あじさいで作ったリースのその後!ドライになったらどうなるの?
金子三保子
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秋から冬場は、植物を自然にドライフラワーにするのに適した季節です。
今回は、生花の時とドライフラワーになった時の色の変化を、リースとスワッグでご紹介します。
あじさいをリース風にアレンジ!
こちらは、アンティークカラー系のあじさい。色のバリエーションが豊富で、とっても人気のお花です。国産をはじめとして、オランダなどからの輸入ものまで色々あります。
このあじさいは、咲いた時の色ではありません。咲いてから、夏、秋、冬と管理して、気温の変化によって花弁の色合いが微妙に変化したものを、生産者さんの見計らいで出荷されてきます。
今回は、あじさいを小分けにしてリース風に生けて、そのままドライにしてみることにしました。
1か月後・・・
生花の状態でもシックな色合いでしたが、ドライフラワーになると褪せて落ち着いた色に。花びらがきれいにドライになったものもあれば、縮れてドライになったものなどいろいろ。
真っ赤だったあじさいは・・・
今回のあじさいは、特にこの赤に目を奪われました。すごい発色です。
1か月後
赤は、パープルカラーに変化。
例えば、バラの場合、深紅のバラはドライフラワーになると黒っぽく、オレンジ色のバラは赤っぽくなります。一方、生とドライで、それほど色の差がない花材もあります。(千日紅、エリンジウムなど)
ハーブのミニスワッグの色の変化
葉っぱは、ドライにするとどうなるのでしょうか。
2週間後
全体的に落ち着いたグリーン色になりました。状態は、ドライになったものと、まだ半生のものがあります。葉に厚みがあるものは、完全にドライになるまでに時間がかかります。
ユーカリ・ポポラスは・・・
シルバーグリーン色のユーカリ。左のシルバーグリーン色が、ドライになると右のような色に変化します。
ドライフラワーにするのに向く季節
湿度が低くて、空気が乾燥している秋~冬と、春が最適な季節です。
梅雨のような湿度が高い季節は、植物がドライになる過程でカビが生えやすかったりすることから、自然にドライにするのには向きません。
花材が新鮮なうちに
ドライフラワーにするのが目的なら、買ってきて水をたっぷり吸わせたら、新鮮なうちにドライフラワーにしましょう。生花でも楽しみたいところですが、早めにドライフラワーにしたのと、咲ききってからドライフラワーにしたのでは、仕上がりの状態や色に歴然とした差が出ます。
乾燥させる場所は・・・
乾燥させるスペースは、風通しがよい室内で、直射日光の当たらないところが適しています。
ドライフラワーってどれくらい持つの?
植物の種類にもよりますが、半年くらいが一般的です。それ以上たつと、退色が激しくなっていきます。
▼ドライフラワーになりやすい花をまとめました。ご参考にどうぞ!
生花のリースをドライにする注意点
生花からドライになる過程で、花材は全体的に縮みます。ドライフラワーになった時にスカスカになったりするので、縮むのを想定に入れて、こんもり多めに入れて作ります。そうすると、ドライフラワーになっても見た目がきれいなリースに仕上がります。
ドライフラワーを飾る場所
作る場所と同様、風通しが良く、直射日光が当たらない室内が最適です。
同じ時期に同じ花材で作ったドライフラワーでも、置き場所などのコンディションによって、退色や長持ち度がまったく違います。
▼あじさいのドライフラワーについて詳しくご紹介しています。
秋から冬は、リースを作る機会も多いので、参考にしてみてくださいね!
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