フィカス・ベンジャミン・バロックの剪定や植え替えなどの育て方と増やし方(挿し木、株分け)

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水切れでもないのに葉がクルクル丸まっている姿が可愛いフィカス・ベンジャミン・バロック。園芸店や花屋で目にしたことがあるという方も多いと思います。

フィカスは観葉植物の中でも人気のある種類ですが、フィカス・ベンジャミン・バロックは小さい苗で売られているのでお部屋のちょっとしたグリーンに丁度いいですよね♪

今回はフィカス・ベンジャミン・バロックの剪定や植え替え(植え込み)などの管理方法、挿し木と株分けでの増やし方をご紹介します!

目次

フィカス・ベンジャミン・バロックとは

フィカス・ベンジャミン・バロックとはフィカス・ベンジャミンの園芸品種です。クワ科フィカス属に分類される東南アジア原産の植物になります。小さな葉が下向きにクルリと丸まっている姿は非常に可愛らしく、フィカスの中でも人気のある種類と言えます。

販売されているときは3~4株が一緒の鉢に植えられていることが多いので、植え替えるときに株分けをして一株ずつ育てる事もできます。フィカス・ベンジャミン・バロックの枝を切った時に出る白い樹液は体質によってかぶれる場合があるので、触らなように注意してください。万が一触ってしまった場合は流水でよく洗い流してください。

▼ベンジャミン・バロックの詳しい育て方はこちら

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フィカス・ベンジャミン・バロックの株分け方法

複数の株が一鉢にまとめられている場合はある程度大きくなったら株分けをしましょう。フィカス・ベンジャミン・バロックの株分けは非常に簡単です。植え替えをするときに一緒に株分けをするのがおすすめです。

まず、鉢からフィカス・ベンジャミン・バロックを取り出して古い土を優しく取り除きます。


ある程度取り除いたら、手で優しく株分けしていきます。ハサミやナイフを使うよりも、手でやった方が株への負担が少ないです。


今回は4株に株分けしました。次は植え込み(植え替え)の方法をご紹介します。

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フィカス・ベンジャミン・バロックの植え付け(植え替え)方法

株分けをしたフィカス・ベンジャミン・バロックを植え付けていきます。株分けをせずに、一回り大きな鉢に植え替える場合も手順は同じですので、ご覧ください。

まずは土を用意します。ベンジャミンバロックは高温多湿を好みますが、水はけが悪すぎると根腐れを起こしてしまいます。そのため、保水性の良い土を使うよりも、水はけの良い土を使用して細目に水やりをするようにした方が、根腐れを予防することができます。今回は観葉植物用の土2、赤玉土1、鹿沼土1を混ぜ合わせた土を使います。

ベンジャミン・バロックの植え替え用の土

まずは、ベースとなる観葉植物用の土を適量用意します


ベンジャミン・バロックの植え替え用の土

次に、観葉植物用の土の約半分の量の赤玉土を加えます。


ベンジャミン・バロックの植え替え用の土

最後に赤玉土と同じ量の鹿沼土を加えます。


ベンジャミン・バロックの植え替え用の土

よく混ぜ合わせれば完成です!


ベンジャミン・バロックの植え替え用の土

鉢底に鉢底石を少量入れます。

鉢底石を入れる事で通気性が良くなり、コバエの発生や根腐れを予防することができるので、必ず入れてください。


ベンジャミン・バロックの植え替え用の土

土を少量入れます。根の大きさなどに合わせて調節してください。


ベンジャミン・バロックの植え替え

フィカス・ベンジャミン・バロックのバランスが良くなるように置いて、周りに土を入れていきます。


ベンジャミン・バロックの植え替え

最後に鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水やりをすれば完成です!植え付け(植え替え)をしたら余分な枝は剪定してしまいましょう。

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フィカス・ベンジャミン・バロックの剪定方法

ハサミやナイフなどで余分な枝を切っていきます。フィカス・ベンジャミン・バロックは枝を切ると白い樹液が出るのですが、体質によってはかぶれることがあるので触らないように注意してください。もし触ってしまったら流水などで洗い流してください。


ベンジャミンバロックの剪定

今回はこの株を剪定します。下側の枝が横に伸びていてバランスが悪いので、ハサミを使って切り落としてしまいます。


ベンジャミン・バロックの剪定

枝元にハサミを当てて切り落とします。


ベンジャミン・バロックの樹液

カットすると切り口から樹液が出てきました。触らないように注意します。以上で剪定は終了です。剪定した枝は挿し木にして増やすことができます。 

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フィカス・ベンジャミン・バロックの挿し木の方法

ベンジャミン・バロックは挿し木で増やすことが出来ます。まず、剪定した枝の切り口を斜めにカットします。
ベンジャミン・バロックの挿し木

斜めにすることで土に触れている面積が増えて発根がしやすくなります。


ベンジャミン・バロックの挿し木

水に1~2時間漬けて樹液を枝の外に出します。


ベンジャミン・バロックの挿し木用の土

水に浸けている間に土を用意します。赤玉土のみで挿し木をしてしまうと、枝が倒れてし舞うことがあるので、赤玉土の粒の大きさが細かいもの1に通常の赤玉土3を混ぜ合わせます。


ベンジャミン・バロックの挿し木

鉢底石を入れた鉢に土を入れて、枝を挿します。


ベンジャミン・バロックの挿し木

最後に水をかければ完成です!土に根が張るまでは常に濡れている状態にします。土に根が張って株が動き出したら植え替えをしてあげてください。

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管理方法

ここではフィカス・ベンジャミン・バロックの管理方法をご紹介します!

目次

日光

【屋外】

春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、50%程度の遮光をしてください。 

遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。 

【屋内】 

耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、日光が当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。

室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。

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置き場所

乾燥に強く、耐陰性も少しあるので明るい室内なら置くことが出来ます。

エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。

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水やりの仕方

フィカス・ベンジャミン・バロックは乾燥に強いので、土の表面が乾燥してからたっぷりと水やりをしてください。

霧吹きなどで葉水をするのも害虫対策におすすめです。

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肥料のやり方

肥料はなくても育ちますが、施肥をした方が生長がはやいです。

1000~2000倍に希釈した液体肥料を10日に1回のペースで与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。

【施肥するときの注意点】

適切な希釈倍率を守らないと肥料焼けをしてしまうので、しっかりと濃度測定を行ってください!

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病害虫の種類と対策

フィカス・ベンジャミン・バロックはハダニアブラムシカイガラムシなどが発生することがあります。いずれも日当たりと風通しの良い場所で健康に育てることが一番の予防になります。

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いかがでしたでしょうか。これを機に独特な葉の形で可愛い観葉植物、フィカス・ベンジャミン・バロックを育ててみませんか?

最後にフィカス・ベンジャミン・バロックを管理するときに便利な記事をご紹介します!

ぜひご覧ください♪

 

 

 

 

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