やってみた!サボテンの胴切りと挿し木の栽培記録

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とまつあつこ

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徒長してしまったサボテンを思い切って胴切りして植え替えると、数か月後に切り口から小さなサボテンが子吹きしました。

サボテンは、「胴切り」や「挿し木」で増やすことができます。サボテンの胴切り・挿し木の手順とその後の管理方法とともに、ゆっくりと生長するサボテンのかわいい魅力をご紹介します。

目次

サボテンの胴切りの適期

サボテンの胴切りは、梅雨時期や真夏を避けた、3~10月くらいの間の、晴れた日の午前中に行うことがおすすめです。切断面が腐らずによく乾くと成功しやすくなります。

サボテンの胴切りは、梅雨時期や真夏を避けた、3~10月くらいの間の、晴れた日の午前中に行うことがおすすめです。切断面が腐らずによく乾くと成功しやすくなります。

 

部屋の窓辺で育てていたサボテンが徒長してしまったので、今回思い切って胴切りすることにしました。

部屋の窓辺で育てていたサボテンが徒長してしまったので、今回思い切って胴切りすることにしました。

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サボテンの胴切りの準備

サボテンの胴切りをする際に必要なものはこちらです。

・植え替える器 ・鉢底ネット ・鉢底石 ・土(市販のサボテン用の配合土など) ・消毒済みのハサミ ・手袋

・植え替える器
・鉢底ネット
・鉢底石
・土(市販のサボテン用の配合土など)
・消毒済みのハサミ
・手袋

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サボテンの胴切りの手順

消毒済みのハサミまたはカッターで、サボテンを4本カットします。切る位置は、木質化した根元近くは避け、比較的若い部分を選びます。  切り口からいたんでしまわないように、切り口は1~2日乾燥させるか、切り口に「切り口保護・発根促進」を促す専用の園芸用薬品を粉衣します。

消毒済みのハサミまたはカッターで、サボテンを4本カットします。切る位置は、木質化した根元近くは避け、比較的若い部分を選びます。

切り口からいたんでしまわないように、切り口は1~2日乾燥させるか、切り口に「切り口保護・発根促進」を促す専用の園芸用薬品を粉衣します。

 

まず、上部をカットした根付きのサボテンを植え替えます。

まず、上部をカットした根付きのサボテンを植え替えます。

 

倒れないように土を寄せます。

倒れないように土を寄せます。

 

もう一種類の根付きのサボテンも植えていきます。

もう一種類の根付きのサボテンも植えていきます。

 

最後に、カットした上の部分のサボテンを4本、バランスを見て土に挿します。

最後に、カットした上の部分のサボテンを4本、バランスを見て土に挿します。

 

サボテンの「胴切り」と「植え替え」と「挿し木」ができました。  植え替え後はしばらく水やりはせず、直射日光を避けて風通しの良い明るい日陰で養生します。1か月ほどしてから株の根元にお水をあげます。乾燥気味に育てます。

サボテンの「胴切り」と「植え替え」と「挿し木」ができました。

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サボテンの胴切りの後の管理

植え替え後はしばらく水やりはせず、直射日光を避けて風通しの良い明るい日陰で養生します。1か月ほどしてから株の根元にお水をあげます。乾燥気味に育てます。

その後、同じサボテンが再び徒長してきたので、もう一度胴切りすることにしました。

その後、植え替えたサボテンが再び徒長してきたので、もう一度胴切りすることにしました。

 

胴切りしたサボテンは、室内でお皿に置いて切り口を乾かし、翌日に市販のサボテン用の配合土に挿しました。

胴切りしたサボテンは、室内でお皿に置いて切り口を乾かし、翌日に市販のサボテン用の配合土に挿しました。

 

これは、挿してから2カ月後の写真です。胴切りしたサボテンがしっかりと根づいてぷっくりと生長しました!

これは、挿してから2カ月後の写真です。胴切りしたサボテンがしっかりと根づいてぷっくりと生長しました!

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子吹きしたサボテンを挿し木にする適期

子吹きとは、サボテンの根元から小さな芽が生えてくることですが、サボテンを胴切りした切り口から小さな芽が出てくることもあります。この写真は、胴切りして植え替えたサボテンの2~3か月後の様子です。切り口からいくつも子吹きしています。  今回は、この子吹きしたかわいいサボテンを使って挿し木を作り、株を増やしてみることにしました。  子吹きサボテンの挿し木も胴切りと同じで、梅雨時期や真夏を避けた、3~10月くらいの間の、晴れた日の午前中に行うことがおすすめです。切断面が腐らずによく乾くと成功しやすくなります。

子吹きとは、サボテンの根元から小さな芽が生えてくることですが、サボテンを胴切りした切り口から小さな芽が出てくることもあります。この写真は、胴切りして植え替えたサボテンの2~3か月後の様子です。切り口からいくつも子吹きしています。

今回は、この子吹きしたかわいいサボテンを使って挿し木を作り、株を増やしてみることにしました。

子吹きサボテンの挿し木も胴切りと同じで、梅雨時期や真夏を避けた、3~10月くらいの間の、晴れた日の午前中に行うことがおすすめです。切断面が腐らずによく乾くと成功しやすくなります。

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子吹きしたサボテンを挿し木にする準備

子吹きしたサボテンを挿し木にする時に必要なものはこちらです。

・植え替える器 ・土(市販のサボテン用の配合土など) ・カラーサンド ・ピンセット

・植え替える器
・土(市販のサボテン用の配合土など)
・カラーサンド
・ピンセット

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子吹きしたサボテンを挿し木にする手順

子吹きした節近くをピンセットで挟み、前後にゆっくりと茎を倒し、節を外していきます。

子吹きした節近くをピンセットで挟み、前後にゆっくりと茎を倒し、節を外していきます。

 

親株から外した茎は、そのまま1~2日置いて切り口を乾かすか、切り口に「切り口保護・発根促進」を促す専用の園芸用薬品を粉衣します。

親株から外した茎は、そのまま1~2日置いて切り口を乾かすか、切り口に「切り口保護・発根促進」を促す専用の園芸用薬品を粉衣します。

 

器の8分目くらいまで土を入れ、ピンセットを使って切り口を下にして土に植えます。

器の8分目くらいまで土を入れ、ピンセットを使って切り口を下にして土に植えます。

 

土の上から好きな色のカラーサンドで飾ってもいいですね。  植え替え後はしばらく水やりはせず、直射日光を避けて風通しの良い明るい日陰で養生します。2週間ほどしてから株の根元にお水をあげます。乾燥気味に育てます。

土の上から好きな色のカラーサンドで飾ってもいいですね。

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子吹きしたサボテンを挿し木にした後の管理

植え替え後はしばらく水やりはせず、直射日光を避けて風通しの良い明るい日陰で養生します。2週間ほどしてから株の根元にお水をあげます。乾燥気味に育てます。

子吹きしたサボテンを挿し木にした一年後の様子です。挿し木5つのうち2つは順調に育ちました。育たなかったものもありますが、置く場所や水の加減がちょうど合ったものはしっかり育つことがわかりました。

子吹きしたサボテンを挿し木にした一年後の様子です。挿し木5つのうち2つは順調に育ちました。育たなかったものもありますが、置く場所や水の加減がちょうど合ったものはしっかり育つことがわかりました。

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サボテンを育てて楽しもう!

小さなサボテンは、光と、ちょっとの水やりできれいにかわいく育ち、室内の窓辺などで育てるのに最適です。  サボテンの生長はゆっくりなので、あまり変わり映えしないように思いがちですが、肌つや良くご機嫌の時もあれば、ちょっと見ないうちに日照不足でひょろひょろと徒長したり、水が足りない時にはしわしわになってきたり、お水のやりすぎでぷよぷよといたんでしまったり、切り口から子吹きしたり、花が咲いたり、本当にいろんな表情があります。  徒長してしまったサボテンは、今回紹介した方法で胴切りや挿し木をすると、増やして楽しむこともできます。状態の良い時はもちろん、悪い時も含めてよく見てあげて、サボテンにとって快適な環境で育ててあげましょう。

小さなサボテンは、光と、ちょっとの水やりできれいにかわいく育ち、室内の窓辺などで育てるのに最適です。

サボテンの生長はゆっくりなので、あまり変わり映えしないように思いがちですが、肌つや良くご機嫌の時もあれば、ちょっと見ないうちに日照不足でひょろひょろと徒長したり、水が足りない時にはしわしわになってきたり、お水のやりすぎでぷよぷよといたんでしまったり、切り口から子吹きしたり、花が咲いたり、本当にいろんな表情があります。

徒長してしまったサボテンは、今回紹介した方法で胴切りや挿し木をすると、増やして楽しむこともできます。状態の良い時はもちろん、悪い時も含めてよく見てあげて、サボテンにとって快適な環境で育ててあげましょう。

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グリーンアドバイザー、ハンギングバスケットマスター、野菜ソムリエ、家庭菜園検定2級。園芸業界で植物全般を幅広く学び経験してきました。LOVEGREEN編集部では主に寄せ植えやリース作り、ボタニカルピープルなどの取材を担当。人が植物と心地良く暮らし、その幸せの連鎖が世界中に広がっていくことを願います。趣味はママさんサッカー。都大会優勝を目指して日々練習しています。

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