ドライフラワーも作れる!千日紅(せんにちこう)の育て方や切り戻し
LOVEGREEN編集部
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春から長い間楽しませてきたお庭の花も、暑さでぐったりしていたり、蒸れて葉が茶色くなっていたり、切り戻したはずの植物が害虫にやられていたり、そろそろ何とかしなくては…と考えている方も多いのではないでしょうか。真夏の暑さに強くて、晩秋まで次々咲いてくれる花をお探しではないですか?
暑さに強くて、長く楽しめて、しかもドライフラワーにしても色がとっても鮮やかな千日紅(せんにちこう)をご紹介します。
目次
暑さに強い千日紅(せんにちこう)
千日紅(せんにちこう)は、一年草の植物で、真夏の暑さにも耐えうる大変丈夫な花です。切り花や花壇材料、鉢植えとして幅広く利用されています。
花色は、紅紫色やピンク、赤、白。
別名センニチソウともいい、鮮やかな花色を長期間保つことができます。
別名 | 千日草 |
学名 | Comphrena globosa |
英名 | Globe amaranth、Gomphrena |
科 | ヒユ科 |
属 | センニチコウ属 |
原産地 | 熱帯アメリカからメキシコ |
千日紅(せんにちこう)の花の作り
千日紅のピンクや白の部分は、花びらではありません。苞葉(ほうよう)といって、花、つぼみを包んでいた葉のことをいいます。本当の花の部分は白く見える小さな部分です。
苞葉(ほうよう)を触るとカサカサして乾燥しています。今咲いているのに、既にドライフラワーといったところです。そのおかげで色あせることもほとんどなく、綺麗に咲き続けてくれます。
千日紅(せんにちこう)の花言葉
千日紅(せんにちこう)の花言葉は、「変わらない愛情」「変わらぬ愛」「不朽」。
植え付けてからも長い期間美しく咲き、花瓶に活けたり、ドライフラワーにしても花色がほとんど退色しないことから、花言葉は付けられているようです。
大切な方にお贈りしたくなる、そんな言葉が込められたお花です。
千日紅(せんにちこう)を育てる
千日紅(せんにちこう)は、日当たりがよく風通しの良い環境でよく育ちます。花を摘んでも次から次へとわき芽が出て花数がグングン増えるので、生花をお部屋に飾ったり、ドライフラワーにしたり、お友達にブーケを作ってプレゼントしたりと毎日の暮らしの楽しみが広がりますので、ご自宅で育ててみてはいかがですか。
千日紅(せんにちこう)管理場所
千日紅は、水はけのよい日当たりの良い場所に種まきや植え付けをしましょう。
千日紅(せんにちこう)の種まき
千日紅(せんにちこう)の発芽温度は、発芽適温は20~25度程度なので十分気温の上がった5月以降にまいた方が良いでしょう。
育苗ポットにまいても、直に土にまいても発芽しますが、蒸れに弱いので適度な株間をとりましょう。
千日紅(せんにちこう)の植え付け
春に植え付けるのが一般的ですが、千日紅の苗なら比較的いつ植えても暑さを乗り切ってくれます。
株間は20㎝以上あけて植え付けましょう。リン酸を多く含む元肥を施すことで元気に花を咲かせます。
千日紅(せんにちこう)の鉢植の真夏の水やり
特にプランターや鉢植えで育てる場合は、朝晩の水やりが欠かせないほど土がカラカラになってしまいます。真夏は水分を積極的に与えましょう。
千日紅(せんにちこう)の花の終わり
千日紅は花が長い間持続して咲いていますが、そのままにしておくと、苞葉の部分のみがグンと育ち、形が崩れ、変色してしまう場合もあります。
千日紅(せんにちこう)の切り戻し
次々とわき芽が出てきて、蒸れてしまう前に全体の形をみながら切り戻しましょう。
千日紅(せんにちこう)の切り戻す位置
切り戻す場所は、新しいわき芽が出てきている部分を切ります。その際、新芽を切り落とさないように気を付けましょう。
最近では、草丈が大きくならない矮性(わいせい)の千日紅(せんにちこう)もありますので、ご自宅のガーデニングであまり高さを出したくないときには矮性(わいせい)の千日紅(せんにちこう)の品種を選ぶと良いでしょう。
\切り戻した千日紅をドライフラワーにしてみよう/
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