【初夏から秋まで次々咲くニチニチソウの小輪】夏花火

戸松敦子
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ニチニチソウ夏花火
寄せ植えを素敵に仕上げる名脇役プランツ、今回ご紹介するのは「ニチニチソウ夏花火」。初夏~秋に咲くキョウチクトウ科の非耐寒性一年草です。
ニチニチソウ夏花火は、普通のニチニチソウよりも花のサイズが小さい特徴があります。5月~10月頃、可愛い小輪の花が花火みたいに次々と咲き広がります。白い花びらで中心が赤いからでしょうか、ホワイトレッドアイという名もついています。
強い光を好むので、できるだけ日当たりが良い場所で育てます。過湿になると灰色カビ病になることがあります。病気にならないようになるべく風通しの良い場所に置き、水は土の表面が乾いたらたっぷり与えましょう。ニチニチソウは本来は多年草ですが、寒さに弱いため日本では一年草扱いされています。冬越しさせる場合は、室内の日が当たる場所に置いて、室温を15度に保つ必要があります。
写真は、横長のブリキの器にポット苗を4つ並べた状態です。バランスを考えて配置してみました。このままでもしばらくは育てられますが、ビニールポットから出してしっかり植え付けた方がよく育つのでおすすめです。
黄色いルドベキアをメインに、反対色の青いアメリカンブルーを合わせ、白い小花のニチニチソウ夏花火を加えて爽やかなイメージを作りました。花の中心部の赤色も上品なアクセントになっています。カラーリーフには、ライム色の葉に白い斑が入るふんわりした小葉のミントブッシュを入れています。夏らしい明るく元気な組み合わせです。
一方こちらは、ニチニチソウ夏花火と、葉の形や色が異なる3種類のカラーリーフを合わせて涼し気な組み合わせを作ってみました。ここではニチニチソウ夏花火がメインになります。楚々とした可愛い雰囲気が好きな人にはこんな合わせ方もおすすめです。カラーリーフは丈夫なので夏も安心して育てられます。
普通のニチニチソウよりも小輪の花が咲く品種は、夏花火以外にもフェアリースターなど色々流通しています。色も濃いピンク、淡いピンク、ブルーなど様々あるので好みのものを探してみてくださいね。
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ニチニチソウ(日々草)
- ニチニチソウ(日々草)は、初夏~秋の長期間開花するキョウチクトウ科の非耐寒性一年草。本来は多年草ですが、日本だと露地では越冬できないため一年草として扱われるのが一般的です。ニチニチソウ(日々草)のひとつひとつの花は3~5日の寿命ですが、新しい花を次々と咲かせ、毎日花が絶えないことから「日々草」と呼ばれています。 多湿に弱い性質がありますが、基本的には丈夫で真夏でも花を休むことなく開花し続けます。咲き終わった花が自然に落ちて新しい花が開花するので、花がら取りの作業が必要ありません。ただし、落ちた花は定期的に処分したほうが病害虫の心配が少なくなります。 ニチニチソウ(日々草)は、種類が豊富な草花です。ピンク、白、赤、紫、グリーンなど色幅が豊富で、最近は複色カラーのものもあります。また、一重咲きのほか、八重咲きや花弁の縁がフリルのように波打つフリンジ咲き、小輪種など、咲き方も豊富で毎年新品種が作出されています。
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