運盛りの野菜、「冬至の七草」とは?

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Illustration:無津呂 理沙

春の七草や秋の七草はよく知られていますが、「冬至の七草」というのがあるのをご存知でしょうか。冬至にまつわる七つの野菜、「冬至の七草」をご紹介します。

目次

冬至とかぼちゃ

カボチャ(南瓜)

かぼちゃは南アメリカ大陸原産で、生育適温は25~30℃前後の熱帯性の植物のため、日本におけるかぼちゃの旬は夏です。

その夏野菜のかぼちゃが、どうして冬の季節である「冬至」に食べられるようになったのでしょうか。こうして改めて考えてみると何だか不思議ですね。

かぼちゃの保存性

その秘密は、かぼちゃが長期保存ができる野菜だということです。

今でこそハウス栽培や野菜の冷蔵・冷凍技術が進んでいますが、昔は現代と違って野菜を1年中食べることは難しい時代でした。そのため、ビタミンなどの多くの栄養を含むかぼちゃを、野菜の不足する冬の時期に食べることで、厳しい冬を元気に乗り切ろうという江戸時代の人たちの「冬至の日」への想いが込められています。

もちろん現在は、真冬でもハウス栽培や海外からの輸入などにより、豊富に野菜を食べることができ、かぼちゃも旬の状態で食べることができますが、こうして江戸時代から現代まで風習として残っているわけなのです。

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冬至の七草とは?

お正月の後にお粥としていただく「春の七草」は有名ですが、「冬至の七草」というものもあるのをご存知ですか?

冬至を境に運気上昇!冬至の七草

(かぼちゃ)





(うどん)

すべてひらがなで表記したのには理由があります。

この冬至の七草は、「ん」が2つある食べ物なので運をたくさん取り込む「運盛りの野菜」といわれ、冬至を境に運を盛り返す意味でかぼちゃを食べられるようになった由来の一つです。

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運盛りの野菜、「冬至の七草」。翌年が健康で良い一年になるように、冬至の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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