ぷっくぷくの多肉植物「コノフィツム」種類と管理のポイント

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コンパクトなサイズでぷっくりしていて触りたくなるような多肉植物「コノフィツム」。足袋のようなシルエットや丸型など草姿も様々。コノフィツムの種類をはじめ、水やりや夏越し、気をつけたいことなど育て方を紹介します。

目次

コノフィツムとは?

コノフィツムは南アフリカやナミビア原産のハマミズナ科コノフィツム属の多肉植物です。足袋のような姿の足袋型、丸い丸型、鞍型などで分けれます。秋に菊に似た花を咲かせます。花色は黄色、ピンク、オレンジ、白などがあります。

生長期は冬で、春以降に休眠します。表皮がカサカサになり秋頃に皮を破り、中から新芽が出てきます。

コノフィツムの種類

まあるい手を合わせているみたいな姿が可愛らしいコノフィツム。一部の種類をご紹介します。

ぷくぷく姿が可愛らしいコノフィツム

ペアルソニー

小さいそら豆みたいな見た目のペアルソニー。ピンクの花を咲かせます。

つるんと小さいそら豆みたいな見た目のペアルソニー。ピンクの花を咲かせます。

ポリアンドルム

見る向きによってはハートのような形のポリアンドルム。白い花を咲かせます。

見る向きによってはハートのような形のポリアンドルム。光に透かしても綺麗。白い花を咲かせます。

ウィルヘルミー

こちらも豆のような姿をしているコノフィツムです。表面に細かいドット模様があります。

 

コノフィツム ウィルヘルミー 脱皮

上の画像の状態から夏を越し、皮が剥けてきたところです。皮を剥く時は慎重に行いましょう。

秋の夢

コノフィツム 秋の夢

まるで合掌しているような草姿が特徴的な秋の夢。ぷっくりとすべすべした触り心地はずっと触っていたくなります。ピンクの花を咲かせます。

まるで足袋のようなコノフィツム

オランダ・アウデビリデ

足袋型コノフィツム

脱皮後の姿です。様々な方向に向かって伸びてしまっています。

宇田朝臣(うだあそん)

コノフィツム 宇田朝臣(うだあそん)

足袋型ですが、バンザイしているようにも見えてくる宇田朝臣。先端に赤いラインが入っています。中央の窓(透き通っている部分)も綺麗です。菊のような黄色い花を咲かせます。

コノフィツムの管理

水やり、日当たり、害虫などコノフィツムを育てる時に大事なポイントをまとめました。

コノフィツムは冬が生長期

コノフィツムは冬型の多肉植物なので夏は休眠期になります。春頃に表皮が茶色くカサカサになってきたら休眠のサイン。水やりはここからストップして休眠させます。

梅雨〜夏の高温期はできるだけ涼しく風通しの良い場所で管理し休ませます。

お盆過ぎに昼夜の気温が下がり、過ごしやすい気温になってきた頃から少しずつ様子を見ながら水やりを再開させます。

コノフィツムの水やりのタイミングに関しては、管理している環境により異なります。日頃からこまめに観察をしたり、温度計で気温の変動を確認することも大事です。

種類によっては完全に断水をしない

小型の種類は株も小さく根も弱いため、休眠期に完全に断水すると乾燥に耐えられず枯れてしまうことがあります。夏の高温期は乾燥しやすいので様子をみて土を湿らせる程度の水やりをしてください。

コノフィツムの水やりは株にかからないように

水やり ジョーロ ミッテ

真上からざっと水やりをするのではなく、株を避けて土に水を与えます。バットや鉢底皿などに水をはり潅水(底面吸水)で水やりをする方法もあります。開花時の水やりも花に水がかからないようにします。土が乾いているのを確認してからたっぷりと水やりをしてください。

花がらはすぐ取ろう

コノフィツムの花は1年に1度咲きます。花が咲き終わった後、花がらが株に張り付きシミのようになることがあります。そのまま放置せず、花がらは早めに摘み取りましょう。

脱皮したら無理には剥かない

花がらはすぐ取ろう

休眠後、脱皮した皮を無理に剥くと株を傷つける原因になります。皮がカラカラに乾いているのを確認してからピンセットなどを用いてやさしく剥きましょう。

ナメクジには注意

コノフィツムにとってナメクジは天敵です。這われてしまうと表皮に後が残ってしまい美観を損ねます。ナメクジは夜間に活動するので雨の後や梅雨時期、湿度が高い日などは要注意。見つけたら捕殺してください。鉢底などに潜んでいることもあります。鉢底や暗い場所も確認をお忘れなく。発生する前に忌避剤などで近づけないようにするのもありです。

気温によっては室内へ取り込む

冬型だから寒さは大丈夫!というわけでもありません。寒さには強い方ではありますが、霜が降りるや降雪の予報がある場合は早めに屋内へ取り込むなどして極端な寒さに当てないように。よく日の当たる窓辺などで管理してください。雪が降るくらいの気温の場合は凍ることもあります。一度凍ってしまうと傷んでしまい枯れてしまうこともあります。

日当りは良いほうが〇

冬場でも外で管理はしていても曇りの日が続いたり、日の当たる時間が限らていていたりと日照不足の原因は様々です。生長期の冬はできるだけ日光に当ててやりましょう。

 

コノフィツムは種類も豊富。花の色や姿かたちなど、じっくり選んでお気に入りのひと鉢を探してみよう。

 

コノフィツムの育て方をチェック!

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