夏休み!野菜を使った小学生の自由研究を集めました!

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小学校高学年におすすめ

考察・実験

・ナス科の考察

例えば、ミニトマトやナス、ピーマンは全てナス科ですが、実の形などは全く違います。それがなぜ同じナス科なのかを考察してみてはいかがでしょうか。共通の特徴があるところ、無いところが見えてきます。同じナス科であるという事実は、見た目だけではなく、植物の進化を調べることやDNAの考察が必要だということが理解できると思います。

▼ナス・ミニトマト・ピーマンの葉の形

 

▼ナス・ミニトマト・ピーマンの花の形

 

ミニトマト

  • トマトの原種は、大玉トマトではなく植物学者たちの調査によりチェリートマト(ミニトマト)ということが分かっています。

    大玉トマトの方が突然変異として、チェリートマト(ミニトマト)よりも後に生まれました。アンデス高原に自生していたトマトの野生種は、いずれもチェリートマトの種類だったようです。

    原産地では多年草ですが、日本のような温帯で育てると一年草として栽培されます。

    この野生種のトマトは、メキシコから北米に伝わり、実際に栽培されるようになったのは19世紀に入ってからです。ヨーロッパへ伝わるのは、コロンブスの新大陸発見が大きく影響し、ヨーロッパでトマトを食べるようになったのは、18世紀以降といわれています。

    当初、トマトは観賞用として育てられ、食用とされることはありませんでした。というのも、新大陸からヨーロッパに伝わった時に、トマトの実がとても赤いために有毒植物と信じられていたからです。

    日本に伝わったのは、17世紀の江戸時代ですが、同じように観賞用として伝わってきましたが、やはり「赤茄子」としての価値しか見出せず、しばらくの間観賞用としてのみ育てられていました。

    トマトの赤い実は毒性ではありませんが、じつはトマトの苗自体には有毒物質が含まれています。完熟のトマトにはほとんど含まれていませんが、「トマチン」といって、花・葉・茎などに含まれています。そのため、ピーマンの葉は食すことはできますが、トマトの葉は食べることができません。

    現在では、様々な品種が改良され、青臭さもなく、まるでフルーツのような甘いミニトマトもでき、人気の野菜の一つです。

    緑黄色野菜の1つで、クエン酸、リコピン、グルタミン酸など栄養も豊富。健康や美容にも効果があることも人気の理由。サラダから、煮込み料理、ソースなど様々な料理に使えます。

きゅうり(キュウリ・胡瓜)

  • きゅうりはつる性の植物で、そばにあるものに巻き付くように伸びて生長していきます。

    きゅうりは未熟果を収穫する野菜のため、関東地方では5月初旬に植えつけると6月には収穫時期を迎え、代表的な春夏野菜の中では一番最初に収穫できる野菜です。種から育てても、収穫するまでの日数は2か月間位しかかかりません。

    きゅうりの果実の生長は著しく、1日で3cm以上も大きくなるため採り遅れると巨大化してしまいます。

    きゅうりの外側の表面の白い粉のようなものは、ブルームといって乾燥や雨などからきゅうりを守るために自然にできた物質です。最近のきゅうりの品種は、このブルームがあまりない、艶々のきゅうりが市場に多く出回っています。

    きゅうりの歴史は3000年ほど前と言われており、日本では1000年前から栽培されていたとされています。そんな歴史あるきゅうりも、切り口が徳川家の葵の紋に似ていたことから江戸時代には大変不人気の野菜だったそうです。

ナス(茄子)

  • ナスの原産はインドです。日本には奈良時代に中国から伝わり、古くから日本人に親しまれた野菜のひとつです。ナスの形は、丸や卵、中長、長形など様々な品種が栽培されています。幅広く料理にも使えるので和洋中問わず、味を楽しむことができます。

    みなさんがよくご存じの縁起の良い初夢の順番「一富士、二鷹、三茄子」ですが、江戸時代の初物のナスは1個がなんと1両。そのため庶民が正月に初物のナスを食べることは、夢のまた夢…叶わぬ夢でした。初夢にナスが登場すると縁起が良いとされるのもこのことからうかがえます。
    現在のようにハウス栽培がない江戸時代で、冬に高温作物のナスを作るためには、油紙障子でハウスのようなものを作り、馬糞や麻屑(あさくず)などを踏み込んだ発酵材でエコに温度を上げるなどして、手間暇かけて栽培していたそうです。

・DNA単離実験

小学校高学年ともなれば、しっかりとした将来の夢も持ち始めているのではないでしょうか。将来農学を目指したいお子さんに、ぜひしていただきたい自由研究は、野菜のDNA単離です。

DNAとは…

生物は良くも悪くも親に似ます。それは、生物の設計図ともいえる遺伝子を受け継ぎ、それをもとにして自分自身を作っているからです。その遺伝子の本体が、DNAといわれる物質です。

DNA単離とは…

野菜をすりつぶして糸のようなDNAを取り出すことが目的です。簡単に説明すると、DNA単離は洗濯に例えられます。野菜を洗剤で洗い、その洗った液体の中にDNAが溶けだし、それを脱水して、螺旋状の糸のように情報が決まった配列で並んでいるDNAを取り出すことです。じつは、洗剤やエタノールなどを使ってご家庭でも簡単にできますので、お試しください。

~材料~

エタノール

洗剤

ブロッコリー

すり鉢・すりこぎ棒

ハサミ

 

~手順~

①計量カップに、水~100ml、塩~小さじ1(5cc)、洗剤~小さじ1(5cc)を入れ、塩が溶けるまでよくかき混ぜます。

②ブロッコリーの先の部分をハサミで切って、すり鉢の中に入れます。

 

③ブロッコリーをすり鉢でペースト状(この作業が一番重要)になるまでよくすりつぶします。

 

④ ①で作った液体をすり鉢に入れて、緩やかに混ぜます。

⑤ コップの上の布に注ぎ、搾ります。

 

⑥エタノールを静かに入れます。こうすることで、DNAを浮かび上がらせます。白い糸のようなものがDNAです。

DNAは、ヌクレオチドという物質が、たくさんの鎖のように連なっています。混ぜると鎖なのですぐ壊れてしまいますので、注意してください。

 

野菜を使った料理で自由研究

料理が好きなお子さんは、野菜を使った自由研究をおすすめします。これをきっかけに野菜がもっと好きになってくれると嬉しいですね。

定番の夏野菜のカレー

illustration:小野寺 葉月

 

新メニューの開発

定番の料理を一人で作る挑戦も良いですが、新しいレシピを開発しながら、実験感覚で料理を楽しむのも自由研究らしくて良いですね♪

 

 

いかがでしたか?

自由研究は、野菜をテーマにお子さんといろんな発見をしてみてください♪

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