日持ち抜群のドライフラワー|ルナリア

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金子三保子

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トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「ルナリアのドライフラワー」

ルナリアは、春から初夏にかけて紫や白の花を咲かせるアブラナ科の二年草。アブラナ科の花に多い十字型の花が春に開花し、花色は白や紫があります。

繁殖力が旺盛で、環境を気に入るとこぼれ種で増えます。私も最初は種から育てたのですが、その種がこぼれて以降は自然に任せています。

▼ルナリアの植物図鑑

ルナリア

温暖地だと秋、寒冷地だと春が種まきの時期。春にまくと翌年に開花しますが、秋まきは状況によっては開花までに2年かかります。私が最初に種をまいたのが2020年の秋、開花したのは2022年の春でした。その種がこぼれて、2024年の今年、再び開花というサイクルです。今年咲かなかった株もあるので、来年以降は毎年開花するかもしれません。

 

ルナリア

ルナリアのドライフラワーは花の部分ではなく、種が実るさやでもなく、さやの間にある仕切りの部分です。

一般的な草花類は、たくさんの花を咲かせるために花がら摘みをしますが、ドライフラワーにしたいルナリアの花がらはそのまま放置。

 

ルナリア

花のあとに写真のような小判形のさやができます。さやの色は最初はグリーン、さやの中央には薄い間仕切りがあり、両サイドに数個の種が実ります。

 

ルナリア

7月のルナリア

ドライフラワーの作り方は簡単です。

7月頃、さやが茶色になったころに剪定し、さやを下にして壁などに吊り下げて乾燥させます。乾燥してきたら種とさやを取り除くと仕切りの部分だけが残り、ドライフラワーとして完成です。

 

ルナリア

収穫時にすでにさやが乾燥しているなら、吊り下げ乾燥は省き、すぐに作業に入っても大丈夫です。さやが乾燥していれば、力を入れなくても簡単にはがすことができます。仕切りは薄くて繊細なので、優しい力加減で作業するのがコツ。種ができる時期は梅雨と重なるため、前日から晴れている日に作業することをおすすめします。

 

ルナリア

こちらは2022年に作ったドライフラワー、2年経過してもいまだにきれい。花のドライフラワーと違ってとても長持ちします。

 

ルナリア

花瓶に生けたり、草丈が長いならスワッグ、切り分けてアレンジやリースの材料に利用できます。キラキラした質感でユニークなフォルムなので、部屋の中で存在感のある飾りになります。

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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