アナカンプロセス 桜吹雪とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アナカンプロセス 桜吹雪
- 学名
Anacampseros rufescens f.variegata
- 科名
- アナカンプセロス科
- 属名
- アナカンプセロス属
- 原産地
- 南アフリカ
アナカンプロセス 桜吹雪の特徴
桜吹雪は、華やかなピンク斑の葉が特徴的なアナカンプロセス属の多肉植物です。暑さ、寒さに比較的強く、気温の低い秋から冬にかけてピンクの色が濃くなり、夏はピンクの色を残しつつ、グリーン色が強くなります。小型で生長が遅く、美しい葉色のため、寄せ植えの素材としても人気があります。環境にあうと濃いピンクの花が開花し、花のあとに種ができます。
アナカンプロセス 桜吹雪の詳細情報
園芸分類 | 多肉植物 |
---|---|
草丈・樹高 | 1~10cm |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 強い |
花色 | ピンク |
アナカンプロセス 桜吹雪の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好み、日照不足だと徒長します。よく光に当てたほうが葉の色が鮮やかな色になり、引き締まった株に育ちます。
ただし、日光が強すぎると葉焼けをおこします。真夏は半日陰程度の場所に移動するか、遮光ネットなどを使って光を調節するとよいでしょう。
桜吹雪は、雨の少ない乾燥した地帯の植物で蒸れを嫌います。雨ざらしの場所での栽培は避けましょう。
用土
水はけの良い土を使います。市販の多肉植物用の土でも栽培可能です。
アナカンプロセス 桜吹雪の育て方のポイント
水やり
水が乾いている時と水を与えた直後の鉢の重さを体感しておくと、水やりのタイミングの目安がわかりやすくなります。水のやりすぎは徒長や根腐れの原因になるので注意しましょう。逆に水が不足すると、葉がしわしわになることがありますが、気づいたタイミングで水を与えれば復活します。あまりにも放置すると戻らないことがあるため、葉の様子は日々チェックしましょう。
春・秋
日当たりの良い場所に置き、土が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷり与えましょう。休眠期に入る晩秋は少しずつ水を控えめにします。
夏
日本のような高温多湿の夏は生育が鈍ります。多湿に注意しながら水やりをしましょう。日中の水やりは、土の中の気温が上がっているため根を傷めるので避けましょう。
冬
休眠期なので水の回数を少なめにします。月1~2回程度、暖かい日の昼間に与えましょう。土が乾燥してから3~4日経ってから与えるくらいのタイミングで問題ありません。
肥料
春と秋に控えめに肥料を与える程度で十分です。
病害虫
風通しの良い場所で土を乾かし気味にして育てることが病気の予防になります。
アナカンプロセス 桜吹雪の詳しい育て方
選び方
徒長していない色のきれいな株を選びましょう。
剪定・切り戻し
高温多湿や蒸れに弱いので、葉が混みあった株や徒長した茎は、梅雨前に整理するとよいでしょう。剪定した茎を使って挿し木をすることもできます。
植え替え・鉢替え
1~2年に一度、一回り大きな鉢に植え替えましょう。植え替え前は水を完全に切り、植え替え後は1週間~10日、水を与えず風通しの良い日陰で管理してから日当たりの良い場所に移動し、水やりを再開します。
花
環境に合えば初夏から夏にかけて鮮やかなピンクの花が開花します。
収穫
花の開花後、種を収穫できます。種の収穫をしない場合は、終わった花がらはこまめにカットしたほうが株のためになります。
夏越し
桜吹雪は多湿を嫌うため、梅雨や長雨の間は風通しの良い雨が当たらない場所で管理するとよいでしょう。夏の葉の色は、冬と比べるとグリーンの色が強くなります。
冬越し
冬場は室内や温室で管理をしましょう。その際、空調の風が直接当たらないように気を付けてください。夜間の窓辺は外気と同じくらいまで冷え込むことがあるので注意しましょう。気温が高い日の昼間は、なるべく日光に当てましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
桜吹雪は、株分け、挿し木、種まき(実生)で増やすことができます。