人気のフィカス・ベンガレンシス!切り戻し剪定と挿し木の増やし方、水耕栽培方法

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小野寺葉月

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観葉植物のフィカス・ベンガレンシスは、インテリアとして雑誌やテレビで使われていたり、カフェやアパレルショップでも人気の品種です。買ってから何年かすると枝が間延びしたりすることもありますよね。今回はフィカスベンガレンシスの切り戻しや増やし方についてご紹介します。

 

目次

フィカス・ベンガレンシスってどんな植物?

フィカス・ベンガレンシスの切り戻し

フィカス・ベンガレンシスを挿し木で増やそう

フィカス・ベンガレンシスの水耕栽培

フィカス・ベンガレンシスの挿し木まとめ

 

フィカス・ベンガレンシスってどんな植物?

植物名 フィカス・ベンガレンシス
学名 Ficus benghalensis
英名 Benghalensis
科名 クワ科
属名 フィカス属
原産地 インド、スリランカ、東南アジア


 

おうちに置くインテリアグリーンとしてはウンベラータやアルテシーマとあわせて人気のフィカス・ベンガレンシス。日の当たる場所で風通しや水やりに気を付ければ、管理は難しくありません。日があまり当たらない場所では、成長はしますが「徒長(とちょう)」と言って枝が間延びしてしまうことがあります。枝が間延びしてしまった場合は、切り戻し剪定が必要です。

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フィカス・ベンガレンシスの切り戻し

切り戻しには適期があります。春先~秋までです。真夏は避けたほうがよいでしょう。また、剪定ハサミは清潔で切れ味のよいものを使いましょう。雑菌などが入ってしまうとそこから腐ってしまったり病気になってしまうことがあります。剪定する箇所は、伸びすぎている枝を葉の少し上で剪定します。

病気の葉や枝は避けましょう。フィカス属は剪定個所から白い樹液が出てきます。いわゆるゴムの木の樹液と同じで、ラテックスを主成分としたものです。衣服やインテリアなどにつくと取れなくなる恐れがあるばかりか、肌につくとかぶれる可能性があります。目などにも入らないように注意しましょう。

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フィカス・ベンガレンシスを挿し木で増やそう

フィカス・ベンガレンシスを増やす方法は挿し木・取り木があります。今回は挿し木についてご説明します。

◆用意するもの

フィカス・ベンガレンシスの枝、土、鉢、ハサミ

◆挿し木の手順

枝の切断面を斜めにカット

枝の切断面を斜めにカットしておきます。水を吸い上げやすいようにします。

1時間ほど水につけておく(水揚げ)

大きい葉から水分を蒸散させている状態なので、カットした枝は水につけます。そのまま水を1時間ほど吸わせておきます。

土に挿す

水を吸わせたら土に挿します。あらかじめ割りばしや指などで穴をあけて置き、枝を刺します。土は菌や肥料が入っていない清潔な土で、赤玉土をベースに腐葉土をまぜた土がいいでしょう。「観葉植物用の土」として販売されているものを使用する場合は、肥料が入っていないか確認してくださいね。根が生えてくるまでの間は水のみを必要とするので、肥料をあげても吸い上げることができません。

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フィカス・ベンガレンシスの水挿しと水耕栽培

フィカスベンガレンシスを剪定して水に挿しておいたら、発根してきました。発根してきたので土に植えようか・・・とも思ったのですが、水耕栽培で発根した根っこは、土で栽培する場合に発根した根っこだと土の中で水分や養分を効率よく吸い上げることができず、失敗してしまう場合があります。今回は、水耕栽培用の用土を準備してハイドロカルチャーに挑戦してみようと思います。

◆用意するもの

フィカス・ベンガレンシスの水挿しで発根した枝、ネオコール・ハイドロボールなどの水耕栽培用用土、容器(鉢底に穴のないもの)、ミニスコップ

◆植え替えの手順

容器に用土を入れ、枝を置く

用意した容器に水耕栽培用用土を半分いれます。

 

発根している挿し穂を鉢の真ん中に置き、周りに少しずつ用土を入れます。

 

挿し穂がぐらつかないように、入れ終わったら割りばしや棒などで上から何度か挿し安定させます。

水を容器の5分の1あげる

 

土の鉢物よりも、水の加減が難しい水耕栽培。初めての場合は、ガラスやプラスチックの外から水の量が見える容器がおすすめです。目で見て水がなくなっているのを確認したら、2~3日してから水をあげます。水が常にある状態にしてしまうと、根腐れをおこして枯れてしまうこともあります。もし、中が見えない場合は、水を容器にひたひたに入れて、水を捨てます。水耕栽培用の用土は保水性に優れているため、これを2日に1度を目安に行うと根腐れの可能性が減ります。

あると安心・便利な溶剤

■イオン交換樹脂栄養剤

植物の生育に必要な養分が水で溶け出すとともに、植物の生育に不要な老廃物などを吸着し、根腐れを防止します。

■根腐れ防止剤

ミリオンAやゼオライトなど、容器の底に敷いておく。水質浄化の効果がある。効果の持続する期間を過ぎたら交換が必要です。

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フィカス・ベンガレンシスの挿し木まとめ

■切り戻し剪定に適した時期は春先から真夏を除く秋まで

■剪定した枝は水揚げして土に植え替え可能

■剪定した枝が水挿しで発根した場合はハイドロカルチャーでの管理がおすすめ

■ハイドロカルチャーの管理は水が重要

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小野寺葉月

中高短で美術を学び、卒業後観葉植物も扱う雑貨店で店長、バイヤーを担当。産後LOVEGREEN編集部で季節や庭木、虫の記事担当しつつ、説明や挿絵などで再び絵を描き始める。Botapiiでもエディブルガーデン他のイラストを担当。縁あって現在はフィリピンのセブ在住。ダイビングリゾートで広報も担当している為、海の中やマクロダイビングの世界に夢中。魚より珊瑚やホヤ、海藻など植物寄りの世界が好き。勘と勢いで生きている。

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