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都市緑化フェアよこはま「日本のこころー庵(いおり)のある庭ー」株式会社植藤さんにお話を聞いてきました!

 

—施工などで工夫されたところを教えてください。

龍二 日造協(日本造園建設業協会)の課題はね、風でこれ(酒樽)が飛んじゃったらどうしようってことだったの。海風があるから。大工じゃないからそこを心配されてたんだけど。この樽の下には約700kgの鉄板が入ってるの。それと屋根を4点の鉄の鎖でつないでね。そこに青竹をかぶせて。それで飛ばないようにって言う工夫もしてるの。

正典 パッと見はわからないと思うんだけれど、そういう現代風な工夫もしています。

▼屋根と土台をつないだ鎖は4本の竹で覆いかくしてあるが自然で違和感は何もない

 

龍二 竹垣は最初檜皮(ひわだ)でやろうかって言う話もあったのね。だけどもそれだと海から風が来るから倒れちゃうんじゃないかってんで。風を通すように女竹を使ってね。

▼女竹の生け垣は上品で優しいし風も通す

 

▼裏側の芽だけの生垣にも「酔庵」と彫った竹が。

 

—たしかに会場は港沿いで、作品の背面から海風が来るような場所ですもんね。

龍二 そう。だからその辺はね、三男の技術責任者とも揉めてね。最初に自宅で実物大のものを一度造って、いろいろ検討してまた解体して個々で組み直す感じにしたの。

▼夜は庵と金魚石がほんのり明るくなる

 

—正面からだと室内が見えない角度に入り口がありますが、お茶室の中のお花も定期的に変えてらっしゃるんですか。

▼季節に合わせたお花

 

正典 そうですね、季節の花をね。茶花と言う程かしこまってませんけど。

 

龍二 そういうおもてなしの心はいつもあります。気がつかないかもしれないけど、季節に合わせて少しずつ庭の植栽も変化が出るようにしているんです。いつも庭のどっかで花が咲いているように。もうすぐシャクナゲが終わる。突き当たりのとこにガクアジサイが咲き始める。今月一杯はアジサイが楽しめる。会場で庭見てるとね、「あ、あの花うちにある!」とかね、お客さんの声が耳に入ってきたりね。身近に感じてもらえてるって言うのが嬉しいね。

 

さいごに

先代から龍二さん、正典さんへと三代続く「おもてなし」の想いを沢山教えて頂きました。庵も手水も現在は日常生活では使わなくなったものを「見立て」、現代に「活かす」ことで時代や想いを伝えていくというところに深く共感できるお庭でした。

 

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