常緑つる性!冬に花が咲くクレマチス”ウィンターベル”

大曽根百代
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種類の豊富なクレマチスですが、冬に開花する種類があるのをご存知でしょうか?
冬咲きのクレマチスは、春~秋にかけて開花するクレマチスほど種類は豊富ではありませんが、数種類あり、落葉するタイプとしないタイプがあります。今回は落葉しない常緑タイプの “アンスンエンシス” という品種の紹介をします。
クレマチス・アンスンエンシスとは
中国原産の、冬に花を楽しめる冬咲きのクレマチスです。開花期は12月~1月で、耐寒性も強く丈夫です。冬咲きのクレマチスは夏に葉っぱを落としてしまう品種もありますが、アンスンエンシスは夏も青々とした葉っぱを楽しむことができます。つる性なので、アーチやフェンスに這わせたり、鉢であんどん仕立てにしても可愛いです。
こんな花が咲きます
4~5cmほどの大きさの白い花で、質感はフランネルフラワーのようなお花が咲きます。釣鐘状の形をしているところから、”ウィンターベル” とも呼ばれています。下向きに咲き、蕾も実のようでかわいらしいです。
クレマチス・アンスンエンスの育て方のポイント
寒風にやや弱い性質なので、木枯らしなどに当たると葉が少し黒っぽく傷んでしまうのでご注意を。夏は直射日光に当てないように管理をしてください。病害虫は特にありません。
クレマチス・アンスンエンシス剪定時期
生育が旺盛で常緑なため、枝が混んだり伸びすぎてしまうことがあるかと思います。花が咲き終わった後に半分くらいの長さに切り戻すか、梅雨前に長く伸びたつるを短く切り詰めたり、混んでる枝をすくといいでしょう。枯れた枝や葉っぱも整理してください。花付きに影響しますので、剪定作業は梅雨前に終わらせるといいですよ。
冬咲きのクレマチスは、さみしくなりがちな冬にお庭をかわいらしい白い花が明るい雰囲気にさせてくれそうですね。こぼれ種でも増えるそうなので、地植えするとたくさん増えるかもしれませんね。