知る人ぞ知る実力派!トルコキキョウってどんな花?
清水ヨシミ
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トルコキキョウの生け方と管理方法
トルコキキョウは、枝分かれをして1本に複数の花がついています。
葉がついていたところは節のようになっています。その部分で切ってしまうと水の吸い上げが悪くなるので、避けて切るようにしましょう。茎は手で折るか、ハサミかナイフで斜めに切ると水の吸い上げが良くなります。
枝分かれしているトルコキキョウは、枝ごとに切り分けることもできます。
トルコキキョウのみで生ける時は、上の方の葉は残した方が見栄えがいいので、花瓶の中に入ってしまう葉や大きすぎる葉のみを取り除くのがおすすめです。トルコキキョウの葉は柔らかく、他の花や葉ものと生けると傷つきやすいので、花材を組み合わせて生ける時は取り除いた方が生けやすいです。
長さを活かして生ける場合は重心が上がり倒れやすいので、安定感、重さのある花瓶に生けましょう。
トルコキキョウは、通常は茎の長さの1/3程度の水の深さで生けますが、夏場は茎が腐りやすくなるため、通常より浅めの水量で生けます。茎が長い場合は5~10センチ程度水に浸かるようにしましょう。
気温が高いと水が汚れやすく、雑菌が繁殖すると茎が腐る原因になってしまうため、こまめに水換えをしましょう。出来れば毎日水換えをして水を清潔に保つと長く楽しめますよ。鮮度保持剤を使用すると雑菌の発生を抑えることが出来ますが、水を取り換えなくていいということではないので、水が濁ってきたらしっかりと水換えをしましょう。水換えの時には花瓶もきれいに洗ってくださいね。少し面倒にも感じますが、花瓶の水を清潔に保つことは、暑い時期に花を長持ちさせるためにとても効果的です。
水換えの時は茎を1センチ程度切り戻すと、切り口が新しくなり水の吸い上げがよくなります。茎がヌルヌルしている場合は流水で洗い流しましょう。茎の色が黄みがかり柔らかくなって腐ってしまっていたら、その部分は全部カットしましょう。カットして短くなってしまったら、小さめの花瓶に生けなおすとまた違った表情を見ることができます。
短く生ける場合は、花瓶に数センチの浅めの水に生けましょう。
トルコキキョウとの組み合わせにおすすめの花材
丸みのある形で色も豊富なトルコキキョウは、どのような花とも組み合わせやすいです。トルコキキョウと同じく夏が旬の花から、おすすめの花をご紹介します。
ヒマワリ
夏の花の代表格ヒマワリは、白いトルコキキョウと合わせて爽やかに見せたり、アプリコットカラーと合わせて同系色でまとめたり、またパープルなどビビッドカラーと合わせてコントラストを強調したりと、様々な組み合わせを楽しめます。
ユリ
長さ、ボリュームのあるトルコキキョウは、大きいユリと合わせても存在感が消えにくいです。トルコキキョウには僅かにしか香りがないので、香りを楽しみたいときにもおすすめの組み合わせです。
小花
写真のブルースターなど、小さい花を周りに添えるとトルコキキョウが引き立ちやすくなります。
グリーン
グリーンをたくさん使ってナチュラルにまとめても素敵です。トルコキキョウは組み合わせる花材によって様々な表情を見せてくれます。
和花
日本でも長く親しまれているトルコキキョウは、リンドウやナデシコなど和の花に合わせてもいいですね。
色も形も豊富で、ウェディングや仏花まで幅広く使用されているトルコキキョウ。通年出回っていますが、実は夏が旬なんです。日持ちもいいので、今年の夏の花の主役にいかがですか?
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