イチョウの育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- イチョウ
- 学名
Ginkgo biloba
- 英名
- Ginkgo
- 和名
- 銀杏
- 科名
- イチョウ科
- 属名
- イチョウ属
- 原産地
- 中国
イチョウの特徴
イチョウは、イチョウ科イチョウ属の落葉高木。雌雄異株で、裸子植物であることで有名です。裸子植物とは、恐竜が地上を闊歩していたような時代に出現した植物といわれています。裸子植物は、種になる胚珠という部分が子房に包まれず、むき出しになっている植物のことです。
イチョウは、全国で街路樹としてよく使われています。秋に黄色く色づく紅葉の景色はとても見事で、イチョウ並木は秋の観光スポットとしても人気があります。実であるギンナンは秋の味覚として人気がありますが、実がなる季節はなんとも言えない匂いが発生するため、街路樹として植栽されるのは雄株が多いようです。
大手濠緑地には、大正12年に発生した関東大震災で一面焼け野原となった東京で奇跡的に生き残ったとして、今もで大切に育てられているイチョウの木があります。東京都の木として制定されていることでも知られています。
イチョウの詳細情報
園芸分類 | 庭木、落葉 |
---|---|
草丈・樹高 | ~30m |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 緑 |
開花時期 | 4月 |
イチョウの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 | ||||||||||||
剪定 | ||||||||||||
結実 |
イチョウの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。高木の中でも背丈が高くなる木のため、基本的には地植え向きです。自然に生長させていくと、30mくらいの高さになるため、一般家庭より公園樹、街路樹としての利用が多い樹木です。
イチョウの育て方のポイント
水やり
植え付け直後にたっぷりと水を与えた後は、根付いてからの水やりは降雨に任せて問題ありません。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
イチョウの詳しい育て方
選び方
イチョウには雌株と雄株があります。種子であるギンナンができるのは雌株です。庭木として選ぶなら、雌雄の樹形の違いで選ぶとよいでしょう。実がなる季節はなんとも言えない匂いが発生するため、街路樹として植栽されるのは雄株が多いようです。
植え付け
11月~3月の落葉期に行います。主の幹をまっすぐと生長させるため、支柱で添え木をして安定させましょう。
剪定・切り戻し
イチョウの剪定は、落葉期に行います。自然樹形で生長させる場合は、まずは主管や株元から出てくる「ヤゴ」や「ヒコバエ」を根元から剪定しましょう。次に枝同士が交差している部分の不要な枝を剪定します。こうした剪定を定期的に行うことによって、枝ぶりの美しいきれいな自然樹形に生長していきます。また、風通しが良くなるので株のためにもなります。
花
イチョウは、4月~5月に開花します。
収穫
イチョウの実は秋に収穫します。実を素手で収穫するとかぶれることがあります。ビニール手袋などをして収穫しましょう。
葉を乾燥させたものは、天然の防虫剤として昔から利用されています。
夏越し
特別な夏越しの必要はありません。
冬越し
特別な冬越しの必要はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まき、挿し木、接ぎ木で増やすことができます。
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