐めないように注意する必要があります。過剰に怖がる必要はありませんが、注意して剪定や茎挿し、茎伏せをしていきましょう!
モンステラの剪定方法
モンステラは生長が早く、また生長するにしたがって大きな葉を出すようになるので、邪魔になってきたな……。と感じている方も少なくないと思います。そこで、ここではモンステラの剪定方法をご紹介します!モンステラの剪定は非常にシンプルで、古くなってきた葉や邪魔な葉を葉の付け根から切るだけです。小さいころに展開した葉で、切れ目が少なく弱ってきています。このような葉は切ってしまって問題ないと思います。
葉の付け根からハサミやナイフなどで切り取ります。モンステラは非常に強健なので、邪魔な葉は切ってしまって構いません。しかし、全部の葉を切ってしまうと光合成ができなくなってしまうので、数枚は残しておいてください。
モンステラを増やす準備
モンステラは茎の部分を土や水に入れることで増やすことができます。茎挿し(挿し木の一種)と茎伏せという少し変わった2通りの増やし方があるのですが、最後の工程以外は同じやり方なので、途中までまとめて説明します。
まずはじめに、モンステラの茎を切り取ります。今回は剪定の意味合いが強いので、根元から切ってしまいます。
気根が土に張っている場合は切ってしまってください。
まだ黄色で、土に張っていない気根は切らずに残しておいてください。残しておいた方が新芽が出てきやすいです。
1節~2節を残して茎を切り分けます。赤丸で囲ってある部分が節になります。
青丸で囲った少し盛り上がっている部分から気根が生えてきます。
今回は茎挿しを2節単位、茎伏せを1節単位で切っていきます。赤い線の場所でハサミやナイフを使って切ります。
思い切って切断しましょう。
今回は3つに分けることができました。
葉が付いていると蒸散(葉から水分が出ること)によって茎が乾燥しやすくなってしまうので、すべて切り落とします。
葉を切り終えたら土を用意します。モンステラは高温多湿を好みますが、水切れにも強いです。あまりに保水性の高い土を使ってしまうとカビやコバエが発生する原因にもなるので、排水性と保水性を兼ね備えている土がおすすめです。
今回は観葉植物の土3:鹿沼土1:赤玉土1を混ぜたものを使用します。土を用意したら、茎挿しと茎伏せで方法が変わってきます。まずは茎挿しをご紹介します。
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