こんなにある!みかんの皮の活用法。食べ方レシピ、お風呂や掃除にも
山田智美
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みかんの皮には活用法がたくさんあるって知っていますか?みかんの魅力の一つである香りも、皮に含まれています。みかんの皮をおいしく食べるレシピ、みかんの皮のお茶、みかんの皮のお風呂やポプリ、遊び方、みかんの皮でお掃除まで!捨ててしまうのが惜しくなるような、みかんの皮の活用法を紹介します。
目次
- みかん基本情報
- みかんの皮の特徴
- みかんの皮を食べるレシピ2選
- みかんの皮をお茶にする
- みかんの皮でお掃除ができる
- みかんの皮をお風呂で楽しむ
- みかんの皮のポプリの作り方
- みかんの皮であぶり出し文字を書いてみる
みかん基本情報
- 学名:Citrus unshiu
- 科名、属名:ミカン科ミカン属
- 分類:常緑低木
みかんの特徴
みかんは日本の冬を代表するような果物。「コタツとみかん」というイラストや表現もよく見かけます。そのくらい私たち日本人にとって馴染み深い果物だということでしょう。
みかんという名前で流通しているのはウンシュウミカンの仲間です。ウンシュウミカンが果樹として日本全国に広がったのは明治以降だと言われています。改良が重ねられ、現在の種がなく、食べやすいみかんが出来上がりました。今では多くの品種があります。温暖な地域を好みますが、北は茨城あたりまで収穫が可能です。柑橘類の中では比較的寒さに強いのが特徴です。
▼みかんの育て方はこちら
みかんの皮の特徴
みかんの皮の特徴は、表面のつぶつぶとそこに含まれる成分です。みかんの皮を至近距離で見ると、毛穴のようなつぶつぶが見えます。みかんは無毛です。これはみかんの毛穴ではなくて、油胞というものです。
油胞の中にはリモネンなどの成分が含まれていて、みかんの果実を害虫などから守っているといわれています。リモネンはみかんを始めとする柑橘類の香り成分であり、エッセンシャルオイルにも使用されています。
試しにみかんの皮をぎゅっとつまむと、油胞から飛沫のように水分が飛び出してきます。水分にリモネンが含まれているので、辺りにふわりといい香りが漂います。目に入るとしみるので人に向けて飛ばすことのないようにしましょう。
みかんの皮を食べるレシピ2選
みかんの皮を使ったレシピを紹介します。皮の内側の白い部分は取っても取らなくても可です。みかんの皮は内側の白い部分が少なく、オレンジやグレープフルーツほどの苦みも出ないので、それほど気になりません。
みかんの皮のジャム
材料
- みかんの皮 食べたいだけ
- 砂糖 みかんの皮の半量
- 水 みかんの皮の半量
作り方
- みかんの皮はよく洗ってヘタを除き、みじん切りにする
- 沸騰したお湯で2~3分茹でて、ざるに上げる
- かじってみて苦みが気になるようであれば、同じ作業を繰り返す
- みかんの皮と砂糖、水を鍋に入れ、弱火で煮詰める
- 水分が飛んで、全体がとろりとしたら出来上がり
ドライみかんピールの砂糖がけ
材料
- みかんの皮 食べたいだけ
- 砂糖 みかんの皮と同じ量
作り方
- みかんの皮はよく洗ってヘタを除き、適当な大きさにちぎっておく
- 沸騰したお湯で2~3分茹でて、ざるに上げる
- かじってみて苦みが気になるようであれば、同じ作業を繰り返す
- 水気を切って、みかんの皮の重さを計り、同じ量の砂糖を用意する
- 鍋にみかんの皮、砂糖、ひたひたになる程度の水を入れて弱火で水分が少なくなるまで煮詰める
- みかんの皮をお皿の上や網の上で冷ます
- 粗熱が取れたら幅1㎝くらいに切り、グラニュー糖をまぶして出来上がり
これ以外にもみかんの皮は乾燥させて取っておくと何かと便利。魚介を煮込む時に臭み消しとして加えたり、薬味としても使用できます。
みかんの皮をお茶にする
みかんの皮でお茶を煮出します。乾燥させた皮はもちろん、剥きたてのフレッシュの皮でも使用できます。みかんの香り成分リモネンは、乾燥させると減ってしまいます。新鮮なみかんの皮で煮出したお茶は何とも言えないくらいの芳香です。
材料
- みかんの皮
- レモングラス(ドライでもフレッシュでも)
- 水
作り方
- 小鍋にみかんの皮、レモングラス、水を入れ、弱火にかけます
- 20分くらいかけてしっかりと香りを移したら出来上がり
入れたてはうっとりするくらいに芳醇な香り。冷めてもおいしく飲めます。気分をリフレッシュさせたい時に飲みたいお茶です。
みかんの皮でお掃除ができる
みかんの皮に含まれるリモネンという成分はお掃除にも大活躍します。作り方は簡単。みかんの皮を水から煮出すだけ。油汚れも落とせて、さらに辺りが爽やかな香りになるなんて、作らない理由はありません。
▼みかん水の作り方をご紹介しています。
みかんの皮をお風呂で楽しむ
みかんの香りをお風呂でも楽しみましょう。ドライのみかんの皮でもフレッシュのみかんの皮でも楽しめます。よく洗ったみかんの皮をガーゼや不織布の袋に入れて、お風呂に浮かべます。お湯の暖かさで香りが揮発しやすくなるので、バスルームいっぱいにみかんの香りが広がります。
みかんの皮を袋に入れる理由は片付けを簡単にするためです。掃除に手間がかかって湯冷めするようなことのないようにしましょう。
念のために、肌の弱い人は使用を避けてください。
みかんの皮のポプリの作り方
みかんの皮はポプリにしても楽しめます。みかんの皮を乾燥させて、細かく刻んでからサシェなどの小袋や器に入れて飾っておくだけ。サシェを枕の下に入れておくと、睡眠時に心地の良い香りを楽しめます。
香りが薄くなったら、エッセンシャルオイルやポプリオイルを垂らせば、また香りを楽しめます。
ポプリ作りで気をつけることは、必ずカリカリになるまで乾燥させること。生乾きの状態でサシェに入れてしまうと中でカビが生えてしまうことがあります。爽やかな芳香と一緒にカビの匂いがしたら台無しです。
みかんの皮であぶり出し文字を書いてみる
みかんの果汁であぶり出し文字を書いた経験はありませんか。あぶり出し文字はみかんの皮でもできます。
みかんの皮を細かく刻み、ひたひたの水を入れて潰すように混ぜます。その液体に絵具用の筆などを浸し、紙に文字を書いてみましょう。乾くと紙に書いた文字は消えてしまいます。その紙をバーナーなどであぶると文字が浮き上がってきます。
みかんの皮を使った、ちょっとした遊びです。みかんの皮があって、退屈な時間を持て余しているときなどに試してみてはいかがでしょうか。
紙をあぶる際は、紙に火が燃え移ることのないように、くれぐれも気をつけて行ってください。
みかんの皮は捨ててしまうのはもったいないくらい、活用方法がたくさんあります。おやつになったり、掃除に使用できたり、リラクゼーションから遊びまで。
みかんをたくさん食べたら、みかんの皮も活用してみましょう。
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