3月から始める3種の野菜の育て方 〜間引き編
LOVEGREEN編集部
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初めて家庭菜園をはじめる方におすすめしたい「ベビーリーフ・ラディッシュ・ルッコラ」3種のお野菜の育て方をご紹介しています♪
間引き
間引きをする意味
・密植状態をなくす
作物が密植状態だと、害虫の住みかになりやすく、蒸れることで病気にもかかりやすくなります。作物が元気に育つためには、日当たり・水分・風通しがとても重要です。充分な日当たりと風通しを良くするためにも、適度な間引きをしましょう。
・根の成長を邪魔しない
それぞれの作物の性質として、根が深く下に伸びる根菜類などの直根性のものもあれば、根が浅く横に広がっていく散根性の植物もあります。特に散根性の植物の株間が充分になく隣同士でぎゅうぎゅう詰めになっていると、作物は大きく生長できない状態に陥ります。根を十分に生長させるためにも間引きを行いましょう。
すじまきしたラディッシュの間引き
ラディッシュは土の中で大きくなります。そのため、赤い実の部分が混みあってしまってはラディッシュは大きくなれません。もったいないような気はしますが、混みあっていて、かつ生長が遅く、弱々しいラディッシュは手で抜き取って間引きましょう。
間引いた葉は捨てないで!
間引いた幼葉のラディッシュは、いわゆるベビーリーフです。小さいラディッシュの葉は多少ザラザラとした感触があっても、まだまだ柔らかい幼葉です。是非サラダなどで美味しく召し上がってください。
すじまきしたベビーリーフの間引き
今回のベビーリーフの収穫は、一発採りのラディッシュと違い、順次外葉から収穫したいと思います。
ベビーリーフは根の部分ではなく葉の部分を食べます。収穫した後に土を落とす手間や水洗いが楽に済むように、ハサミで根の部分を切るようにして間引き収穫をしましょう。
点まきしたルッコラの間引き
ルッコラもベビーリーフ同様、今後株を大きくして外葉から順次収穫していきたいと思います。こちらもたくさん葉が密集してきたので間引きをしたいと思います。
まだまだたくさん生えていますので、順次間引きをしていきたいと思いますが、ベランダ菜園の特徴を活かし、せっかくですからサラダに少しずつ加えながら順次間引いていきましょう。
間引き後の処理
間引きすることにより土の表面が乱れて、根がむき出しになっていませんか?そのままでは、根が乾燥した状態になってしまいます。必ず土寄せをしましょう。
最後は水やりです。これで間引きの一連の作業は終了です。
sana garden ~今週の種まき
インゲン
ルッコラとの相性がいいといわれるつるなしインゲンをまきました。
ひと家庭に程良い分量で次から次に収穫できるインゲンは、是非おすすめしたい春夏野菜です。
1か所に3~4粒を点まきして、最終的には1~2本に仕立てたいと思います。
シソ
シソって様々な収穫時期により使用される名前が変わります。
1 芽紫蘇
最初の収穫は芽紫蘇といって、本葉が1~2枚ほどに生長した小さなシソの葉です。芽紫蘇は刺身のつまに使用します。
2 大葉
次に皆さんよくご存じの大葉として収穫します。馴染みの薬味としても様々なお料理に使われます。
3 穂紫蘇
シソが花芽を作り、若い花穂をつけた時に収穫する穂紫蘇。芽紫蘇同様、刺身のつまによく使用されます。
4 シソの実
最後はシソの種がつき始めるシソの実。醤油付けにしてご飯の上にのせて食べたい一品です。
この4段階の収穫を目指して育てたいと思います。
シソは好光性の種子のためプランターの上にばらまきの方法でまきます。
一緒に育てる野菜はピーマンです。適度な水はけと水持ちの良い土壌を必要とするピーマンとシソを同じプランターで育てたいと思います。
バジル
最後はハーブの代表格のバジルです。ミニトマトと一緒に育てます。バジルは下から3~5節目で摘芯することでわき芽をどんどん増やし収穫量をアップします。
ルッコラと同じように点まきして、間引き菜をサラダなどで食べましょう。
次回のベランダ菜園~sana garden~
3種の野菜の育て方は、ベビーリーフ・ラディッシュ「収穫」の方法をご紹介します♪
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