知る人ぞ知る実力派!トルコキキョウってどんな花?

清水ヨシミ
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トルコキキョウは、バラやヒマワリなどに比べてあまりどのような花か知られていませんが、日常から冠婚葬祭までシーンを選ばず、実はいろいろなところで使われています。色や形も豊富なため「あれもトルコキキョウだったんだ!」ということも多い花なんですよ。大きくて華やか、日持ちが良いなど、他にもたくさんの魅力があるトルコキキョウをご紹介します。
目次
トルコキキョウとは?
学名…Eustoma
別名…リシアンサス
科、属名…リンドウ科、ユーストマ属
分類…草花
原産地…アメリカのテキサス州
開花期…5月~7月、9月~10月
花色…紫、ピンク、白、緑、黄、茶、複色など
花言葉…「優美」「すがすがしい美しさ」
一般的にトルコキキョウという名で売られていますが、原産地がトルコではないのにも関わらずトルコがつき、キキョウの仲間ではなくリンドウ科だということは意外と知られていません。「トルコ」の由来は、蕾がトルコ人のターバンに似ているから、もともとの紫の花色がトルコ石の色だから、はたまた地中海の色から名づけられたなど様々な説があります。
写真はトルコキキョウの蕾です。捻られている姿は、ターバンのように見えるでしょうか?
▼トルコキキョウの育て方
▼トルコキキョウの色ごとの花言葉
トルコキキョウの種類
一重咲き
「トルコキキョウ」の名前の由来にもなったキキョウによく似た星形の花です。写真のような優しいピンクだけではなく、白や黄緑、キキョウに近い青もありますよ。
▼キキョウはこのような花です。形が似ていますね!
桔梗(キキョウ)
- 桔梗(キキョウ)は、キキョウ科の宿根草。近年、自生種は個体数が減少してしまい、絶滅危惧種に指定されています。初夏から秋に風船のようなつぼみがはじけると星形の美しい花が開花します。秋の七草のひとつとされている桔梗(キキョウ)ですが、初夏から秋までと開花期間が長く、暑さにも強いため夏のガーデニングに利用されています。 自生種は絶滅危惧種に指定されていますが、園芸品種の桔梗(キキョウ)には多くの種類が出回っています。江戸時代から品種改良が重ねられ、現在までたくさんの品種が生み出されてきました。 花の色は、紫や青の他にピンクや白もあり、咲き方は一重咲きの他に八重咲き、大輪種、花が最後まで開かない袋咲きの品種もあります。色や咲き方のバリエーションが多い上に、草丈が高いものから矮性種まであるので、庭植えのほか、鉢植えで栽培することも可能です。 桔梗(キキョウ)の英名「Balloon flower」は、蕾が風船のように膨らんでいることが名前の由来です。
八重咲き
以前は一重のトルコキキョウが一般的でしたが、近年はバラのような華やかさがある八重咲きの人気が高く、多く出回るようになりました。品種により花弁の枚数や花の大きさが違います。
複色
花弁の先を縁取るように色が入っているバイカラーです。このように色が分かれる花はあまりないので、トルコキキョウらしい存在感を出せますね。写真は八重咲ですが、一重の花にも複色のものはあります。
フリンジ咲き
写真は大輪でフリルが多く華やかな人気のボヤージュシリーズです。こちらは青紫のボヤージュブルーと言う花ですが、色の種類が豊富で、他にも緑、黄色、白、ピンク、アプリコットカラーなどがあります。
トルコキキョウは他にも小ぶりの花の小夏シリーズや、バラ咲きのもの、アンティークカラーから黒に近い色まで、形も色も様々な種類があります。
\トルコキキョウの生け方と管理方法/