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「し」からはじまる植物1-20件 / 全89件

シラー

  • シラーは秋に植えて春から初夏に花を咲かせる球根植物です。100種類以上が存在し、種類ごとに開花時期などの特徴が違います。ベル型の小花を俯くように咲かせるタイプ、小花の集合した花を放射状に咲かせるタイプ、小花を穂のように上に向かって連なるように咲かせるタイプなど、咲き方も種類によって違います。 多くの種は、秋に球根を植え付けると春から初夏に開花し、夏は休眠に入ります。耐寒性があり丈夫なものが多く、水はけが良い場所なら数年間は植えっぱなしで管理できる手入れが楽な植物です。分球し年々花数が増えるので、庭や花壇、落葉樹の株元などに植えると春から初夏の庭の彩りになります。   シラーといえばこの種をイメージする方も多い人気のシラー・カンパニュラータ(球根つりがね草)は、現在はヒアシンソイデス・ヒスパニカ(Hyacinthoides hispanica)として分類されています。ただし、流通上はシラーとして販売されていることが多いようです。

シラー・ペルビアナ(オオツルボ)

  • シラー・ペルビアナは、キジカクシ科の球根植物です。秋に球根を植えると初夏に透明感のある青紫色の花が開花します。ひとつひとつの花は星のような形、王冠のような雄しべも魅力的です。基本種は青紫ですが白花もあります。 和名のオオツルボは、大きなツルボというのが由来です。鱗茎には有毒成分があり、学名のScillaはギリシャ語の有毒を意味する言葉にちなみます。 耐寒性があり、水はけが良い場所なら数年間は植えっぱなしで管理できる手入れが楽な植物です。分球し年々花数が増えるので、庭や花壇、落葉樹の株元などに植えると初夏の庭の彩りになります。1本の茎に複数の小さな花が集合し、下から徐々に開花します。花持ちが良いため切り花としても楽しむことができます。    

ジュズサンゴ(数珠珊瑚)

  • ジュズサンゴは、白い花のあとに小さな赤い実をつけるヤマゴボウ科の北米南部から南米原産の非耐寒性常緑多年草(亜低木)です。半つる性で這うように横に広がりながら生長します。ジュズサンゴの名前は、実が数珠のように連なることに由来します。 寒さに弱いため日本では一年草扱いされますが、暖地では越冬し、前年の茎は木質化していきます。こぼれ種でも増えるほど性質は強健で、熱帯地域では雑草化するほどです。 ジュズサンゴの実の色は、赤の他、黄、ピンク、白などの品種もあります。開花期間が長く、実の観賞価値があるため生花として流通しています。

四角豆(シカクマメ)

  • 四角豆(シカクマメ)は熱帯アジアが原産のマメ科の野菜で、サヤの断面が四角形をしていることが名前の由来です。野菜としての出回りは若干量なので、今のところ珍しい野菜かもしれません。沖縄では「うりずん豆」と呼ばれます。 四角形のサヤの四隅は翼のようなひだがあり、ギザギザした形のユニークな見た目をしています。この翼のようなサヤから、英名は「Winged bean」という名がついています。 夏にスイートピーに似た、美しい淡い青~紫色の花が開花し、その後サヤが10~13cmくらいになったら収穫の目安です。サヤを食べるのが一般的ですが、花や葉、塊根、豆も食べることができます。 本来は多年草ですが、耐寒性はないため日本では一年草として扱われます。明るい緑色の葉のつるは2~4mほど伸びるので、観賞目的のグリーンカーテン素材として使われることもあります。

シルバーレース

  • シルバーレースは、レースのように繊細で美しい銀白色の葉をもつ耐寒性多年草。シロタエギク(白妙菊)の種類として紹介されることがありますが、シルバーレースはキク科タナセツム属、シロタエギク(白妙菊)はキク科セネシオ属に分類される別の植物です。葉がぽってり厚い葉のシロタエギクとは違って、シルバーレースは薄くて柔らかく、雪の結晶をイメージさせる細かい葉が特徴的です。その繊細な美しい葉はどんな草花とも合わせやすく、寄せ植えやハンギングバスケット、花壇の縁取りなどに用いられます。切り花やドライフラワーとしても人気があります。 初夏に、花の中心が黄色で白い花びらをもつ小菊のような花を咲かせます。花が咲くと株が弱ります。葉を楽しむ場合は、花を咲かせずに切り戻しましょう。 日当たりと風通し、水はけの良い場所が適しています。日照不足になると徒長したり葉色が悪くなります。高温多湿が苦手なので、土が乾いてからたっぷり水やりすることを心がけましょう。夏は半日陰になるくらいの場所が適しています。耐寒性があり、東京以西で強い霜や寒風に当たらなければ屋外で冬越しできます。寒さが厳しいときはマルチングをしたり、鉢植えの場合は軒下や室内に移動させたり対策しましょう。

シロタエギク

  • シロタエギクはキク科の耐寒性多年草で、白い産毛が生えた銀白色の葉をもつシルバーリーフです。品種によって葉の切れ込みの深さや形が異なりますが、一般的にシロタエギクと言うと、葉に切れ込みがあるセネキオ・シネラリアをさすことが多いです。その他には、ニュールックなどのようにふわふわした丸葉が可愛らしい品種もあります。 葉が美しいうえに、寒さに強く丈夫で育てやすいことから、寄せ植えやハンギングバスケット、花壇のカラーリーフプランツとしてよく用いられます。剪定しないでおくと初夏に黄色い花を咲かせますが、花を咲かせると株が弱り葉色も悪くなるため花が咲く前に切り戻して葉だけの状態で育てることが多いです。

ユーフォルビア・白樺キリン

  • 白樺キリンは多肉植物のユーフォルビアの一種です。鱗宝(りんぽう)の斑入りの品種で、名前に白樺とあるように白いボディが特徴です。斑入りのわりには比較的育てやすく生育旺盛で、子が吹くので外して挿し木で増やすことができます。秋にはピンク色に紅葉する色の変化も楽しめます。 乾燥を好み、暑さにもある程度耐えますが、寒さには弱いため霜や凍結には注意しましょう。

シュウメイギク(秋明菊)

  • シュウメイギクは、秋に白やピンクの花が開花するキンポウゲ科の宿根草です。名前に菊とありますが、学名からもわかるように菊ではありません。英名ではJapanese anemoneと呼ばれていますが、中国が原産となる帰化植物で野山に多く自生しています。秋の風情を感じる花は、欧米ではボーダーガーデンや日本風のガーデンには欠かせない植物となっています。 生育旺盛な宿根草で、年々大株になりたくさんの花が開花します。優し気な花の表情は風情があり、秋の落ち着いた光の中でたくさんの花が咲き誇る姿は目を引きます。半日陰程度の環境でも開花するため、シェードガーデンの素材としても利用されています。 花弁に見える部分はがくが花弁化したもので実際には花弁はありません。華道の素材としてや秋の茶花としても親しまれ、切り花として流通しています。

ジニア(百日草)

  • ジニアは暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。最近ジニアの新品種が続々と登場し、ビビッドな色からシックな色、また単色だけでなく複色カラーも多く色幅が多いのも魅力です。 ジニアはたくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き……などとても多様です。 最も一般的な品種がエレガンスの系統です。その他リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)や両者を交配したプロフュージョンなど最近開発された品種もあります。リネアリスやプロフュージョンは、ジニアに多いうどんこ病の発生がほとんどないため、公園の花壇の植栽などにも利用されています。 最近のジニアは、園芸だけでなく切り花としての人気も高くなり、今後ますます品種や色あいが多様になる花のひとつと思われます。

シャリンバイ

  • シャリンバイは、光沢のある葉が特徴のバラ科の常緑低木です。初夏に咲く花にはほのかな香りがあり、秋から冬に黒い果実が実ります。車輪梅という名は、花が梅に似ているのと葉が枝先に車輪状につくことが由来とされています。葉の形が丸いマルバシャリンバイや細い葉のホソバシャリンバイなど、いくつかの品種があります。 丈夫な性質で刈り込みにも耐えるので、庭木のほか生垣としても利用されています。また、潮風にも耐える性質なので海岸に自生しているほか、排気ガスにも負けないため、交通量の多い街路樹や高速道路の中央分離帯などの植栽にも使われています。

春蘭(シュンラン)

  • 春蘭(シュンラン)は、日本に古くから自生する野生のランで、シンビジウムの仲間です。江戸時代から古典園芸植物のひとつとして育種、栽培され、園芸種も豊富にあります。足元に光が差し込む明るめの雑木林に自生していますが、近年、数が減少しています。 春蘭という名前にもあるように、開花は3月~4月の春です。地下にはいくつかのバルブが連なり、そこから細長い葉が出て、1本の茎に1つの花が開花します。(まれに複数の花が咲くこともあります)

芍薬(シャクヤク)

  • 芍薬(シャクヤク)は、アジア原産のボタン科の多年草。春になると地面から新芽を出し、伸びた茎から大きな花を咲かせるのが特徴です。 芍薬(シャクヤク)は中国北部、シベリア南東部、朝鮮半島などに自生し、中国では古くから栽培されてました。薬用植物としても知られ、花から根まで余すことなく使用され、江戸時代からは「茶花」として観賞用としても親しまれてきました。その後、改良され、現在では数多くの品種が作られ、初夏の切り花としても人気の高い植物です。 球状のつぼみはさほど大きくありませんが、開くと手のひらより大きな大輪の花になります。 見分けがつきにくい、よく似た花を咲かせる牡丹(ボタン)とは全く違う植物です。牡丹(ボタン)は落葉低木で「木」、芍薬(シャクヤク)は「草」として分類されます。   左:ハイブリッドシャクヤク 右:芍薬(シャクヤク) 最近では、芍薬(シャクヤク)と牡丹(ボタン)を掛け合わせたハイブリッドシャクヤクも登場し、以前はなかった黄色の芍薬(シャクヤク)も流通しています。

シジミバナ

  • シジミバナは、4月~5月に白い八重咲きの小さな可愛らしい花を枝一面に咲かせるバラ科の落葉低木です。シジミバナの名前の由来は、八重咲きの花が貝のシジミ(蜆)の中身に似ていることから名づけられました。また、花の中心がくぼんでいることから靨花(エクボバナ)の別名もあります。丈夫で管理が楽な低木のため、植物園をはじめ、公園や緑地などにも植栽されています。 シジミバナは、株元からたくさんの枝を出して株立ち状に生長します。それぞれの枝は上向きに伸びた後、枝垂れてアーチ状になり、遠目から見るとユキヤナギの樹形に似ています。両者の違いは、ユキヤナギの花は一重、シジミバナは八重なので、花で見分けることができます。また、開花期は、ユキヤナギの方がシジミバナより早く開花します。

シデコブシ(ヒメコブシ)

  • シデコブシは、岐阜、愛知、三重のごく限られた低地や低湿地に自生する日本の固有種の植物です。現在は開発などで数が減少し、レッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)で準絶滅危惧(NT)に指定されています。 園芸種も数多くあり、シデコブシの名の他、ヒメコブシという名で流通しています。コブシより樹高が小ぶりなので、庭園や公園樹の他、個人宅の庭木としてよく利用されています。 シデコブシ(ヒメコブシ)は、モクレン類の中では開花が早く、3月~4月に白やピンクの美しい花が開花し、花にはほのかな香りがあります。コブシの花弁数は6枚であるのに対して、シデコブシ(ヒメコブシ)は花弁の枚数が多く、園芸種は八重咲き種もあります。切り花としても親しまれ、つぼみや花つきの枝ものが冬に流通しています。

シレネ・ピンクパンサー

  • シレネ・ピンクパンサーは春から初夏までピンクの花を咲かせる一年草。横に広がるように生長し、たくさんの花を咲かせるので、花壇や寄せ植えなど利用用途が広い草花です。這うように生長するので短期間のグランドカバーにもなります。 発色の良いピンクやマットピンクなどの色幅があります。その他、ホワイトパンサーとして白い花もあります。 原産地では多年草ですが暑さには弱いため、日本では夏前までの一年草として扱われます。環境を気に入るとこぼれ種で増えることもあります。繁殖力旺盛で、ときにはコンクリートの割れ目から開花することもあります。

シレネ・ホワイトパンサー

  • シレネ・ホワイトパンサーは春から初夏まで白い花を咲かせる一年草。横に広がるように生長し、たくさんの花を咲かせるので、花壇や寄せ植えなど利用用途が広い草花です。這うように生長するので短期間のグランドカバーにもなります。 白い花色は純白ではなく、ほんの少しピンクの色みが感じられる色をしています。白の他、ピンクパンサーという名の発色の良いピンクやマットピンクの品種もあります。 原産地では多年草ですが、暑さには弱いため日本では夏前までの一年草として扱われます。環境を気に入るとこぼれ種で増えることもあります。繁殖力旺盛で、ときにはコンクリートの割れ目から開花することもあります。

ジュエルオーキッド

  • ジュエルオーキッドは、主に東南アジアの熱帯・亜熱帯の森林に生息している常緑性多年草で、洋ランの仲間です。葉を楽しむ地生ランの通称を「ジュエルオーキッド(Jewel Orchid)」と呼んでいます。この名は、宝石(Jewel)のように葉がキラキラと輝く蘭(Orchids)という意味です。 ジュエルオーキッドの葉は、まるでビロードのような質感で、光輝く糸で刺しゅうされたような美しい葉脈が特徴です。光に反射して葉がキラキラと光り輝き、美しさを増します。華やかな葉は自然の中でも存在感があり、息を呑むほど美しい姿は、別名で「宝石蘭」や「森の宝石」とも呼ばれます。環境に合うと、春から秋にかけて小さくて控えめの花が咲くこともあります。 ジュエルオーキッドは アクアテラリウムの材料として用いられることが多いため、園芸店の他、熱帯魚ショップでも販売されています。生長が遅く、子株をつけるのにも時間がかかりますが、一度は身近に置いてみたい生きた宝石です。

ジャーマンカモミール

  • ジャーマンカモミールは、地中海沿岸原産のキク科の一年草で、ヨーロッパでは昔から民間薬として使われてきたハーブのひとつです。カモミールとしていくつかの種類がありますが、ハーブティーとして使われるのはジャーマンカモミールが一般的です。 春から初夏にかけて白い小花を咲かせ、地植えにするとこぼれ種で増えていくほど性質は丈夫です。香りは青りんごに例えられることもあるように、爽やかさと甘さの感じられる香りで、古くからお茶やアロマテラピー、薬用などに使われてきました。香りがするのは花で、葉は香りがしません。  

白花マンサク(フォサギラ・マヨール)

  • 白花マンサク(フォサギラ・マヨール)は、マンサク科の落葉低木です。名前にマンサクとつきますが、属はマンサク属ではなくシロバナマンサク属になります。 春に葉が出る前にブラシのような白い花を枝一面に咲かせます。自然に株立ちの樹形になるため、ナチュラルな雰囲気の庭におすすめの庭木です。春の白い花、初夏から夏の青葉、秋の紅葉~落葉と四季折々の表情も楽しめます。丈もさほど大きくならないため、鉢植えでも栽培可能です。

ジャーマンダーセージ

  • ジャーマンダーセージは初夏から秋にかけて美しいブルーの花を長くたくさん咲かせる宿根草のセージです。銀灰色やシルバーグリーンとも表現される葉と花色とのコントラストが美しく、庭や花壇に植えると花がない時期もカラーリーフとして楽しむことができます。 セージ類の中では小型種で草丈は生長しても40cmくらいのため、利用範囲が高い草花です。株はブッシュ状に茂り、旺盛に葉を出して生長するため、伸びすぎたら切り戻しをすると姿の良い株を維持できます。 初夏から晩秋まで長くたくさんの花が開花します。透明感のある青い花は、気温が低くなると、より深みを増し、季節によっても多少花色が変わります。冬期は温暖地であれば葉を残して越冬します。 花のひとつひとつが小さく、葉も細かいので繊細な雰囲気もあります。丈夫な性質で環境に合えば植えっぱなしで毎年開花する丈夫な宿根草です。

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