前田有紀の一“花”言vol.67 〜「パンパスグラスのリース」
LOVEGREEN編集部
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フラワーアーティストの前田有紀さんが、一家言ならぬ一“花”言と称して、その時期に気になる旬のお花や魅力、そして前田さんならではのアレンジ術などをお届けするこちらの企画。今回は、この時期に飾りたい、「パンパスグラスのリース」の作り方をご紹介!クリスマス飾りとしてはもちろん、シンプルな色合いと華やかなシルエットはインテリアとしてもおしゃれに空間を演出してくれます。
パンパスグラスのリース
皆さんはパンパスグラスという植物をご存知ですか? ススキに似たイネ科の植物で、ボリュームのある大きな穂が特徴です。アイボリーカラーがインテリアに馴染みやすく、 ショップのディスプレイやウェディングでも近年人気が高まっている花材です。今年、私のアトリエにパンパスグラスが入荷したので、 以前から作ってみたいと思っていたパンパスグラスのリースを制作しました。 今回の一”花”言ではパンパスグラスのリースをご紹介します。
用意するのは、リースベース、巻きワイヤー、花切りバサミなど。
花材は、パンパスグラス。また、パンパスと馴染みが良さそうな アイボリーカラーのルナリア、カンガルーポー、ファベリグラスなど。
最初にほどよい長さにパンパスグラスをカットしていきます。 穂が散りやすいので、そうっと切り分けるのがポイントです。 1本でもかなりボリュームがでるので、たくさん小分けにしていきます。 それ以外の草花もほどよい長さにカットして準備していきます。
リースベースにワイヤーを巻きつけてからリースの制作スタート。 草花を手にしたら、リースベースに沿うようにお花を合わせて、 指で押さえている箇所を2周ほどきつく巻き上げていきます。 ここでゆるい巻き方をしていると、後々に花材が抜けてきてしまうことがあるので、 しっかり引っ張って巻いていくのがポイントです。
半分くらい出来上がったら一度手を止めて、全体像を確認しましょう。 後半は前半と同じ要領で、巻きつけていきます。 ぐるりと1周巻きつけていったらリースの丸が出来上がります。
最後のところは、一番最初にいれた花材の下側に茎を差し込んで、 しっかり花材をいれていきましょう。ワイヤーはリースベースにねじ込んで出てこないようにします。あとは形を整えて、完成!
リースといえばドアに飾るのが一般的ですが、パンパスグラスのリースは、 インテリアに合わせてリビングで飾るのもいいかもしれません。なるべく直射日光や湿度の高い場所は避けて飾ってあげましょう。みなさんもお花屋さんでパンパスグラスを見つけたらぜひリースに使ってみてくださいね!今年も残すところあと1ヶ月。より愛着の湧く手作りリースで、明るい気持ちで12月が過ごせますように。
PROFILE
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フラワーアーティスト 前田有紀さん
10年間テレビ局に勤務した後、2013年イギリスに留学。コッツウォルズ・グロセスター州の古城で見習いガーデナーとして働いた後、都内のフラワーショップで3年の修業を積む。「人の暮らしの中で、花と緑をもっと身近にしたい」という思いからイベントやウェディングの装花や作品制作など、様々な空間での花のあり方を提案する。2018年秋に自身のフラワーブランドguiを立ち上げる。
Facebook/前田有紀『一日一花』
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Instagram/“guiflower”
前田有紀の一“花”言 バックナンバー
- vol.57〜前田有紀の一“花”言vol.57 「日々のお庭のお手入れ」
- vol.58〜前田有紀の一“花”言vol.58 「日々の料理をハーブで彩る」
- vol.59〜前田有紀の一“花”言vol.59 「初夏の鎌倉散歩」
- vol.60〜前田有紀の一“花”言vol.60 「夏の暑さに強い花」
- vol.61〜前田有紀の一“花”言vol.61 「グリーンを飾る」
- vol.62〜前田有紀の一“花”言vol.62 「夏の鎌倉さんぽ」
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- vol.64〜前田有紀の一“花”言vol.64「秋の鎌倉さんぽ」
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