【夏でも日持ちする切り花】アンスリウム

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金子三保子

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アンスリウム

なんとも不思議な形をしたアンスリウム。夏の花屋さんでよく見かける花です。

ハートのような形の部分の中心からピノキオの鼻のような突起物。見れば見るほどユニークなフォルムをしています。

以前は赤など限られた色しか流通していなかった記憶がありますが、最近はとてもたくさんの種類のアンスリウムが流通しています。

今回のアンスリウムは黄緑色でさわやかな雰囲気。色によってイメージががらりと変わる花材です。

アンスリウムのハートの部分は実は花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる花を包む苞。花は、突き出ている肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる部分です。

アンスリウムのハートの部分は実は花ではなく、仏炎苞(ぶつえんほう)と呼ばれる花を包む苞。突き出ている肉穂花序(にくすいかじょ)と呼ばれる部分が花です。

切り花としての流通は、葉がついていない茎のみの状態がほとんど。茎と花のカーブが素敵な素材なので、それぞれの花の顔が向いている方向を生かして生けるとよいでしょう。

アンスリウムは南国の花なので、夏でもとても長持ち。1本でも存在感のある花あしらいになります。

赤、白、紫、緑、茶色…… 色幅も豊富です。その日の気分で品種を選んでみてはいかがでしょうか。

 

アンスリウム

長持ちさせるコツ:花瓶の水を清潔に保つ。少しずつ茎を切り戻す。

置き場所:冷房が直接当たらない風通しの良い場所

花瓶の水の量:少なめ

 

日々の暮らしに彩りを。お気に入りの花を探しに花屋さんへ立ち寄ってみませんか。

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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