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綿花(コットンフラワー)の育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
綿花(コットンフラワー)
学名

Gossypium

英名
Cotton plant, Cotton flower
科名
アオイ科
属名
ワタ属
原産地
熱帯・亜熱帯地域(熱帯アメリカ、アジア、アフリカ)

綿花(コットンフラワー)の特徴

綿花(コットンフラワー)はアオイ科ワタ属の植物です。本来は熱帯・亜熱帯地域原産の多年草ですが、寒さに弱いため栽培上は一年草として扱われます。夏にムクゲやフヨウに似たクリーム色(淡い黄色)の花を咲かせ、受粉後はピンク色へと変化します。花がしぼんだ後にできる実(コットンボール)が熟して弾けると、種子を守るための白い綿毛(種髪)が現れます。この綿毛が花のように見えることから「綿花」と呼ばれるようになったといわれています。

綿花(コットンフラワー)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 60~150cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 クリーム色(淡い黄色)
開花時期 7月~8月

綿花(コットンフラワー)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
開花
結実

綿花(コットンフラワー)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しが良い場所が適しています。

用土

水はけと適度な保水性のある肥沃な土が適しています。極端な酸性土壌を嫌うため、地植えの場合は事前に苦土石灰などで酸度調整をしておきます。

綿花(コットンフラワー)の育て方のポイント

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと与えるのが基本です。乾燥には比較的強い反面、過湿を嫌うため水の与えすぎによる根腐れに注意します。ただし、生育旺盛な開花・結実期は水切れを起こしやすいため、朝や夕方にしっかりと水を与えます。秋になり実が弾け始める時期に入ったら、実の乾燥を促し綿毛の変色やカビを防ぐため、徐々に水やりを控えて乾燥気味に管理しましょう。

肥料

植え付け時に、元肥として緩効性化成肥料を用土に混ぜ込んでおきます。追肥は花が咲き始める7月頃から、実が膨らむ9月頃まで定期的に施します。ただし、窒素分が多すぎると葉や茎ばかりが茂って花や実がつかない「つるボケ」を起こしやすいため注意が必要です。

実が完熟して弾ける時期に入ったら追肥を止めます。肥料が効きすぎていると葉が落ちにくくなり、実の乾燥や裂開が遅れる原因になります。

病害虫

アオイ科特有の害虫がつきやすく、特に乾燥期や梅雨明け以降に注意が必要です。病気は過湿や風通しの悪さが主な原因となります。

害虫
アブラムシ、ハダニ、ハマキムシ

病気
立ち枯れ病、うどんこ病

綿花(コットンフラワー)の詳しい育て方

選び方

品種によって草丈は大きく異なり、一般的なものは1m以上にまで生長します。限られたスペースやプランターで栽培する場合は、草丈が60cm程度に収まる「矮性種(わいせいしゅ)」を選ぶと管理しやすくなります。

種まき

発芽適温が20℃〜25℃と高いため、気温が十分に安定する4月下旬〜5月下旬が種まきの適期です。種の皮が硬く水を弾きやすいため、まく前日に一晩水につけて吸水させておくと発芽が揃いやすくなります。直根性で移植を嫌うため、ポットや育てたい場所に直接まくのが安心です。深さ1〜2cmの穴に2〜3粒ずつまいて土をかぶせ、発芽までは乾かさないよう管理します。本葉が1〜2枚出たら間引き、元気な苗を1本残して育てましょう。

植え付け

寒さに弱いため、気温が十分に上がる5月中旬〜6月中旬が植え付けの適期です。太い根がまっすぐ下に伸びる「直根性」の植物で根の傷みに非常に弱いため、ポットから苗を抜く際は根鉢を崩さないよう注意してそのまま植え付けます。

根が深く張るため、鉢植えなら深さのある8号以上の鉢に1株、一般的なプランター(65cm幅)なら2株を目安に植え付けます。地植えの場合は、風通しと日当たりを確保するため株間を30〜50cmほど広めにとりましょう。

仕立て方

生長すると草丈が高くなり、秋には実の重みで頭が重くなるため、強風や台風で倒伏しやすくなります。草丈が40〜50cmほどに育った6月〜7月頃を目安に、支柱を立てて株を支えましょう。太い根を傷めないよう、株元から少し離れた場所に支柱を深く差し込み、茎が太くなる余白を残して麻ひもなどで「8の字」にゆったりと結び留めます。

花

開花期は7月〜8月頃で、同じアオイ科のオクラやフヨウによく似た花を咲かせます。朝に咲いて夕方にはしぼむ「一日花」ですが、夏の間は次々と新しい花を咲かせます。

収穫

開花から約40〜50日経つと、褐色に熟した実(コットンボール)が裂開して白い綿毛が現れます。収穫期は9月中旬〜11月頃で、雨で綿毛が濡れるとカビや変色の原因になるため、よく晴れて空気が乾燥した日に行うのが鉄則です。

花材やインテリアとして枝ごと楽しむ場合は、実が弾け始めた枝を切り取り、残った葉を取り除いて風通しの良い日陰で吊るして乾燥させます。未熟な実も乾燥させることで徐々に開いていきます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

本来は多年草ですが、日本の気候では寒さに耐えられず冬を越せないため、毎年春に種をまいて育てるのが一般的です。収穫した綿毛の中から種を取り出し、乾燥させて春まで保管しておけば、次のシーズンに再びまいて増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部

LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。

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