春から秋までお庭を彩る!フロックスの種類・育て方&おしゃれな花あしらい
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お庭を彩る主役から、春に絨毯のように咲き誇るグランドカバーまで、あらゆる場面で圧倒的な存在感を放つ「フロックス」。可憐な一年草タイプから、植えっぱなしで毎年咲く宿根草、一面をピンクに染めるシバザクラまで、その種類や魅力は非常に多彩です。
今回は、フロックスのタイプ別の魅力や見分け方、失敗しない育て方のコツ、日常を彩る花あしらいや花言葉までを詳しく解説します。お気に入りのフロックスを見つけて、ぜひお庭やベランダに迎え入れてみませんか?
目次
フロックスの特徴と魅力|タイプ別で選ぶおすすめ品種

フロックス(ハナシノブ科)は、花色が豊富で初心者からベテランまで幅広く愛されている植物です。大きな特徴の一つが、品種によって開花期が異なること。春から初夏にかけて咲くタイプと、初夏から秋まで咲くタイプがあるため、上手に組み合わせればお庭で長く花を楽しむことができます。
ここでは、開花期や草丈、咲き方の異なる個性豊かな仲間たちをご紹介します。
フロックスのタイプ別比較
| タイプ | 開花期 | 草丈・性質 | おすすめの用途 |
| 一年草タイプ | 春〜初夏 | 20〜40cm(立性) | 鉢植え、寄せ植え、花壇の前方 |
| 宿根草(春咲き) | 春〜初夏 | 10〜40cm( 這い性) | グランドカバー、ロックガーデン、花壇の前方 |
| 宿根草(夏〜秋咲き) | 初夏〜秋 | 50〜120cm(立性) | 花壇の後方(背景)、切り花 |
| シバザクラ | 春 | 10〜20cm(這い性) | 斜面の土留め、広大なグランドカバー |
春の花壇を華やかに彩る一年草(開花期:春〜初夏)

ポピュラーな一年草タイプのフロックスは、花数が多く寄せ植えのアクセントにもぴったりです。ガーデンを明るくするカラフルな花色はもちろん、最近ではアンティークカラーやニュアンスカラーといったシックでおしゃれな品種も大人気。お庭の雰囲気に合わせて選べる幅広さが魅力です。
植えっぱなしで毎年楽しめる宿根草タイプ(開花期:春咲き/夏咲き)

手間いらずで毎年咲いてくれる宿根フロックスには、「春から初夏に咲くタイプ」と、「暑い夏から秋の花壇を彩るタイプ」があります。生長の仕方も、すっと茎を立てて上に伸びる「立性(高性)」から、地面を這うように広がる「這い性」までさまざまです。
開花時期:春~初夏
▼宿根フロックス・ホワイトパフューム:爽やかな白い花と甘い香りが魅力の品種。
▼ツルハナシノブ(フロックス・ストロニフェラ):生育スピードが速く、地面を這うように伸びる性質を生かしてグランドカバーや斜面の土留めに最適です。開花時には一面が絨毯のようになります。
▼フロックス・ピロサ:株元から多くの花茎を立ち上げ、密に開花します。非常に丈夫で、適所に植えれば放任でも自然と増えて広がります。
開花時期:初夏~秋
初夏から秋に咲く宿根フロックスは、小さな花が集まった見事な花房を咲かせ、長期間楽しめます。草丈が1mを超える高性種は、花壇の背景として群生させると圧巻の景色を作ります。花持ちが良く、切り花としても重宝します。
▼宿根フロックス・グリーンレディ:珍しい緑色の花が特徴。花壇のアクセントや切り花に人気です。
春の風物詩!グランドカバーの王様・シバザクラ

春に一面の絨毯のように咲き誇るシバザクラも、実はフロックスの仲間(ハナシノブ科フロックス属)です。
▼シバザクラの特徴についてご紹介しています。
▼日々の管理を知りたい方は植物図鑑をご覧ください。
▼「シバザクラ・フロックストロット」は、大輪で目を引く品種です。
フロックスの育て方|元気に咲かせる栽培のコツ

フロックスは基本的に丈夫で育てやすい植物ですが、タイプごとのポイントを押さえることで、より長く美しい花を楽しむことができます。
品種選び
「春から初夏にかけて咲くタイプ」と「初夏から秋まで咲くタイプ」があります。また、品種によって草丈や生長の仕方がさまざまなので、植える場所や用途に合わせた品種を選びましょう。
日当たりと風通しが成功の鍵
日光を好むため、しっかり日の当たる場所で育てましょう。また、蒸れに弱い側面もあるため、風通しの良さを確保することが元気に育てるコツです。
土
水はけと通気性の良い土を好みます。鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で元気に育ちます。
水やり
地植え:根付いた後は基本的に雨にまかせます。猛暑日が続き、雨が何日も降らずに極端に乾燥している場合のみ、朝夕の涼しい時間帯に水やりをします。
鉢植え: 土の表面がしっかり乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
肥料
宿根草タイプ: 植え付け時に元肥(緩効性化成肥料)を混ぜ込みます。追肥は春(3月〜4月)と秋(9月〜10月)の生長期に緩効性肥料を与えます。
一年草タイプ:植え付け時の元肥に加え、開花期間が長いため、月1〜2回程度、規定量に薄めた液体肥料を与えるか、定期的に追肥用の緩効性肥料を与えます。
花がら摘み
咲き終わった花をこまめに摘み取ると、次の花芽がつきやすくなり、花数が多くなります。
病害虫対策(うどんこ病)
風通しが悪いと、葉が白い粉をふいたようになる「うどんこ病」が発生しやすくなります(特に5月〜6月、9月〜10月)。
【予防と対策】
株元の風通しを良くし、葉に水が直接かからないように水やりをするのが予防のポイントです。発病初期であれば白くなった葉を早めに取り除き、適切な薬剤を散布し、被害の拡大を防ぎましょう。
開花が終わったときと冬越しの管理方法(宿根草タイプ)
宿根フロックスは、秋にその年の開花が終わったら株元近くで短く切り戻します。翌春になると、地下茎や株元から元気な新芽を伸ばして生長します。寒さには強いため、特別な防寒をしなくても屋外で冬越し可能です。
▼日々の管理を知りたい方は植物図鑑をご覧ください。
▼宿根フロックスの基本の育て方は、こちらの記事をご覧ください。
フロックスを暮らしに取り入れよう
お部屋を彩る花あしらい

フロックス・クリームブリュレと紫陽花の花手水
季節感を楽しむ「花手水(はなちょうず)」
初夏に咲く紫陽花と「フロックス・クリームブリュレ」をお皿などの浅い容器に浮かべた「花手水」は、涼やかで季節感あふれる空間演出にぴったりです。ニュアンスカラーのフロックスと紫陽花は相性抜群で、身近な器を使うだけで洗練された空間に仕上がります。

色合わせを楽しむ
フロックスは白、ピンク、紫、赤、複色、ニュアンスカラーとカラーバリエーションが実に豊富です。同系色でまとめて大人っぽく演出したり、コントラストのある色を組み合わせて華やかに飾ったりと、自由なアレンジが楽しめます。
生けるコツ
水に浸かる部分の葉を取り除いて生けるのがポイント。こまめに水替えをすれば切り花としても長く楽しめます。
花言葉
花を育てるだけでなく、その由来やストーリーを知ると、さらに愛着が湧いてくるものです。
フロックスの花言葉は「合意」「一致」「協調」
また、5月2日や8月24日の誕生花でもあります。詳しい花言葉の由来やエピソードについては、以下の記事もあわせてご覧ください。
開花時期や草丈の異なるタイプを上手に組み合わせることで、お庭の主役から足元を彩るグランドカバーまで、春から秋にかけて移り変わる豊かな景色を長く楽しむことができます。さらに、お部屋に飾れば、日々の暮らしに爽やかな季節感と彩りを届けてくれるはずです。
育てやすく魅力あふれるフロックスの中から、ぜひあなたのお気に入りを見つけて、ご自宅のお庭やベランダに迎え入れてみませんか?






































