トックリラン(ノリナ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
トックリラン(ノリナ)
学名

Beaucarnea recurvata

英名
Ponytail palm
別名・流通名
ポニーテール
科名
キジカクシ科
属名
トックリラン属
原産地
テキサス~メキシコ

トックリラン(ノリナ)の特徴

トックリラン(ノリナ)はテキサス~メキシコが原産の観葉植物です。株元が大きく肥大し徳利のように見えることからトックリランという和名が付いています。また、旧学名であるノリナの名で呼ばれることもあります。英名のポニーテールは長く伸びた葉がポニーテールの様に見えることが由来です。

トックリランは乾燥に強く育てやすい観葉植物なため、贈り物などに選ばれることもあります。小さなトックリランでも堅作りで育てることで形の良い株に仕立てることが可能です。

トックリラン(ノリナ)の詳細情報

園芸分類 観葉植物
草丈・樹高 30cm~1.5m程度
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
耐陰性 弱い
花色 淡い黄色
開花時期 6月~7月頃

トックリラン(ノリナ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
開花
植え付け
植え替え
剪定
肥料

トックリラン(ノリナ)の栽培環境

日当たり・置き場所

屋外

トックリラン(ノリナ)は耐陰性が弱いため暖かい季節は出来るだけ屋外の日当たりの良い場所で育てるようにします。午前中直射日光の当たる場所か寒冷紗などで弱めの遮光をした風通しの良い場所に置きましょう。葉焼けをするようであれば遮光率を高くします。

室内

トックリラン(ノリナ)は耐陰性が弱いため通年室内で育てるのは難しいです。室内で育てるのは気温が低くい冬だけにし、それ以外は屋外で育てるようにしましょう。もしくは週の23日ほどトックリラン(ノリナ)を外に出して日光浴をさせます。

また、トックリラン(ノリナ)にエアコンの風などが直接当たってしまうと枯れてしまうことがあるため、エアコンの風が当たらない風通しと日当たりの良い場所に置きましょう。

温度

トックリラン(ノリナ)は寒さに弱いため冬越しに注意します。

用土

トックリラン(ノリナ)は水はけの良い土を好みます。市販の観葉植物用の土や多肉植物用の土、山野草用の土などがおすすめです。自分で配合する場合は赤玉土をベースにパーライトなどで排水性と保水性を調節してください。

トックリラン(ノリナ)の育て方のポイント

水やり

トックリラン(ノリナ)は乾燥に強く、水やりのしすぎは徒長の原因になります。トックリラン(ノリナ)を屋外の日当たりの良い場所で育てている場合は表面の土が乾燥したら水やりをし、室内で育てている場合は週1~2回程度にしましょう。

肥料

トックリラン(ノリナ)は基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が生長がはやくなります。冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。トックリラン(ノリナ)を植え替える時に元肥を適量混ぜても大丈夫です。

有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。

病害虫

ハダニアブラムシカイガラムシ、に注意しましょう。特に屋外では害虫の被害に遭いやすいのでよく観察することが大切です。

トックリラン(ノリナ)の詳しい育て方

選び方

トックリラン(ノリナ)を選ぶときは株元がしっかり膨らんでいて、葉の色つやが良いものを選びましょう。また、病害虫が発生していないかも確認しましょう。

植え付け

トックリラン(ノリナ)の植え付けは5月~9月の暖かい時期に行ってください。 7月以降に植え付けを行う場合は猛暑日は避けるようにします。トックリラン(ノリナ)の根が出ていない場合は、根が出るまで受け皿などを使い、常に土が湿っているようにしてください。

剪定・切り戻し

トックリラン(ノリナ)は小さいうちはあまり分枝しないため、一般的な観葉植物として育てる場合は剪定はあまり必要ありません。古くなった葉を取り除く程度にしましょう。

植え替え・鉢替え

トックリラン(ノリナ)に水やりをしたときに水が流れにくくなっていたり、鉢底穴から根が出てきている場合は植え替えを行います。トックリラン(ノリナ)の根がしっかり回っている場合は根鉢を軽く崩してから植え替えましょう。

トックリラン(ノリナ)は稀に淡い黄色の花を咲かせます。

夏越し

トックリラン(ノリナ)は暑さに強いため特に注意することはありません。日当たりと風通しの良い場所で管理しましょう。

冬越し

トックリラン(ノリナ)は寒さに弱いため肌寒いと感じるようになったら暖かい室内に移動させましょう。室内で管理する場合は水を控えめにし、出来るだけ日当たりの良い場所に移動します。天気の良い暖かい日はトックリラン(ノリナ)を外に出し、日光浴をさせてあげるとなお良いです。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

トックリラン(ノリナ)は実生と挿し木によって増やすことが出来ます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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