バラにおすすめの有機肥料や病害虫対策を紹介[生育期編]
LOVEGREEN編集部
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花の女王とも称されるバラですが、梅雨~初夏にかけては病気や虫対策、適切な肥料やりなど、最もケアが必要な時期になります。今回は、生育期のバラで気を付ける病害虫対策や追肥のポイントについてご紹介します。
目次
- 梅雨~夏場のバラの基本管理
- 春に植えた新苗バラの基本管理|花を咲かせない
- バラは肥料好き!追肥でしっかりと栄養補給
- バラの病害虫対策|ローテーション散布がポイント
- 春夏の追肥&病害虫対策でバラ達人を目指そう!
梅雨~夏場のバラの基本管理
梅雨時期から夏場にかけては、高温多湿で病気や虫が発生しやすくなり、またバラも夏バテ気味で弱りがちな季節。この時期のケアが、バラ栽培の最大の難関ともいえます。
とはいっても、あまり難しく考えすぎず、人間にとって不快でない環境をバラに置き換えて考えてみましょう。気を付けたい点は以下のポイントになります。
バラの夏場の水やり
夏場は乾燥しやすいので、こまめな水やりが必要です。特に猛暑の日は水分が蒸発しやすいので十分な水を与えましょう。ただし、日が高くなってからの水やりは水がすぐに温まってしまい根を傷めるため、朝夕の涼しい時間帯に水やりをしましょう。
バラの生育期の肥料
生育期である春~夏にかけてはバラにたくさんの栄養が必要です。月に1回程度、バラ用の肥料を与えましょう。ただし、肥料のやりすぎも根を傷める原因となり逆効果なので注意が必要です。
夏場のバラの直射日光対策
特に猛暑の日は、遮光ネットなどでバラに日陰を作ると良いです。直射日光を避けることでバラが弱りにくくなります。
バラの病害虫の対策
春~夏にかけては病気や害虫が活発になります。特にバラは黒星病やうどんこ病、ハダニやアブラムシが発生しやすいので、必要に応じて適切な対策を行いましょう。
バラの摘心
バラの成長を促すために、茎の先端部分を摘んで成長を分岐させる摘心作業を行うと良いです。これにより、バラがより豊かに花を咲かせることができます。
混みあった葉を取り除く
内側にむかって伸びる葉は、蒸れの原因になり病気や虫が発生しやすくなります。茎の内側ににつく葉は指で摘んで、葉が混みあいすぎないようにしましょう。
春に植えた新苗バラの基本管理|花を咲かせない
春のバラ新苗を今春から育て始めた人は、春~夏場につぼみをつけても、開花する前に摘むようにしましょう。
まだ幼い新苗は、花を咲かせることに栄養を使うより、根や茎、葉をしっかりとつくることに栄養がいくことを優先させます。心を鬼にして花を咲かせないようにして、秋の開花を楽しみに待ちましょう。
バラは肥料好き!追肥でしっかりと栄養補給
梅雨時期から夏時期にかけては花後のバラの株をしっかりと育てる育ため、根張りを充実させ、株を充実させるために、土づくりと同時にじっくり効く肥料(お礼肥)がおすすめです。
バラ栽培をトータルでアシストする「マイローズ」シリーズの「マイローズ ばらの天然有機肥料」は、有機肥料特有のニオイも少なく、土づくりと同時に、花後の樹勢の回復と根張りを良くするお礼肥に最適な有機肥料です。
バラの追肥に有機肥料をおすすめする理由
「マイローズばらの天然有機肥料」は、良質な米ぬかぼかしをベースにした発酵肥料で、チッソ・リンサン・カリの肥料成分に加えて、アミノ酸やミネラルなど、バラを元気にしてくれる微量成分も含まれており、さらに土壌改良に役立つ微生物が充実しているので、土壌を団粒構造にしてくれる働きもあります。
土壌が団粒構造になることで、通気性、排水性、保水性、保肥力が改善され、根張りが充実することで株が充実し丈夫に育つので、病気や虫にも強くなります。肥料やりと同時に、土づくりもしたいという方には有機肥料がおすすめです。
追肥のタイミングとしては、春の開花前(芽出し肥)と夏剪定後の蕾があがる時期が特に重要です。
この時期の肥料やりにはリリースコントロールテクノロジーで生育に合せた肥料吸収ができる「マイガーデンばらの肥料」が最適です。
バラの病害虫対策|ローテーション散布がポイント
肥料とあわせて、春~夏に対策が必要なのがバラの病気と害虫対策です。
バラの病気に同じ作用性の薬剤を使用し続けていると、薬剤に対する耐性ができてしまい効きにくくなる場合があります。これを回避するためには、作用性の異なる殺菌剤をローテーションで使い分けることが効果的です。
薬剤のローテーション散布は、作用性の異なる薬剤で組み合わせるのがセオリー。ここではバラ専用「マイローズ」シリーズの薬剤ローテーション散布例をご紹介します。
発病前(春先の予防に)
まずは病害虫が発生する前の予防が大切です。そこでおすすめなのが「マイローズ ベニカⅩガード粒剤」。
殺虫成分が根から吸収され、薬効が葉の隅々までいきわたり、バラを害虫から守ってくれます。また、微生物(B.t.菌)の作用により植物の抵抗力を高め、丈夫にすることで病気を予防します。
付属の計量スプーンで、バラの植え付け・植え替えの際に、土に混ぜ込んでおくだけ。また、栽培途中のバラにも株元にぱらぱらとばらまいて使用できます。
▼主な適用害虫 アブラムシ・コガネムシ幼虫・アザミウマ・バラゾウムシ(クロケシツブチョッキリ)・ハバチ・バラシロカイガラムシ ▼主な適用病気 黒星病・うどんこ病・灰色かび病 |
発病後のローテーション
「マイローズ」シリーズの殺菌剤は作用性の違いを青赤緑の3つ色で分類しています。バラに病気が発生した場合には、病気が薬剤に耐性をもたないように、作用性が異なる殺菌剤をローテーション散布しましょう。
①アニリノピリミジン系
病原菌のアミノ酸やタンパク質の合成を阻害する作用があります
②EBI剤
病原菌の細胞膜成分の合成を阻害する作用があります
③ベンゾイミダゾール系
病原菌の細胞分裂を阻害する作用があります。
春夏の追肥&病害虫対策でバラ達人を目指そう!
開花が楽しめる春~初夏にかけては、肥料やりや病害虫対策をどう乗り切るかがバラ栽培の肝です。その第一歩は、自分が育てているバラの肥料や土、病害虫対策がどのような状態なのかをきちんと把握すること。
肥料も殺虫殺菌剤もトータルでカバーするマイローズシリーズでそろえて管理することで、バラの状態をより把握しやすくなります。ぜひ、春夏にしっかりとお手入れをして、美しいバラの開花を目指しましょう。
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